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親子のクオリティタイム 子どもの話を聞いているようで、私が言っているだけでした

子どもの話は、聞いているようで聞いていない

赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれているアクティブリスニングを知ってから、子どもの話を聞いているようで聞いていないことに気づきました。

例えば、子どもが「学校に行きたくない」と言ったときです。
「なんで行きたくないの?」と自分が知りたいことを質問します。

「楽しくないから」と言えば、
それを否定する話を親である私が話しはじめます。
「こんな楽しいことがあるよ」とか、あれやこれや、2倍も3倍もこちらが話すといった具体です。

これは、子どもの話を聞いているのではなく、親である私が子どもに伝えたいことを言っているのです。

アクティブリスニングを知る前の私がよくやっていた、子どもの話の聞き方です。

「子どもの話を聞くには、子どもが話したいことを話せるようにする必要があるので、親の意見を押し付けたり、親が知りたいことの詰問は逆効果」

子どもが話をしてくれない本当の理由(InstagramVoicy

赤羽雄二

ということを学び、子どもの話の聞き方を変えてみたところ、驚く変化がありありました。

子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、
「学校に行きたくないんだね」と、そのまま子どもの言葉を受け止めます。

すると、「だって●●なんだもん」とさらに話しをするので、
「●●って気持ちなんだね」と話をしてくれたことをそのまま受け止めます。

そんなやりとりを何度かしていると、子どもは心に抱えているもやもやをはき出せて、学校に行きたくない気持ちが軽くなるのか、自然と自分で学校にいくための準備をはじめて登校していったのです。

この子どもの変化を目の当たりにして、私自身「あー、子どもの話を聞くっていうのはこういうことか!」と気付くことができました。

習い事に行きたくない、●●したくないなど親にとっては、望んでいないことを子どもが口にしているときも、ひたすら、そのまま聞くだけで、子どもの行動が好転することが多いです。だまされたと思ってやってみてください。自然と子どもの行動が、変化するので楽しいです。
もちろん、望まない行動をすることはもちろんありますが、そのときも、それを受け止めます。

子どもの話を聞くと、信頼関係が築ける

子どもの話を否定したり、親の思い通りにコントロールしようとせずに、ひたらす、子どもの話をそのまま聞くと、指示・命令をすることがなくなるのに、子どもに親の伝えたいことがすっと伝わっているという変化を感じるようになりました。

子どもへの将来への心配や焦り、期待をなくし、子どもの「今」を肯定するのに『自己満足でない徹底的に聞く技術』が効果抜群です。

自分に置き換えて考えると、自分のことをちゃんとわかってくれている人や話を聞いてくれる人のことは信頼しているので、自然とその人から言われたことって素直に受け入れられます。それは、子どもも同じなんですよね。

赤羽雄二さんが提唱している親子のクオリティタイムをご紹介

とはいえ、ワーママは常に時間との闘いです。じっくり子どもの話を聞けないことも多いですよね。朝のバタバタした時間なんかは特に・・・。

そこでご紹介するのが、赤羽雄二さんが提唱している「親子のクオリティタイム」(InstagramVoicy)です。

自分が落ち着いて子どもの話を聞ける時間帯に、子どもと1対1で話す時間を1日20分とります。携帯をいじったり、他のことをしながらではなく、子どもの話だけを聞く時間です。

スキンシップ、マッサージをするのもOKですが、できれば話を聞くのがBESTです。 我が家は、子供が3人いるので、1日1時間!!うーん。捻出が難しいです。

そこで、子どもが「ねぇ、お母さん」と話しかけてきたときは、一旦、手を休めそばに行って目を合わせます。話を聞きたいという気持ちを行動で表すことは最低限しています。

あっという間に大きくなって巣立っていくであろう子供たちです。今は、その子どもたちに「お母さん」「お母さん」と言って必要とされています。子どもの成長の速さを実感するたびに、「子どもとの時間を味わい尽くしたい」、「子どもの成長を見逃したくない」という思いが強まっています。

日々の雑多なことに流されて、人生の大切なことを手放してしまわないために、「親子のクオリティタイム」(InstagramVoicy)をとれるように、私自身日々、時間を捻出できるように工夫しています。

毎朝5時30分からクラブハウスで「親子のクオリティタイム」というルームで、親子のクオリティタイムがとれたかどうかを、これまた赤羽雄二さんが提唱している「A4メモ書き」をしながら振り返りをして、習慣にしています。

子ども同士でお母さんの取り合いになったらチケットをあげる

「お母さん聞いて」と3人の子どもたちがお母さんの取り合いになることもたびたびあります。

そんなときは、付箋に時間を書いて渡せばOKです。
「8時15分からは●●ちゃんの時間だよ」と伝えて渡すと、楽しみに待っててくれますし、話をしていた子も、順番を守ってくれます。まだ時計が読めない4歳の娘には、時計のイラストを書いて渡しています。

チケット

バタバタしすぎて、付箋を用意することができないときに、その辺にあったA4用紙の端切れに時間だけ書いて、4歳の娘に渡したこともありました。

「待っててくれてありがとう。これから〇〇ちゃんのクオリティタイムだよ!さっき渡したチケットある?」と聞いたら、こんな素敵な状態になって戻ってきました。子育てで感動を味わう瞬間です。

4歳の娘から戻ってきたチケット

親が子どもの安全基地になるためのコスパ最高の方法

子どもがいじめられたり、嫌な思いをしたり、傷ついたり・・・。家庭以外の場所で、子どもたちもいろいろな思いや経験をしています。

学校や周りの友人との関係がうまくいかないとき、自分の気持ちを話せる場所がある、全部丸ごと聞いてくれる場所あるというのは、「ありのままでよい」という自己肯定感を育むために大切なことだと思います。

アクティブリスニングで子どもの話を聞くという行為は、「あなたは、生きていてくれるだけでいいんだよ」というシンプルな親の思いを毛穴からしみ込ませることができる行動だと思います。

これがちゃんと子どもに浸透していれば、いざというときに一番最悪な事態は避けることができます。私自身が子どもの安全基地になれるように、習慣にしたい親子のクオリティタイム!楽しみながら継続していきたいです。


苦しくつらい子育てから抜け出し、家庭を安全基地にしたい方へ、情報を更新しています。

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他の投稿も参考にしてみてください。

クラブハウスでは、

■毎週土曜日9:00~10:00
赤羽雄二さんの「子育て・家庭の悩み・自信のなかった人集まって!」
問題を本質から解決するためのアドバイスをくださいます。

それらを継続していくために、

■毎朝 7:30~7:50
ゼロ秒思考☆頭がよくなるトレーニング

■金曜夜 21:05~22:00
大人のアクティブリスニング

■毎朝 5:30~5:50
親子のクオリティタイム

などが開催されています。
アクティブリスニングを身につけたいと感じた方は、仲間とつながり習慣にしていきましょう!

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