見出し画像

三年前とは気持ちも状況も変わる

ゴールデンウイークもお片付けは絶賛進行中である。

三年前に三男が戻った際にも不用品を処分したが、あの時には捨てる気持ちになれなかったものが、もういいだろう、と切り替わった。
棄て時である。

少しでも迷ったら保存するのがマイ・ルールなので、あとからなんでこれ、取っておいたかなあ?と不思議なことがある。

仕事で、高齢者が入居している施設を訪ねると、かなり年代物の衣服をお召しになっていることがある。
古いデザインだけれど傷んではおらず、上質ではある。
おそらく、上質ゆえ処分できず保管してあった古い服を、施設から着替えを持ってくるように要請された家族が箪笥の奥から引っ張り出したものだろう。
たいてい、キーパーソンが夫か息子である。
娘さんであれば、高価でなくても少しきれいな色の新しいものを準備する。
私には娘がいないので、いくら高かったものでも古くさい服は処分しておかなくては!?

三年前に実家を片付けた時に、こんなにストックしてあって、死ぬまでに使い切れるつもりだったのかしら?と呆れた負の遺品がいくつか(も)あった。

その中の一つが浴用固形石鹸だ。
よくある、見慣れた青いパッケージの箱が山ほどあった。
かつては気軽な贈答品だった。

腐るものではないのを捨てる気にならず持ち帰った。
とは言え、顔はフェイシャルソープで、身体はボディソープで洗うから、石鹸はなかなか減らない。
私たちの遺産になるかも…

と思いきや。
お掃除のスペシャリスト茂木和哉氏のピクがInstagramのオススメに上がってきた。

なんと、石鹸を水に溶かした石鹸液で床掃除をするというものだった。

石鹸はあと拭き仕上げをしなくても成分が残りにくいのだそう。
これはズボラな私にうってつけのお掃除術ではないか。
しかも、石鹸は売るほどあるのである。

天国の父に手を合わせた。

※ヘッダー画像はぷらいまり。さんよりお借りしています。
ありがとうございます♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?