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【日記】初めて完まくできなかった日


また町田商店行ってきました。


お昼時に行くと人がすごいので、15:00ごろに来店。


で、これくらい時間ずらすともうお腹もペコペコなもので。

塩豚骨大ライス大をオーダー。

それに何を思ったか、麺増しトッピング。


「ラーメン大に麺増しですと特大になりますが、それでもよろしいですか?」

ああそうか、特大ってのもちゃんとあったのか。見落としてたな。


「はい。特大でお願いします


…これが悲劇の幕開けとなろうとは。


数分後、カウンターに運ばれる塩豚骨特大


もう、

丼見た瞬間の絶望よ。

意思さえあればここで入水自◯できるぞってくらい丼がデカいんですよ。


『料理で感動を与えたい』って人いますけど、

少なくとも料理で恐怖を与えることはできるんだなって思いましたね。


この量の町田商店濃厚スープ。

『脂』が過ぎる。


もうこれで完まくを考えるのはあまりに楽観的と言わざるをえない。

今はただ、生きて帰ることだけを考えろ。


意を決して、丼に箸を入れる。

ぬぷ。


ギッシリ麺入ってるぅ……!


麺増ししたんだから当たり前だろ。


わざわざ麺もご飯もマシマシにしたんだ。

これは引くに引けない…まさに不退転…!!


しかもマズいことに、

恐怖で胃袋が縮み上がってしまっている。

一口目から入っていかない…!!


とりあえず少しずつご飯茶碗の上に麺をバウンドさせ、咀嚼…!


ABURA~~~~~~~~!!!


こんなすごかったっけ、脂…!


口をモムモムしながら、ピッチャーのお水で流し込む。


麺。

水。

麺。

水。


麺、

麺、

麺…!!


麺が多いぃ………!!


いかん、目の前がチカチカしてきた。

何のチカチカだコレは。


血糖値尿酸値コレステロール値etc…

体内のいろんなメーターがものすごい勢いで振り切れていくのを感じる。


朦朧とする意識で何とか麺と具を完食。

もうこの時点で褒めてほしい。


残ったのは汁に浸ったご飯大盛。

完全なる死体蹴り。


もはや脂粥となった大盛りご飯を前にして、

想像を広げる。


…僕は病床の少年。

小さな頃から身体が弱く、片田舎のサナトリウムで生活している。

優しいお母さんが、ベットの横で


「優…少しでも食べないと体に悪いわよ?」

と言ってお粥を差し出してきた。


…母さんを心配させちゃいけないな。


スプーン (レンゲ)でお粥 (脂粥)を掬い、一口…



病人にこんな強いもん食わすな…っっ!!!(錯乱)



ダメだ、もうこんな小細工が通用するレベルじゃない。

幸い客は少ないし、少し休憩を入れるか…

と、ピッチャーに手を伸ばす。


カラカラ…


…あれ?

ピッチャー、空っぽじゃん。

カウンター席で、このピッチャーからは僕しか飲んでないはず。

しかも確か店員さん、僕が席につく時に満杯のピッチャーに変えてくれてたぞ。



…え。

僕、ピッチャーの水一杯分全部飲んだ…?


いやいや確かに、胃に流し込もうと思ってガブガブ飲んでたけど。

気になって同じ型のピッチャーを検索してみた。



内容量1.7L。


死ぬって!!!


脂で死ぬ!水で死ぬ!!

多角的に死ぬ…!!


今ここで死んだら何死?

不可解すぎて法医学が動くぞこれは。


券売機で『塩豚骨』『大盛』『麺増し』のボタン押してるところでLemon流れてくるでしょ。 (全員アンナチュラルを見ろ)


あの日の悲しみさえ

あの日の苦しみさえ

その全てを愛してた

貴方と共に

脳内でサビ流しながら、ヤケクソで残りの脂粥も完食。


ややフラつきながら、

スープを完まくできなかった謝罪も込めた「ごちそうさまです」を放ち退店。


ナトリウムだか何だかのバランスが崩れたのか知らないが、

胃袋パンッパンなのに、

めちゃくちゃ生クリームが食べたい…!!



という感じで、脳も身体もめちゃくちゃにされた日でした。

次からはラーメン並とご飯並でいいや。


追記


ラーメン(大)
ラーメン(特大)


前回食べた(大)サイズとの比較。


茶碗やチャーシューを見比べてもらえればわかると思うが、

笑っちゃうくらいデカい。

こうして見ると、スープは無理だったとはいえよく食べ切ったな。

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