俺が俺をクソだと呼ぶ理由

お久し振りです。…今の挨拶はこの画面に対して言った物です。只野御宅です。自分の事をクソと呼ばない事が生きる条件になったのですが、何故俺はこのプロフの儘にしているのか、今日は其の理由について考えてみる事にしました。

少なくとも同じ様な事をしているお方を俺は一人知っています。「クソ妄想垂れ流し」という題名を言えば思い出すことでしょう。酔拳使いという名前を知っていますか。あのお方とお前なんかを比べられるもんじゃねぇ、と貴方は言うかも知れませんが、彼(彼女?)の漫画の説明欄にも、「クソ妄想を垂れ流すとこ」としっかり記載してあります。俺はこの漫画をある日偶然開いた瞬間から、自分の人生が少し変わりました。其の内容はクソの一言で片付けられる物では無く、もし一話でも読んでしまえば最後、全話見切る迄読者の興味を掴んで離さない物になっています。実際俺はこの漫画を開いたその日の内に全て読み切りました。

この作品は幾つかの短編で構成され、その短編が10ページ前後の部に分けて描かれています。然しその部毎にしっかりオチが付いて尚且つ続きが気になり、そのまま次の話に行き、また読んだら気になって…、気づけば2時間経っているという事が普通です。(経験談)何故そこまで夢中になるかと言われると、やはり話が綺麗に纏まっているからでしょう。そしてその話全てがぶっ飛んでいる。主人公はハゲの(<●> <●>  )、非常に忠実な現実世界を舞台に絶対に有り得ない設定を捻じ込み、何コマ進んでもカメラワークが変わらない画面の中に強烈な一言や、小説の様な深い物語を描いて行く。オマケにお世辞にも上手いとは言えない絵を描かれると、「小説でいいじゃん」と言いたくなりますがよく考えるとこの話は、漫画でないと読者の中に実体験したかの様な感覚を覚えさせる事が出来ない。ここまで読めば、  貴方も如何にこの漫画が素晴らしい物なのかお分り頂けるかと言いたい所ですがそれも違う。

本題に戻ると、俺は自分の事をクソと呼ぶと死ぬ病気に罹っているのに何故今死んでないかという話でした。然し俺はただプロフに書いているだけで、その文面は現実の俺に何も関係無いと言えば如何でしょう。このアカウントを作る以前から、俺は曲を作って投稿する事をしていました。その時最初に考えた事は、「俺じゃ無い物を此処に作ろう」という事でした。思ってもいない事を表現するのとも違う。其処に在るのは過去の自分の事であったり、俺の思いから一つ離れた所に在る事であったりしたら良いなと考えていたわけです。このアカウントを作る時も同じ事を考えていた、とは言い難いですが、書いた記事を見返した時に今見ている俺の考えとは違う物を書いていた事が何度かありました。そうすれば其の書いた記事はクソ同然にしかならない。俺にとっては要らない物になってしまう。と、今では思います。だから最初に「クソ」と呼べば、俺は過去に囚われずに生き続ける事が出来る。

出来るか?いや本当は出来ないだろ。

アカウントを「クソ」と呼び、其れを今の自分が使って記事を書くなら、自分もその瞬間からクソになる事を受け入れている。

過去の保存と過去からの逃避を一緒くたに俺はしている。

一つだけ言える事がある。

本当に「クソ」=「悪い」なのか?

今迄、「クソ」という概念の決定を読者に任せていたが、其れは自分の評価を他人に任せていたんじゃないか?少なくとも今の俺はそんな事は絶対したくない。なら「クソ」って何なんだ?俺には未熟という言葉も最低という言葉も受け入れられ無い。自分語りと言われても書き続けたいなら、本当に他人の評価を受け止めるか自分一人になるかの二択しか無かった。「クソ」って何なんだ?「過去に自分が考えた事」じゃないのか?だって良い悪いを自分のアカウントの中で決めないならそれだけで充分だろ。   良い悪いを放棄する事は最大悪で、良い悪いを決めつける事も違うなら、ただ其の本質を定義する事だけが残るだろ。俺はこのアカウントは「過去に自分が考えた事」で、もう其れを「クソ」と名付ける事しかしない。

そういえば、「クソ」って元々便の事で「悪い」なんて意味は何処にも無かったよな。


という事で今回は完全に後半自己紹介パート2の様な内容になってしまいましたとさ。ただ、最近自分の中に変化があったのでこのアカウントにも変化が無いとなるともう続けられないなと思っていたのでこの様な内容にしました。俺の読者の方で、この記事を最初に読ませてしまったら申し訳ないです。普段はニコニコ漫画のおすすめ作品を紹介するモノ書きモドキです…。

まぁ何が言いたかったというと自分を悪く言うのは良くない、というのを俺が学んだ所じゃあこのアカウントどうするよ、っていう葛藤を今ここで繰り広げちゃったわけですね。そしたら俺は最初から「クソ」という言葉に悪いだけの意味を持たせてたかなっていう疑問が生じて其れを起点に今のアカウントの意味を再解釈してどうたらこうたら……あっもうこの辺で辞めますね。この話は完全に俺の問題なので。

まぁ皆さんがこれを読んで、何か考えが浮かべば俺は本当に嬉しいです。ところで、書いてる途中で思い出した話が一つあって。

「気づかないでいれば何でも出来ちゃうBくん」の話なんですけど。




只野御宅

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