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老の未来

ホームセンターで子どもが乗るみたいな、車輪のついたコンテナ椅子を買った。
膝痛がある人はこれに座ってガーデニングや農作業をすると楽なのだのいう。

それで、今朝使って草取りをしてみたけれど、方向転換の時にけっきょく立ち上がらなくちゃならなくて、まどろっこしいので乗り捨ててしまった。

杖のようなものを準備すれば良いのかな?

強い痛みがあれば草取りもガーデニングもできなくて、それでは困るというか病人だ。

病人ではないけれど何処かしか身体に不都合がある、これからはそういうのが常態になっていくのだろう。


そういえば先日社協にて、某ボランティア活動のスキルアップのための講習に参加した。

講師は一回り以上年上の男性で、言い間違いや勘違いが多い。
理解力が低下しているのか受講者の質問の意味も正確に聞き取れないようすで、トンチンカンな回答を述べる。

他になり手がないのか、後進に道を譲らないのか、ボランティア活動の講習だから社協はこんなものだと思っているのかわからないけれど、来たるべき自分自身の行末と重ねてしまった。



人生百年時代ということらしい。
心身ともに健やかに過ごせる期間をできるだけ長くするために、目標を掲げやりがいの持てる趣味や社会貢献を推奨される。

六十五歳になったのでシルバー人材センターに登録をしに行った時のこと。

先に手続きにいらしていた八十代と思しき二人連れの女性の、職員とのやり取りを見聞きして訝った。

こんな簡単な手続きすら噛み砕いて説明されてもなお理解に手間取るというのに、この方々にできる仕事があるのか?

高齢だから割り引いて補助や支援を受けながら働くのであれば、それはそれでまた意味のあることだろうが、人材として社会貢献するのとは種類の異なることではないのか。

職員の対応は手慣れたものではあったが、言い方は悪いが子どもをあやすような口調には当事者でないが辟易した。

その後で、私に対しても同じような接し方をしてこられたが、わざわざ必要以上に(笑)毅然とした態度を示した成果か、サッと切り替えられた。

そしてこともあろうか、ため息混じりに私にこぼした。

ああいう(先客のような)お年寄りばかりです。その応対をするのが仕事になっています。

これは…
改善すべき問題に思うのだけれど、何をいったいどうしたら良いのか。

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