クラウドソーシングとの出会い
クラウドソーシングって知ってますか?
群衆(crowd)業務委託(sourcing)を掛け合わせた造語らしいです。雲のクラウドとは綴りが違うんですって。タメになったね!
僕がクラウドソーシングに出会ったのは、2回目の転職をした神戸の小さなデザイン会社でした。
10数年印刷業界に携わりながらも、デザイナーと仕事としての仕事はやった事が無く、デザイナーになりたい!って就活した自分はデザイン力がなさすぎて不合格、そして断念(そもそも学生時代にイラストしか描いて無かったので…)
そんなこんなで、ようやくちゃんとデザインを学べる!バイトとしての再出発だけど、2ヶ月頑張ったら社員にもなれる!神戸のデザイン事務所やでー!
と意気揚々と前の会社を辞めたのに、そこはデザイン会社と呼べる様な所ではありませんでした。(詳細は諸事情で書けません)
一応、株式会社だったんですが、社長(PONKOTSU)と先輩女子デザイナー(実務経験1年)に僕。
先輩デザイナー(年下)にデザインの事を質問しても、返ってくる返事は「なんとなく」だの「適当に」だの
はは、わらっちゃうぜ!
そして、社長の取ってくる仕事は、飲み屋で知り合った社長に、「うちなら安く、早くできますよ」って現場をなんも知らんのに、利益の無い仕事ばかりを取ってくる。
おいおい、うちは牛丼屋か?
諸事情(言えない理由)で利益が無くても潰れない会社だったのですが、毎日暇でした。もちろん仕事が無くても、デザインの練習したり、ネットでニュースを見たり、ゲームをしてました。
ちなみに、バイトの時給は850円。社員になって総支給で20万円、手取りで18万円くらい?徒歩圏だったので交通費もなし。
2ヶ月後にバイトから社員に昇格したものの、そんな収入だった訳で家族を養う大黒柱としての月々の生活は厳しく、家も買ってローンもあり、34才の僕は毎日財布に500円入っていれば御の字、コンビニでパンだけとか、なか卯でうどんだけ食べるとか、貧乏高校生みたいな生活をしていました。
会社として仕事も無く、先輩デザイナーは堂々とツムツムやってるし、流石にまずいと思い副業を探す事に。(本当はやっちゃダメだよ。ちゃんと会社に許可を取ってね!)
そこで「クラウドソーシング」と言う働き方を知りました。コンペで報酬がもらえる!ネットで仕事を簡単に探せる!報酬単価が高い!(2万円〜とかが多かったです当時)
僕は隙を見てコンペに提案しました。最初は名刺デザインとか、ロゴデザインとか比較的簡単そうなものに提案しました。
2、3回挑戦しました。他の提案者のデザインはとても輝いて見えました。
「はは。こりゃかなわねぇな…」
そう甘くはないかと僕は肩を落とし、心に傷を負いクラウドソーシングを挫折したのでした。
「クラウドソーシングの光」へ続く
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