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奥出雲原たたら跡地『TATARANOIE』

紅葉には早いですが、風がなく気温も高いバイク日和、ということで奥出雲方面に出かけてきました。

奥出雲はそのままの里の風景が絵のようなすてきなところです。

地域のほとんどが森林で植生はブナなどの落葉広葉樹林、冬は雪が深いので傾斜の急な三角屋根の家屋が点在し、なだらかな丘陵に棚田が広がる美しい景観です。
県内外から森林浴やキャンプを楽しむ人が訪れます。

古くから栄えた、たたら製鉄に由来する資源循環型農業システムが実現されていて、仁多米ブランド米、椎茸、出雲蕎麦、出雲和牛の特産品が地域経済を支えています。

今日は船通山に近い追谷の原たたら製鉄跡地にある、ト蔵家TATARANOIEで奥出雲の食を満喫しました。


右上から時計回りに、トマトのスムージー、ヤマメの塩焼き、割り子蕎麦、舞茸の味噌汁、仁多米白ごはん、蕎麦豆腐、野菜の天ぷら

地場産トマトのスムージーはそのままトマトの味と香り、あっさりとした美味しさです。

ヤマメの塩焼きはパリパリの皮にふんわりとした身、川魚は珍しさだけで大満足。

名物割り子蕎麦。さすが産地、蕎麦を殻ごと挽いた十割蕎麦は香りが立ち歯ごたえ抜群、出汁の加減も甘過ぎず濃過ぎず美味しかったです。
蕎麦湯も出してくださったので出汁を入れて味わいました。

味噌汁はいりこのお出汁が後を引く、舞茸と大根の具でした。

源流仁多米ご飯、我が家より少し柔らかめの炊きかげん、これだけでも充分すぎるご馳走。

蕎麦豆腐というのを初めて食べました。
とろけるほど柔らかくて、白いのは意外でした。

サクッと野菜の天ぷら、エゴマの葉かな?クセのない感じ。お花の天ぷらが目に楽しい。

店の入り口で電動石臼が蕎麦の実を挽いていました。

蕎麦の実を挽く電動石臼

ここはト蔵家 原たたらの跡地で、店の周辺にはその名残りがあります。


水車
稼働していました。
頒功石
手前に供えられているのはケラ(鉄の元)
御神木の桂
鉄池
ここで鉄の元(?ケラと言います)を冷やしたんですね〜
現存するのは唯一とのことです。
湧水、飲料可
 水質調査票が掲示されています。
奥に水源の小川があります。
紅葉が始まっています
白やぎさんと黒やぎさん
御神木を下から撮ったところ。
大き過ぎて全体が撮れません。

原たたら跡について、こちらでとても詳しく解説されています。

これから秋が深まるに連れ、里山はいっそう美しく染まります。
来月開催予定の新蕎麦まつりもぜひ、訪れたいです。

最後までお読みくださりありがとうございました。











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