見出し画像

【カンボジアの学校へ行こう!34】 #再発見ナガサキ#歴史ロマンと学問#熱血先生応援プロジェクト(空回りしない)

■ 長崎出身者が長崎と再会

なんとなく時間だけが過ぎているように感じていても、今更数えてみると30年以上が経過している。帰郷しても、すっかり自分が”お客さん”扱いされてる事に、少々の心地よさを感じつつも、かつての同胞たちの"普通"の振る舞い具合に羨ましさも感じる。

カンボジアの教育支援活動では、コロナを挟み、4年ぶりに日本研修を「長崎」で実施した。それに加え、幸運にも「長崎」で行われた保健財団主催の国内保健人材育成研修に参加する機会を得た。両研修のために改めて「長崎」について調べる結果となり、そこで改めて故郷のポテンシャルを思い知ることとなった。

■ 日本における近代医学発祥の地としての長崎

南蛮貿易から鎖国時代の出島の存在は、歴史的にも特異な環境であることから、その名残として長崎大学医学部には日本で唯一の「熱帯医学研究所」があり、そしてコロナが突きつけた感染症対策の最前線「高度感染症センター」がココにある。

■ 世界の未来に向けての医学研究の中心

また、開国後の産業の中心として発展した歴史は、そのまま軍事産業の中核となり、奇しくもその結果、史上最後の被爆地となった。今、ウクライナや中東で不安のましている核兵器問題に対しても、「原爆後医障害療研究所」による研究と、その存在は世界的にも偉大だ。

■  そんなこんなで。。。

治療業に始まり、伝統医療を介して国際協力の世界に身を投じたことから、アレやこれやで、今や教育支援活動をするようになり、保健教育の関わりから、地球を一周まわって故郷にご縁をいただいた。もちろん、こんな短期間で学べるほど、長崎学は容易ではない。先ず出来ることとして、数年前に読みかけとなっていた司馬遼太郎の「胡蝶の夢」を買い求め、歴史のロマンに身を寄せることにした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?