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ガクチカの話し方『ESと面接の違い』(2,200文字)

こんにちは。ただの元人事@裏垢です。

本選考に向けて、ガクチカに関する質問が増えてきたので、効果的なガクチカの話し方について解説します。

このnoteでは、Xでの投稿よりも詳しく内定者の考え方を記載しているので、ぜひ、参考にしてみてください。

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ESとの違い

ガクチカはESでも面接でも必ずと言っていいほど聞かれます。そのため、何度も同じ内容の話をすることになり、

・ESと面接で同じ話をして、飽きられないか
・話し方が定型文のようになっていないか

など、不安になることも多いと思います。一方で、一次選考から面接まで時間があり、ガクチカの内容を変更した場合は、

・ESと面接で話す内容が違っても大丈夫か?

という疑問が生まれると思います。
そう考えると、少し厄介なガクチカですが、結論、ESと面接で同じ話をしても、違う話をしても大丈夫です。なぜなら、ESと面接は全くの別物だからです。

ESには、面接官に興味を持たせる役割があり、面接には、興味を採用意欲につなげる役割があります。そのため、意識しなければならないポイントもそれぞれ異なり、面接フェーズでは、相互理解をしながら、コミュニケーションを取ることが重要です。

(ちなみに、ESの通りに話す場合の参考投稿は↓)

話を戻して、面接で大切になってくるのが、ガクチカの背景です。

上手く背景を伝えることで、面接官がガクチカをイメージできるようになります。このイメージから生まれた疑問点が深ぼりの質問です。

そのため、ガクチカを話す際には、背景に最も時間をかけ、「ガクチカを体験をしていない面接官が、話を聞いて当時の状況をイメージできる」状態にすることがゴールになります。

ガクチカの話し方

step1 基本的な話し方

まずは、基本的なガクチカの話し方を解説します。
面接官に「学生時代、力を入れたことを教えてください」と言われた際には、

①概要…ガクチカの概要を一言で
②背景…活動の背景、経緯など
③課題…着目した課題
④施策…課題に対する施策
⑤結果…どのような結果が得られたか

を簡潔に回答することがおすすめです。他にも答え方として、①概要のみ答えるという方法もありますが、その後の流れを完全に面接官に任せることになり、面接官が面接慣れをしていない場合は会話が弾まないことになってしまうので、基本的にはある程度の情報をはじめに話すのが良いと思います。

このとき、一度に話すのではなく、①概要を伝えたあと、
「もう少し詳しくお話してもよろしいでしょうか」や
「少し話が複雑なので、前提からお話してもよろしいでしょうか」

など、枕言葉を言ってから話し始めることもポイントです。枕詞を挟むことで、話が長いという印象を与えるのを防いだり、コミュニケーションを取りたいという意欲を伝えたりすることができます。

また、はじめに渡す情報に少し穴を開けておくことで、あらかじめ深ぼられるポイントを絞っておくこともできるので、話し方が分からないという人は、この方法で始めてみると良いと思います。

他の話し方のコツも資料でまとめてるので、確認してみて下さい↓

step2 効果的な話し方

基本的な話し方ができるようになったら、イメージしやすいガクチカにするために背景の伝え方を工夫していきます。ガクチカの背景の中には、活動を始めたきっかけ(ガクチカを始めたきっかけではなく、そもそも部活動に入ったきっかけや団体に所属したきっかけ)も含まれると思いますが、面接官が最も知りたいのは、”大学時代の頑張った話”なので、ここでは活動の経緯よりも、活動自体の話をして、ガクチカの全体像をイメージさせることが重要です。具体的には、

・活動を行った団体の詳細(学生団体なのか、部活なのか、サークルなのかなど)
・ガクチカを始めたきっかけ

などを話すと、面接官がイメージしやすいと思います。
加えて、当時の思いを入れると、より臨場感があって印象的なガクチカになります。
思いの入れ方は、「〜しようと考え、〇〇を企画した」というようにきっかけと組み合わせると考えやすいです。

実際に内定者が話していた内容は、Xの投稿に載っているので、参考にしてみてください。

ここまで、面接官がイメージしやすいガクチカの話し方を中心に解説してきましたが、1つ注意点があります。それは、課題・施策の部分は、はじめに話し過ぎないようにすることです。ガクチカの深ぼり質問は、

・課題を導いた過程
・施策を選んだ理由
・他に効果的な施策はなかったか

など、課題・施策に関するものが多くを占めています。これは、仕事をする上で、
「どのように課題を設定し、実行に移すのか」
を見るためです。

そのため、深ぼり質問に対する回答をする際には、実際に働いている姿がイメージできるような解析度の高い回答をすることが効果的になります。こういった点を踏まえると、はじめに話す部分は種まき程度に抑え、後から詳細を伝えた方が効果的だと言えます。

まとめ

ガクチカは面接において大きなウエイトを占めているため、上手く話せるようになれば、良いアピールの場になります。

最大限アピールするには、面接官がガクチカをイメージできるようにするだけではなく、自身で情報を操作し、伝えたいことを伝えきれるような環境を作り出すことが重要です。

そのために、まずは背景とはじめに話す内容を作りこむことから始めてみましょう。

面接は慣れの部分もあるので、無料で面接練習できる環境も整えました。

最後に、面接のフェーズが進んでいくときに、押さえておくと良いポイントもまとめているので参考にしてみてください。


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