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娘の心変り。それは寄り添ったから?

ビブリオバトルってご存知ですか?
どうも自分のお気に入り、オススメの本をプレゼンし合う戦いみたい。

末っ子(中1女子)がクラスの班でこのビブリオバトルをしたところ、班代表に選ばれてしまったらしい。
しまったらしい、なんて表現変だよね、でも娘にとってはとんでもない災難だったよう。
娘は私にこう言ったのだ。

「どうしよう、ママ、これでまた選ばれてクラス代表になっちゃったらさ、私全校生徒の前で話しなきゃならなくなるよ。
それだけは絶対やだ!」

そして

「ねぇ、どうやったら選ばれないか一緒に考えてくれる?」


なんてシャイな。
普通は選ばれる為に頑張るのではないのか?
しかし我が家のお子達、授業中挙手さえもしないのだ。
答が解っていても。

目立ちたくないのだ。

そんな子供のキャラを知っていたから
選ばれたらいいのに、という私の思いを呑み込んで私は言った。

分かったよ、考えよう。


まずは
娘の書いた文章を見せてもらう。

素、素晴らしい…
親バカだけど、
非の打ちようがない。
そして私もその本が読みたくなった。

ダメだ、文章はママには変えてあげられない、不自然になっちゃう。 
これはもう、話し方で勝負だ。
、と伝え、選ばれない話し方を2人で考えてみた。

下を向いてポソポソ喋る
めっちゃ早口でまくし立てる
暗~く小さな声で話す
途中で盛大に咳き込んでみる
途中でトイレって言って退場する。

もはやお笑い。
えーそんなんありー?なんて言いながらゲラゲラ笑った。

寝る前娘は壁に
「ビブリオバトル
絶対に選ばれませんように」
とデカデカと書いた紙を貼りつけていた。


次の日の朝。

「ママ、来て」
と言われ、娘のところに。

娘はいささか神妙な顔をしてこう言った。


「朝ね、私のビブリオバトルの文章を添削してくれた友達からのラインをもう一度見返していたんだけど。
優勝レベルだって書いてくれてた。
…。」

通う中学校が違う娘の友達。
読書感想文で毎回選ばれるくらいの才女で娘はその友達に文章を添削してもらっていたのだった。

娘は何か言いたそうに黙っている。

あれ、心変わりし始めてる?
真剣にビブリオバトル、したくなり始めてる?


私は娘にこう言った。

スラスラって書いた文が優勝レベルなんてさ、これぞ才能よね。
それをさ、苦労して選ばれないように頑張るなんてさ、不自然よね。
選ばれるとか選ばれないとかこの際考えないで、正々堂々と話すのもアリよね。


娘の表情がパッと明るくなり、背筋がシャキーンとまっすぐになった。
そしてこう言った。

「私、普通に話すわー!」

そして覚えたての推しの曲の振り付けを踊り始め、ご機嫌に登校していった。

もしもクラス代表に選ばれたとしても、全校生徒の前で話すことは断るつもりみたい。
そういうのもアリなのね。


それにしてもなんで心が変わったのかな。

聞いてないから知らんけど。

娘の意向に寄り添い、選ばれない方法を一緒に考えたから、気がすんだのかな。
それとも自分の持つ自然の力を封じる事に違和感を感じたのかな。

今日、娘が学校から帰ってきたら聞いてみよう。
もしかしたら、クラス代表に選ばれちゃって、心乱れて聞くどころじゃなくなってるかもしれないけどね。


なんにせよ、GOOD LUCK!


幸せなママがいっぱいの世界を見たい!子育て・妊娠・出産アドバイザーただのかおるです!

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