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ファイトニュートリエントとそのパワー

自らの力で動くことができない植物は、紫外線や動物、昆虫たちから身を守るために自身のパワーを進化させてきました。そのパワーは、ファイトニュートリエント。自然の力の醍醐味とは?

■ファイトニュートリエントの種類は、数千種類もある
主に植物が持つファイトニュートリエントは、自然界に数千もの種類があるとされ、今も自然界での発見が続いています。すでに確認されているファイトニュートリエントの中には、名前がつけられ、グループに分類されているものが多くあります。
よく知られるものとしてはポリフェノール、カロテノイド、イオウ化合物などのグループ。
これらのグループの中には、ポリフェノールなら、アントシアニン、カテキン、ケルセチン、イソフラボン、クロロゲン酸など。カロテノイドには、リコペン、ルテイン、ゼアキサンチン、カプサイシンなど。イオウ化合物には、アリシンやスルフォラファンなど。多くの種類が、それぞれのグループに含まれます。
また、ファイトニュートリエントは、その特徴的な色で分類されることもあり、緑・青(ケールやスピルリナなど)、赤(リンゴンベリーなど)、黄・オレンジ(かぼちゃ、大豆など)、白(マカやタマネギなど)、黒(ニンニク、昆布など)のグループに分けられることもあります。

■植物のパワーを、からだにとり入れる
人間の健康への、ファイトニュートリエントの関連が、現代では科学的に注目を集めるようになりました。ファイトニュートリエントは、今では第7の栄養素とも呼ばれています。
ファイトニュートリエントには、それぞれの特色があり、健康や美容をサポートすることが期待されています。
日々の食事で、野菜や果物から、ファイトニュートリエントをからだに取り入れたいものですが、野菜が不足している人も少なくないようです。 ※  日々の食事が、からだをつくっています。サプリメントなども上手に活用して、ファイトニュートリエントに目を向けていきましょう。

※令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要、1日の食事での野菜の摂取目標は350gですが、70〜80g不足している方が多いとの調査結果。


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