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したいことをする時、命をけずる事もある。

今まで生きてきて、人生上1番エネルギー注いだことはなんでしょう?



自分の人生が終わるとき。
やりたいことをしてこなかった後悔を感じる人が多いようです。

 

私には4人の子供がいるのですが、4年半ほど前に、4人一斉に不安定になった時期がありました。

トップバッター長女がひどい引きこもりになったとき。 

今まで子供の気持ちに寄り添わなかった自分を猛反省し、子供の求める事は何にでも応えると決意しました。

何か私に出来ることある?と聞くと
「うーん、あっちにいってもらうことかな。」
なんて答える長女でしたが
少し経って長女が私に求めた事は
真夜中の散歩のお供でした。
家を出る時間は夜中の1時。帰るのは2時か2時半。

住んでる所が都会だったので運良く危険はなかったのですが
フルタイムで働く私にはキツく、ものすごい睡眠不足になりました。
職場で居眠りしたりして。
私のそんな状況を知る何人かの同僚には、本気で私の身体を心配され、身体を壊すから寝なきゃダメだって言われました。

私はそれでも、寝ませんでした。
長女に付き合いたかった。
今まで子供に寄り添うことすら思いつかないひどい親だったから
どんなことでも付き合うと決めていたのです。

その時、私は自分の身体に対してどう思っていたかというと

私は死なない。

でした。
そう固く信じていました。
そんなはずないでしょ!なのにね。


真夜中の散歩は、娘の気分で行っていたので毎日ではなかったけれど、それは2ヶ月位続き、その後ぷつっと行かなくなりました。

少しずつ、私は自分を大切にする事へ考え方が変わっていったのと
何より長女が真夜中の散歩を必要としなくなっていったのでした。理由は聞いてないので分かりません。

その頃の私の事を思い返すと
よくやったな~って思います。

子供を救いたい。

この思いしかありませんでした。

他の3人の子供の欲求にももちろん応える事を頑張りました。


身体をはって、命をけずっての対応でしたし
私の身体を心配してくれての助言もその時は全て受け入れませんでしたが…
あのときの自分がした事は今振り返っても全く後悔していません。
むしろやってよかった!
清々しい気持ち。


今は情報が溢れ、知識も豊富だから
私達は最初からお利口に生きられるし、
賢く生きられますよね。

自分で考えることなく、自分にいいことしてあげられます。一般論的に。

でも、いくつになっても
頭で生きるより情熱で生きる事を忘れずにいたいです。

それが重なって
未来、自分の人生を振り返ったときに
自分、よくやった。
思い残すことはない。
って思えるのかもしれないから。




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