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クラウドソーシングの光

副業として始めたクラウドソーシング、軽い気持ちで始めたものの提案してもお気に入りはつかないし、競争率は高いしでやる気も無くなってしまった。(クラウドソーシングにはクライアントが提案内容をお気に入りマークで採用決定前につける事ができる)

しばらくして思う

「あ、お金が足りない!副業でもしないとお金が足りない!」

とは言え、会社で頑張って売り上げを伸ばして給料を増やしてもらう気持ちは全くなく(これは、ほんとはよく無い考えですよ)何とか、今までのやり方では無く自分の力でお金を稼ぎたいと思った。

僕は自信が無い。

急に何を言うのか?こいつポエマーか?と思ったかもしれませんが、学生時代に部活を3年やった事も無く、中学の時1年だけ卓球部にいてそこからはずっと帰宅部。文化祭の実行委員、イベントに率先して加わった事も。何かをやり遂げた事、誇れる事がなーんも無い。いわゆる根性無し。

大人になって、仲のいい同級生が大手勤務や先生になったのを見て、勝手に劣等感を感じて。アホな事ばっかりやっていた友達が立派に見える。もちろん自分は勉強も運動も何も頑張っていないので、中小企業勤務。

比べるのがおかしいんでしょうけど、そんな事ありません?隣の芝は青い的な?

もちろん友達はそんな事気にもしてないだろうけど、僕は中小企業で働いている会社員。給料の話とかボーナスの話してる時なんか、もう顔が男梅みたいな顔なってたかもしれないな。

「でも、このままで終わりたくない。」

おいおい、漫画の主人公が修行する前かよ、なんて思ったかもしれませんね。

自分にできる事、まずは自分で1歩、0から1を作りたいと思ったんです。
それが出来たら、自分をちょっとは認める事ができて、自信ができたら友達にも負い目を感じる事なく胸張って対等に話せるんじゃないか。と

人のふんどしで相撲とるのが嫌だったんです。自分で結果を出したい。

それがクラウドソーシングでお金を稼ぐ事、誰にも頼らずに自分で結果を出せる働き方かも?と思ったので、気持ち新たに向き合う事にしました。

クラウドソーシングで失敗した理由を自分なりに考えてみた。
まず、名刺やチラシ、ロゴなんかは今まで仕事としてほとんどした事の無い自信の無い分野、報酬金額が良かったのでホイホイやった。

結果ダメでした。当然でしょう。

そこで、イラストに絞って提案をしてみようと考えてみた。
誇れるほどでは無かったけど、昔から絵が好きで、将来はイラストレーターと高校の卒業文集に書いてた。(ちなみに小学校、中学校は漫画家)

でも専門学校を出て、デザインの授業もまともに受けず、結果イラストだけで卒展をこなした僕は、就活にもイラストだけを持って行くのですが、当時はネットもまだまだで、SNSも無く、ネットショップも全然で個性的なイラストは需要が無かったんですね。

「面白いイラストだけど、使いにくいかな」

ある会社で作品を見せてそう言われたのは今でも覚えてます。

「あー自分の絵は社会では通用しないんやなー」

そこから自分でイラストを描いていた事を会社でも一切言わず、会社でも「もし描けると言って期待させて描けなかったら…」なんて超ネガ男。

結局、絵をまったく描かなくなってしまった。自分の絵に自信を無くして、絵を描く事を自然と避ける様になってました。

で!

「そんなブランクのある自信も無い自分の絵が通用するのか?」

クラウドソーシングの話に戻ります。

今までは得意で無いデザインでコンペをしたけど、「イラストならもしかすると?」「自分のイラストが通用か確かめたい」って自分に期待する気持ちもありました。時を経てね。

今からちょうど4年くらい前は「ゆるキャラ」ブームで企業やイベント関連などでもキャラクターコンペが多く案件、イラストの案件が自分が思っていた以上にあったので、自分が興味のあるものだけを選んで応募した。おっぱいボインボインのすっごいかわい子ちゃんのイラストとか苦手なんで…

イラストばっか提案したら早々にお気に入りマークがついた。
デザイン案件ではうんともすんともだったけど、イラストならクライアントから反応があった。それが嬉しかった。

提案した案件の結果を待って次の案件って探していると落ちた時のショックが大きいので、出来そうな案件を見つけてはなるべく次のコンペ、次のコンペと応募をしていった。立ち止まったらダメね。

一喜一憂してたらメンタルやられるからね。注意してね。

そして、初めてコンペで採用されたのがオリジナルTシャツのイラストデザイン。報酬は3000円くらいの案件だったけど、初めて自分の力だけで稼いだ3000円。今まで稼いだ3000円で一番嬉しかった。

そして、これが僕がクラウドソーシングと言う働き方に光を感じた瞬間。自信のなかった僕に見えた可能性です。


「クラウドソーシングの可能性」に続く

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