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映画「月」観てきた話を聞いてください。。!

お久しぶりですと言いづらいほどですが、お久しぶりです。
noteに書きたいことたくさん!と盛り上がっていたのですが気が付けば12月です。気がつくのが遅くなってごめんなさい。
みなさま変わらず元気にお過ごしですか。但木はおかげさまで元気です。

タイトルにも書きましたが、映画を観てきた話を聞いてほしくて、どうしても綴りたくなってしまいnoteを開きました。

映画「月」を観てきました。


この作品は愛知県でも上映劇場が多くはなくて、やっとタイミングが合う日があり観に行けました。どうしても映画館で観たかったのは、先日初めてお会いすることができた映画監督さんが(ここで勝手にお名前を出していいのかわからないのであえて伏せさせていただきます)この作品はすごかった、ぜひ機会があれば観てみてと教えてくださったので何としても映画館で観たくて。
刈谷日劇さんに行ってきました!


以下、ネタバレはありませんが予告だけで観たい!と言う方は観終わってから読んでいただけると嬉しいです。

実際の障害者殺傷事件を題材に、2017年に発表された辺見庸さんの小説「月」が映画化された作品です。テーマ自体がずっしり重いので、普段は予告だけ観て映画館に行く私も今回は心の準備が必要かもと少しばかり皆様の感想を見たりして映画館へ行きました。
多くの方が「感想が書けない」「一言では言えない」「答えが出ない」と綴っていた印象です。

悔しいですが…まさにでした。
感想を書くことも勇気がいることなのかもしれない。私の中でなにを感じてなにを思ったのかうまく言葉にできる自信がない。というのが素直な気持ちです。

目を逸らしたくなるような生々しい描写。実際に目を伏せてしまったシーンがいくつもありました。でも、この作品を観た私と、観なかった私は大きく違う人間な気がしています。大袈裟かもしれないけどそんなふうに思いました。

生きていると、知らなくていいこと向き合いたくないこと目を逸らしたいことってたくさんあるじゃないですか。私はそれが悪いことだとは思わないんです。今の自分が大切で、周りにいる大好きな人たちが大切で、自分のいる世界が美しくあることはすごく大事なことだから。そこを守るためなら見ないようにしてしまうこともあると思うんです。
でも、自分のいる世界「だけ」が美しくあればいいとは思っていないのも本当です。すごく綺麗事に聞こえてしまうと思うのですが。それは本当で。
自分のいる世界「以外」知らないということは罪なのかな。知ることで何もしないほうが罪なのかな。私は何もできないと思い込んでいるだけなのかな。だから見ないようにしてしまうのかな。自分のいる世界を守ってしまう。
そんなことをぐるぐる考えて、答えは出ず。正解はどこにあるのか、その正解が私は受け止められるのか行動にできるのか。
こんなふうに考えることも、考えるだけの私もかっこつけているだけなのかとか。
この作品を観なければ出てこない感情や自分自身の中にある思いと向き合うことができた気がします。それだけでも、やっぱり私はこの作品を観てよかったと思いました。

上映後すぐに立ち上がることができなくて。そのくらい重量感のある作品でした。気になる方は、ぜひ。

私が映画や作品を好きな理由は、私の人生で見ることができないものを見られるから。知らなかったことを知ることがきるから。出会ったことのない感情に出会えるから。作品を観たときの自分の心が感想に表れる気がして、今の自分がこう感じると言う確認、未来の自分がどう感じるかの想像、そこも好きです。

映画を観ただけで知った気になっちゃいけないこともたくさんあるけど、知らないよりいいと思うわけです。

映画ってすごいなーーーーーーー。

ここに書くことで自分の気持ちと向き合えました。この後はひたすらクレヨンしんちゃんを観て感情を通常に戻します!

おすすめしてくださった映画監督さんにすごく感謝です。きっと自分の気持ちだけでは映画館まで行けなかった気がしています。出会わせてくださりありがとうございました。


では、またここでこっそり会いましょう。🕊️
最後まで読んでくださりありがとうございました、お相手は但木美孔でした。💁🏻‍♀️



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