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美術館との距離。

美術館に行くという行為が、ちょっとそこまで買い物に、みたいに生活の一部になるには、日本であとどれくらいかかるかな。

神社やお寺にお参りするみたいに、お散歩に行ったり、お花見をするみたいに、そういう感覚でふらっと行って、帰ってくる場所になるには、どうしたらいいのだろう。

常設展をもっと身近に感じられる場所があればいいのかなあ。お金を払う、となると、やっぱりそれだけでイベント化してしまうし、こちらも価値を求めてしまうし、大英博物館みたいに無料で入れる場所を提供したり。

音楽も芸術のはずなのに、何が違うんだろう。ライブハウスやフェスみたいに、現代アートに簡単に触れられる場所がたくさんできればいいのかなあ。ギャラリーや芸術祭がそれを担っているのかなあと思うけれど、売るものが一点ものだったりするし、CDみたいに量産できないし。ポップスか否かみたいな話になっちゃうのかな。美術品は、投資する資産でもあるから、ある程度敷居も高くなくてはいけないのかなあ、そもそも。難しい。

高校生の頃、美容院で、明日、美術館の企画展に友達と行くんです、っていう話をしたとき、美術関連の学校なの?って言われたことをふと、思い出した。全然違うのにね。


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