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愛する息子と過ごす時間。

もし
後1日しかこの世で過ごせないとしたら、何をしますか?


私は大好きな人と過ごしたいな。


今の私にとって、私が一緒に過ごしたい大好きな人、それは私の子供達!


私から離れていくであろう時が少しずつ近づいている思春期の子供達。

ベタベタはもう無理だろう、でもただうちの中にいるだけでいいんだ。


私には、学校に行かなくなってもうすぐ4年になる小6の息子がいる。

最初、私は皆に合わせることがいいと思っていたし、学校に戻ってくれた方が私の親としての体裁もよかったのかな。私が安心したかったから息子に学校に行けってよく責めてた。

今じゃそんなこと全くなくなった。息子の気持ちにたてばたつほどそんなこと言えなくなった。

今じゃその息子はのびのびとうちに居る。めちゃ居心地よさげ。

パワー出てきたから暇をもて余しているけどね。彼の外に出るやる気が出るまで後もう少し。どう変化するのかな、その時を楽しみに待っているところ。


そんな彼と平日、ずっと1日過ごせるときが来た。私の仕事が平日に1日休みとなったのです。

私には後他に3人の子供がいて、フルの仕事もやっているから彼とどっぷり二人で過ごす時間を作ることがなかなか出来ない。

だからその日は、この息子と1日過ごす。彼の欲求に全て応えるっていう日にしてみました。


息子は料理が大好き。

私が1日いるから、彼は作りたいと思っていた料理を作るのを楽しみにしていたみたい。料理するぞーって宣言してた。
いつも、私がいないときでも料理してもいーよって言ってるけどしない。
きっと火が怖いんじゃないかな。


8時に起きてきて、自分の朝ごはんを作り始めた。目玉焼きに厚切りベーコン、そして白飯。私はそこにツナサラダを添えた。

食べ終わったら
ジャガイモの下ごしらえ。
ポテトチップス作りたいんだって。

皮ありチップスと皮なしチップスの両方。

ピーラーを扱うのに悪戦苦闘しながらスライスしてあく抜き。


そしてユーチューブ。
観てる間ずっとそばにいて手を繋いでた。


ジャガイモの下ごしらえが終わったら油で揚げて青のりと塩をかけてポテトチップスの完成。すぐ食べずに家族みんなが帰ったら振る舞うというのでタッパーに入れました。


お昼前になったので今度はお昼ごはん作り。私の分も作ってくれるそうで。出来上がりをみせて驚かせたいから作っているところを見るな、隣の部屋に行けって指示された。

息子が頭にタオル巻いて、汗をふきふき作ってくれたのが、照り焼きソーセージご飯卵黄添え。
あさげの味噌汁。

甘辛く焼いてあるソーセージとご飯が絶妙なコンビで美味しかった。

私は幸せ者だな、こんな息子がいて
と言ったら「死ね」と言われた。

我が子達の、ママ大好きという思いは、「死ね」という言葉に置き換えられています。


その後息子はお友達とボイチャしながらゲームをするからと自分の部屋に入りドアをしめた。


満足げだな。
私も満足。


息子は料理をしながら、ユーチューブを見ながら、色々なことを話してくれる。

今日はこんなニュースがあるとか、ある出来事の豆知識とか。

へぇー、そうなんだー、なんて相槌うちながらそんな話をしている時間はとても幸せです。


死んでしまう時は物は持っていけないから
沢山笑って、沢山楽しい思いをするのがいいかな。

何年かしたら私を取り巻く環境はガラリと変わっているのだろうな。子供達は巣立っていくしね。

その時、死ぬ前の私が一緒に過ごしたい人は誰となっているのかな。

楽しみだな。




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