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ため息すらも自由につけない世の中なんて

こんなストレスフルな世の中なのに、ため息すらも自由につけないそうなので、そんな世の中のほうが逆に問題なんじゃねーのとか思ったわけです。

嗚呼世知辛い世の中よ

派遣会社の都合で、今週は有給休暇を浪費しつつジリジリと過ごしている僕なんですが、折角大手を振ってダラダラできるはずの連休なのに、懐具合が残念な状況なのでバカンスってわけにもいかず、朝起きてYouTubeのよくわかんねぇまとめ動画をダラダラ観て、飽きたらAbemaTVをダラダラ観て、note更新して寝るって毎日を過ごしているんですけどね、できるだけお金を使わないように自宅に引きこもって一日をやり過ごそうとしても、奥様に「腹減ったから何か食わせろやこの甲斐性なし」と言われてしまったら、仕方無しに歩いていける日高屋やらマクドナルドのお世話になって、使わなくても済むお金をチャリンチャリンと散財してしまうんですよ。

アアセチガライセチガライ

まあスーパーで食材を買ったとしても、食材の価格の高騰が気になってしまって、思ったように買い物できませんし、特に我が家のような「ビンボーなくせに食うことだけが生きがい」みたいな残念夫婦には、本当に生き辛い世の中なんですけどね、人によっては更に生き辛い状況になっているんだなーってAbemaTVのニュースを眺めてて思ったんですよね。

フキフキハラハラ

以前、なんだかバカバカしくなって、こんな記事を書いたんですよ。

だって、文章のお約束としてある句点を「威圧感がある」とか「怒ってる感じがする」とかでハラスメントの対象にするんですから、馬鹿も休み休み言ってほしいと思ったんですよね。

で、「もうハラスメントって言うやつがハラスメントなんやっ!」って思ったら、既にそういう概念みたいなものがあったと。
「でしょうねっ!!」って思わず強く頷いてしまったんですけど、そうでも思わないと生きていくのんがシンドイ世の中になってしまったということですよねぇ……。

アアセチガライセチガライ

しかし世の中ってやつは、もっといやらしくて、生理現象的なものにもいいがかりをつけてくるわけで……。

昨今、フキハラなるものがあるそうです。

リンク先は特にこの記事とは関係は無いんですが、まあそういう概念があるって紹介のためにリンクをしております。
僕はAbemaTVのニュースでたまたま知ったんですけどね、そのニュースの中では「ため息」がハラスメントにあたるかも、というような話になっておりました。

あんな生理現象みたいなものにさえ、ハラスメントなんて言葉が適用されるなんて、僕には信じられなかったんですよ。

いや、気持ち的にはわからなくもないんですよ。
不機嫌な人が近くにいて、何かにつけてため息をついていたら、まあやりにくと思うんですよ。
それは、わからなくもないんです。
でも、だからって「ため息はハラスメントでーっす!だから禁止っ!!」ってやったとしたら、その人のため息の原因もわからないし、その場の雰囲気はドンドン悪くなるって思うんですよ。

それに、そういう事柄にハラスメントを設けて、虱潰しにしていくとなると、やがて自分にもそれは降り掛かってくるハズなんですよねぇ。
誰だって、不機嫌なときはあるでしょう。
ため息だって、つきたくなるときもありますよ。
下の彼らみたいに……。

(二人とも若いなぁ!!)
……まあ、テリーとドリーの兄弟のことはネタなので置いとくとして、「雰囲気悪くなるからため息禁止!」ってことよりも、そのため息の理由を解決していかないことには、関係に軋轢が生じたりして、最終的には全員が不幸になりそうな気がするんですよ。

だもんで、こういう「なんでもハラスメント」な世の中ってのは、逆に問題あるんじゃないのかなーって思うんですよ、僕は。

ハラスメントって拒絶のための道具じゃない

なんだか最近のハラスメントって言葉の使われ方って、気に入らないものを拒絶する道具のように使われている気がするんですよね。
以前は、モラルとしてどうなのかとか、嫌がらせに準じるものに対しての防御法みたいなものだった気がするんですよ。

でも今は、自分が嫌だと思うものすべてをハラスメント扱いしている人が多いんです。
人間社会は数多くの雑多な人間によって営まれている中で、その社会に逆らうように個人主義を貫くツールとしてハラスメントというものを互いに押し付けていったなら、やがて社会は地獄のように世知辛い世の中になっていくことでしょう。

「あなたが歩くとわたしの気が散るのでハラスメントです」
みたいなことを言い出す輩が出てこないうちに、ハラスメントという言葉や概念のあり方を見つめ直したほうがいいんじゃなかろうか、と僕は思いました。まる。

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