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ブレイクスルーを越える時

先ほどnoteをダラ見してて、画像生成AI否定派と思える人の記事を見かけた。

その中で「何故AIは感情を学習しなかったのか?」みたいな問いがあったので、それについて朝っぱらから考えてみた。

感情は特別か?

ふと思い出したのは、「銃夢」に登場するノヴァ博士の名言だった。

ちょいと引用する。というか、ウェブ石碑からの引用だから、引用の引用になるのか。

生の始まりは化学反応にすぎず

魂は存在せず

精神は神経細胞の火花にすぎず

人間の存在は
ただの記憶情報の影にすぎず

神のいない
無慈悲な世界でたった一人
生きねばならぬとしても…

なお…
なお我は意志の名の元に命ずる

「生きよ」と!!

https://sekihi.net/stones/7604

※改行は僕が適当に入れてます。

人間は、感情や精神という概念を特別視しすぎる傾向がある。

しかしらそれらは、現実には科学が発展すればエミュレート可能なもので、実のところ特別なものではない。

それを特別たらしめているのは、人間の想いであって、それもまた科学が発展すれば、エミュレートされるものだろう。
AIというものは、まだまだ出始めで、不完全な部分も多いから、人間の精神や感情といったものに対しての理解が追いついていないのは、仕方のないことで、それもいつか越えてくる日が必ず来るだろう。

学ばないのではなく、学べていないだけで、この差は大きい。

ブレイクスルーを突破する日

かなりうろ覚えで、内容が間違っていたら本当に申し訳ないのだけど、亡くなられた山本弘さんの著書「サイバーナイト」シリーズの中で人智を超えたコンピューターが登場していた。

物語の初期では単なる戦術コンピューターであったMICAは、途方もない時間の果てに、最終的には超知性体に進化して、過去に干渉して主人公たちの危機を救うというストーリー展開に、当時はとても驚かされたのですが、コンピューターの進化とともに昨今のAIの進化も凄まじく、やがて(って言っても、小説の中では何万年も先の話でしたが)そのような存在が出てきてもおかしくないよなーって感じる今日この頃です。

※もう読んだのは十年単位で昔なので、勘違いだったら申し訳ないです……。

今は不完全だから、できることも少ないし、人間とはまだまだかけ離れたものでしかないAIも、量子コンピューターがもっと一般的になったりしたら、より人間に近い思考をし、感情も再現するかもしれません。

今できないことが、永遠にできないというわけでは無い。

だから、面白いんだと思うんですよ。

ミニ◯ンビ! おこづかいほしいのねん!! (「よろしければご支援願います」の意)