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本棚にPOPカード

私の勤務する学童クラブでは、学校から戻ると宿題タイムが約三十分あります。
学年やクラスや、その日によっても宿題の量が違いますし、さっさと済ませる子もいれば、なかなか取りかかれない子がいたり、勉強の理解度、得意不得意科目に左右されたりで、終わる時間はさまざまです。

時間内に終わらなかった子は、おやつの後の外遊びの時間を使ってやらせることもあります。
終わらなかった理由によって必ずではありません。
一生懸命がんばっても、できない時もあります。

早く終わった場合は、写し絵といって、アニメなどのキャラクター塗り絵の本をモノクロコピーしたのを色鉛筆で塗るか、自学(公文の宿題をする子もいます)、または読書をします。

学習室の壁面の一部が本棚になっていて、コミック本、図鑑、なぞなぞ、折り紙やあやとりなど工作の本、児童書、ジブリなどのアニメ本などなど200から300冊あるでしょうか…

宿題が済んだらそこで本を選ぶのですが、本好きな子はあまりいなくて、本を選ぶつもりで集まって、そこで雑談が始まってしまうこともしばしばです。

コロナ禍のおり密を避けるためにも、本棚のあたりで時間を潰さないようにその都度注意をしています。

春休みにふと思いついて、新三年生に、本屋さんみたいなPOPカードをつけてみたら?と提案しました。
どんなものだかわからない、というので、色画用紙を吹き出しに切り取って、一枚作って見せました。

すると、三年生の女子児童が主体になって、次々にオリジナルデザインのPOPカードを作り、自分たちで適切と思う場所に、テープで貼り付けました。

『せんせいおすすめ』とか『あたらしい本』などと、キャッチャーな言葉をカラーペンで書き分けてありました。

POPカードがあると、どこにどんな種類の本があるか一目でわかるので、本を余り読んだことのない子が自分の好きな本を探す参考になったと思います。

半年以上過ぎましたが、古びたり破けると直したり新しく作ったりして、POPカードは継続されています。

しぶしぶ読書をする子でも、なんとなく楽しいコーナーだと感じてもらえたら良いなあと思っています。


※怪獣の着ぐるみの画像は たかのやまひろとしさんよりお借りしています。
ありがとうございます♪


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