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父親が子育てをして思う事

僕には4歳になる息子がいます。
奥さんは土日が仕事で、僕は土日が休みです。なので、土日は朝から晩までずっと息子と一緒です。平日は保育園に通っています。おそらくうちの家庭は、世の一般的な家庭と比べると、夫婦や親の役割がほぼ真逆です。

※我が家の形態につきまてしては過去の記事をご参照下さい→男性の家庭進出


▼ママじゃないと…の真意は

よく「ママじゃないとダメみたい。」って聞きますよね。でも僕が実際に感じた事は、生まれてしばらくの間の母乳以外はパパでも大丈夫だと言う事です。どんなに泣かれても、自分の子供です。向き合うしかありません。抱っこで寝ないのなら、どんな抱っこなら寝てくれるかトライ&エラーしかありません。そりゃ育児のほとんどをママに任せていたら、子供だっていつものママの抱っこがいいって思っちゃいます。

「ママじゃないとダメみたい。」って言葉は、どこか無責任に感じちゃいますよね。抱っこのプロ、寝かしつけのプロ、etc。子育てをするにはいろんなプロにならないといけません。『ママがいなくても俺一人でいけるじゃん!』って思えた時は嬉しくなりました。それでもママじゃなきゃダメな時もありましたが、パパじゃなきゃいけない時もありましたのでそこはイーブンです。


▼家事の機動力をそのまま育児に生かす

我が家では僕がご飯担当です。買い出しから献立、洗い物も担当しています。ご飯担当のメリットは、子育ての時に存分に発揮されました。離乳食の準備です。

離乳食が始まると、食材を細かくしておかなくてはいけません。玉ねぎ、ニンジン、ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー…etc。ご飯の準備中に、離乳食にも使えそうな野菜を切る時があれば一緒に切る。そして離乳食に使う分だけ、フードプロセッサーでさらに細かくする。あとは茹でて、仕切り容器に入れて冷凍庫へ。

他にも普段から洗濯物を畳んだりしていれば、急に子供の着替えが必要になったら、パッと出せます。
あれ取ってきて!→あれってどこ?→もう!!
これがなくなります笑。何事においても、0と1の差は大きいのです。


▼背中で語ることの大切さ

我が家では、土日に掃除機をかけるのも僕の仕事です。掃除の時間になるお一旦子供と遊ぶのをやめ、掃除機をかけます。それを続けてるうちに、ある日息子がドヤ顔でモップを持って僕の掃除の真似をし始めました。ソファの下にモップを入れて埃をとっています。なかなかレベルの高い真似事です笑。それをやり始めたのは1歳2ヶ月の時でした。


何が言いたいかと言いますと、掃除や皿洗いとかご飯の準備とか、必ずしも子供が寝てからやらなくてもいいという事です。あえて、生活の中でやらなければいけない事を見せる。そうすると真似をする。そのうち、何でそれをやっているのか興味を持ち始めるます。その瞬間が1番子供の吸収力が高い時です。スポンジタイム!この時にすかさず、覚えて欲しい事を伝えるのです。

子供が起きてる時間は、子供と向き合いたいという気持ちはとても大事です。しかし、子供の事を考えると背中で語りかけるってのも必要だと思います。


▼機会の提供

子供がある程度大きくなれば、自らいろんな場所に飛び込んでチャレンジができますが、まだ小さいうちは親の行動範囲が子供の世界の一つです。家庭という世界、学校という世界、それ以外の世界、といった感じで子供なりに属している世界というものがあります。なので家庭内の世界にいる時は、子供自身が自分の意思でやりたいと思った事はやらせるようにしています。

小さいうちは、親が子供のためにいろんな機会を提供すべきだと思います。三日坊主でもいいと思います。子供なりに自分自身というものに向き合って、合う合わない、楽しい楽しくないを感じてくれればいい。そうやって子供自身が自分というアウトラインを掴んで行ってほしい。強制的に何かをやらせるのではなく、あくまでも機会の提供をする。何かを掴むのは自分自身の意思で、といったところです。

↑たまたま息子と本屋に行った時に息子が見つけた本。息子は貨物列車が大好きです。絵本コーナーとかではなく、ガチの時刻表とかが置いてあるコーナーでみつけました。見つけた時のテンションの上がり方がすごかったです笑。まだまだ文字は読めませんが、これは情熱の火を消してはいけないパターンだと感じたので、先行投資の気持ちで買ってあげました。


▼教えるというより一緒にやるイメージ

うちの息子は、3歳で自転車に乗れるようになりました。もともとキックバイクが大好きだったので、早いだろうなとは思ってました。早い年齢で自転車に乗れるようにしてあげるのが一つの夢だったので、自転車に乗れるようになった時はとても嬉しかったです。長期作戦が大成功でした。

まずは2歳の誕生日にキックバイクをプレゼントしました。その時は家の中にそっと飾っておくだけです。するとだんだん興味がでてきます。またがって前に進んでみる。慣れてくるおだんだん狭いところを通って得意げな顔を見せてきたりと。息子は7月生まれなので夏から冬の間はそうやって家の中で体に馴染ませました。春先になってから「外で乗ってみる?」と誘ってみたのです。もちろん息子の返事はSAY YES!

そこからはもう水を得た魚です。走る事に目覚めてしまいました。ある程度交通ルール、ブレーキ、危険察知能力が身についたところで、補助輪付きの自転車を買いました。自分も一緒に自転車を買いました。僕が子供の頃、親に補助輪を外して自転車の乗り方を教えてもらった時は、説明されてもよくわかりませんでした。なので、自分が親になった時は一緒に自転車に乗って、見せながら教えようと作戦を練っていたのです。

そして息子3歳の春、「パパ!補助輪を外してくれ!」と偉そうに言ってきたのです。よし、ついにその時が来たか。

なぜ補助輪を外したらバランスを崩して、うまく乗れないのか。理由は簡単です。ペダルに足を置いて、ペダルをこいで、ある程度のスピードにのる前にバランスが崩れるからです。ある程度のスピードがないとバランスを崩してしまいます。この動作を一瞬でできれば、補助輪なしで走れるのです。

「キックバイクみたいに、足で地面蹴ってみなよ。それで少し勢いがついたらペダルに足を置いて回す感じ。」
後ろから押してあげるのではなく、横に並んでレクチャーする。

この一言で無事乗れるようになりました。本当キックバイクのおかげですね。補助輪を外して5分で乗れるようになったのはさすがに驚きました。おばちゃんが片足だけペダルにのせて加速するあの様が、まさに自転車に乗るためのコツなんです笑。


▼褒めるも叱るもなるべく理由を言う

僕は基本、理由が言えない時は叱るべきではと思っています。
叱る→何で?→ダメなもんはダメ!
これでは押さえつけてるだけになってしまいます。理由は大事です。どうしても感情的になって怒ってしまう時もあるのですが、やっぱり理由が言えないとダメだよなと、ふと我に返ってそう思います。

あとは、褒める時も理由が大事だと思います。
この電車の絵上手だね!よりも、この電車の絵のここがかこっこいいね!どうしてここの部分はこんな風に描いたの?と聞くと、何かを真似ていたという事実が知れたりします。意思を汲み取ってあげることは大事だと思います。

まだまだ息子とともに成長の途中ですが、今後も楽しみながら子育てをしていこう思うのであります。

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