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ジャズ界きっての公爵(デューク)に呼ばれた話

こんにちは。ただのジョンと申します。

昨日、久しぶりにCDショップへ行ってきました。

今回はそのときのことを書いてみます。

0時(お昼)を告げる鐘の音に導かれ

お昼を過ぎて、ふらりと入ったCDショップ。

最近はどんな買い物でも、買いたいものを決めて訪れることが多いですが、予期せぬ出会いがあるのがお店の楽しいところです。

その日は目当てのCDが入荷しておらず、手ぶらで帰るのも勿体無かったので、何かレコードを買って帰ることにしました。

せっかくなので、買ったものを紹介します。

・Bob Dylan 『Bringing It All Back Home』

・Norah Jones 『Pick Me Up Off The Floor』

・Duke Ellington 『Midnight in Paris』

次に、なぜこのレコードを買ったのかお話します。

ジャズ・ストーリーは突然に

実は、デューク・エリントンのレコードはもともと購入するつもりではなかったんです。

ジャズのコーナーを何気なく見ていたところ、マイルス・デイビスのレコードが多くあったのでどれか一枚選ぼうと思っていました。

レコード買ったことがある方にはお分かりいただけると思うのですが、レコードを探すときって、ボックスに入ったレコードを指でパタパタ倒していくんですね。

そのとき、ボックスの内側に突っかかりがあって、それに気づかず探していたところ・・・

「あっ!!!」

レコードが一枚、突っかかってしまったのです。気づけども、時すでに遅し。ジャケットの右側角が、ぐんにゃり曲がっていました。紙ジャケットって薄いものだと簡単に折れ曲がるんですよね・・・

そのジャケットを曲げてしまったものが、デューク・エリントン『ミッドナイト・イン・パリ』でした。

同名タイトルで、ウディ・アレンの映画がありますね。小説家の青年が0時の鐘の音で、昔のパリにタイムスリップしてしまうお話です。

恥ずかしながら、僕はジャズに詳しくありません。しかし、彼の存在や、彼が残した作品の影響力は偉大なものらしく、その影響はジャズ界に留まらないと言われています。マイルス・デイビスもエリントンに対して大きな敬意を抱いていたようです。

収録曲についてわからないまま購入したのですが、B面にはエディット・ピアフが歌っていることで有名な 『No regrets(Non,je ne regrette rien /水に流して)』も入っていました。映画「インセプション」で夢から醒めるときに使っていた曲です。

出会いは偶然に訪れたものですが、おかげで彼の演奏する曲をめいっぱい楽しむことができました。

今思うと、「マイルスではなく、俺(デューク)を聴きな!」という彼からのメッセージだったのかもしれません。

(おわり)

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