見習いコーチ、練習メニューを考えてみた。

#やってみた

 来週の小学3年生のミニラグビー合同練習のメニューを考えてみた。

 小学生のラグビーは、低学年(1、2年生)まではタグラグビーを実施する。そのために、中学年(3、4年生)になるとタグラグビーではなく、ミニラグビーをする事になる。大きな違いは、なんといっても、”タックル” が始まる。

 2022年4月から新体制になった。息子が3年生になるのと同時に、私も幼児・低学年のタグラグビーコーチから、中学年のミニラグビーコーチになった。ラグビー未経験者であるが、息子が年中からラグビースクールに入部し一緒にラグビーをしてきたので、ちょっとずつ理解してきた。が、タグラグビーを理解してきた程度である。

 現在は、ミニラグビーの見習い指導者として、中学年のコーチの皆さんに教えてもらっている。教えてもらったり、こうした方がいいとか、ああした方がいいとか、色々と考えながら、子供達が安全に楽しくラグビーというスポーツをして、体を動かすこと、汗を友達と流すことの大切さや楽しさを体験してもらえたらと思っている。

練習メニューは以下を考えている。

  • 体操。ストレッチ。体幹。

  • ランニング。ハンドリング。ステップ。

  • パス&キャッチ。ランパス。

  • タックル。ダウンボール。オーバー。

  • タッチラグビー

体操。ストレッチ。体幹。

 怪我をしないために体を温めていきながら、自分の体を少しずつ使い方を覚えていく。歳をとればストレッチの重要性や体の柔らかさの重要性は身に染みてわかるが、子供たちにこれを伝えるのは難しい。楽しく、ストレッチや体幹を鍛えるゲームみたいな楽しみ方が重要だろう。
 ラグビーの基本姿勢となる亀の姿勢は重要なので、反復して覚えてもらいたいところだ。

ランニング。ハンドリング。ステップ。

 ランニングは、色々な走り方を体で覚えてもらえると、色々な場面で使えるし、色々なスポーツで応用もできる。スキップ、サイドステップ、キャリオカ、などなど。
 ハンドリングほど簡単だけど難しいものはないと思う。持ち方一つで0.1秒以上の動作の遅れも生じる。繰り返し覚える必要があるスキル。無意識でキャッチできるようになるためには、有意識での集中した練習が必要だけど、なかなか集中してくれない。。。
 ボールを拾う動作も重要。拾う時の姿勢が全て。野球のキャッチとか参考になると思うが、どう練習に取り込むか。。。
 ステップは、天性の才能的に圧倒的に上手な子供もいるが、全く苦手な子供もいる。この違いが一体、人体のどんな能力に左右されているのか興味深い。学術的興味を覚える。一人一人の得意不得意があるので、一人一人にあった指導が本来は必要なのだろう。

パス&キャッチ。ランパス。

 下投げボーリング。下投げボール斜め。ボールを押出す。など手の動作の反復練習も必要だし、足の使い方やかだらの使い方も一つずつ覚えて、効率的に的確に狙ったところに投げれるようになって、楽しんでもらいたい。
 キャッチしてランパス。まさしくキックオフからの動きである。まずはキャッチに自信を持つことが重要と思う。みんなが「俺にボールが飛んでこい!」という精神状態にしてあげたら、とりあえずOKかと勝手に思っている。

タックル。ダウンボール。オーバー。

 自分がラガーマンでなかったために、何が痛いとか、何が怖いとかが、体験的に知らないため子供達の気持ちになった指導方法が難しい。そのために、積極的に子供達に混ざってタックルバッグにタックルしたり、体験しながら勉強している。まだ、基礎のスーパーマンから、バインドしてスクイーズしていくとか、目線を前、顔はお尻の横、腕は膝後をバインド、頭は逆ヘッドにならないとか、足をかくとかまでしか、理解できていない。
 ただ、注意したいのは、やっぱり安全面。経験者やコーチング資格を持っている他のコーチに怪我防止や安全対策については都度指導頂いているが、十分すぎるぐらいでいいと思う。やっぱ安全で正しいタックルを覚えてもらい、楽しいゲームができるようになってもらいたい。
 ダウンボールの3つの形として、シュリンプ、ロール、シックスがあるがまずはシュリンプ、シックスがあることを最近覚えたばかりだ。
 さらに、ダウンボールした後にオーバーがあるが、オーバーは教えるのがなかなか難しい。実際のプレイの中で、様々なダウンボールがあり、効率的かつ効果的に、オーバーをするタイミングや形や入り方が都度プレイの中で状況を見ながら勉強している。指導するのはもう少し時間が必要だ。

タッチラグビー

 やっぱり、試合が楽しいね!となるね。ただ、子供達は負けず嫌いなので、中々収集がつかないこともよくある。タッチラグビーはオーストラリアのラグビー選手たちがアップの練習メニューとして取り入れたのが始まりと聞いた。現在は世界大会もあり、日本は世界ランクの中でも案外強い。世界レベルのタッチラグビーの試合を見ると、非常にスピーディーで面白い。
 中学年(3、4年生)のタッチラグビーは今までタグラグビーをやってきて、タックルをするミニラグビーとステップを上げて行く途中の変化の中で、ルールが変わっていく中で、慣れていきながら、スキルアップしていく手法として非常に利用しやすいものだと思う。
 ロールボールなしで、オフロードを少しOKにすると、ほとんどタグラグビーと変わらない。これに慣れてくると、オフロードなしでロールボールのルールを加えれば、タックルなしのラグビーに近づく。こうやって徐々にタグラグビーからミニラグビーへの変化をタッチラグビーを介して、慣れて行ってもらえるといいと思う。


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