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調教診断マガジン

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JRAレーシングビュアーの調教VTRを通じて得られた視覚的情報を言語化してお届け。時計はいいが動きは悪い→具体的にどういうアクションを指して悪いと判断したのかなど調教の見方や意図…
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2020年2月の記事一覧

中山記念当週追い切り診断

中山記念当週追い切り診断

3/1(日) 中山記念(GII) 中山 芝1800m

春は香港チャンピオンズマイルを目標とするインディチャンプを筆頭に、連覇のかかるウインブライト、今後の目標は今回の内容次第と本心を明かさないダノンキングリー陣営などなど、小頭数とはいえ多彩なキャラが集結した今年の中山記念。

中山芝1800mといえば、フラワーC、スプリングS、中山牝馬Sなどが該当するも、フラワーCでいえば桜花賞、スプリングSで

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阪急杯当週追い切り診断

阪急杯当週追い切り診断

3/1(日) 阪急杯(GIII) 阪神 芝1400m

昨年は大外一捲りの競馬でスマートオーディンが鮮やかな復活V。
4角から直線に向くまでの立ち回りは、3歳時の毎日杯を髣髴とさせる走り。
色々噛みあったとはいえ、良馬場の阪神コースはやはり走る。

また、当時の最終追い切りを振り返ると、1着のスマートオーディン、2着レッツゴードンキ、3着ロジクライは揃って栗東坂路で鬼時計をマークしていたわけだ。

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中山記念1週前追い切り診断

中山記念1週前追い切り診断

ドバイ遠征組にとっては、実戦を介した「調教の場」くらいにしか思ってないであろう中山記念の季節が今年もやってきた。

2017年リアルスティール(2番人気)が58Kで8着。

2018年ペルシアンナイト(1番人気)が57Kで5着。

2019年ディアドラ(1番人気)が54Kで6着。

お、ペルシアンナイトはドバイ遠征組ではないものの、レースを振り返れば、その位置じゃ厳しいでしょうなという内容でしかな

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フェブラリーS(GⅠ)当週追い切り診断

フェブラリーS(GⅠ)当週追い切り診断

アルクトス(牡5)
美浦/ポリトラック
・田辺騎手の僅かな重心移動に即反応しギアチェンジ
・画面越しに肌艶の良さが伺える
・正攻法の競馬で勝ちにいけるほどの風格は感じない

インティ(牡6)
栗東/坂路
・一週前に比べて明らかにスイッチが入ったパワフルな走法
・助手の重心の位置が僅かに後方にあったように、ハミを噛み気味
・ラスト1Fで若干気を抜いた節あり

ヴェンジェンス(牡7)
栗東/坂路
・こ

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フェブラリーS(GI)1週前追い切り診断

フェブラリーS(GI)1週前追い切り診断

インティ(牡6)
栗東/坂路
・手前を一度も替えず、終始左手前で登板
・真っすぐではなく、徐々に右方向へ進路が流れていた
・体全体ではなく、どこかかばったようなぎこちないフォーム

ヴェンジェンス(牡7)
栗東/坂路
・手前を一度も替えず、終始右手前で登板
・鞍上がさほど促していないとはいえ精彩さを欠いたフォーム
・25.1→12.8の減速ラップ

キングズガード(牡9)
栗東/CW
・なぜCW?

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