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マッキンゼーの知見:ホリスティックな健康に着目せよ

マッキンゼーが30か国で、3万人の従業員に対して行った調査が面白いです。

いま、職場では、従業員のエンゲージメントやバーンアウト、幸福度が注目されていますが、「それよりもホリスティックな健康を見た方がいいんじゃない?」という趣旨がにじみ出ています。

日本も含まれているのですが、その調査結果も注目です。

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まとめ1:ホリスティックな健康は、身体的、精神的、社会的、そしてスピリチュアルな健康をすべて含めたコンセプト。ホリスティックな健康が高い従業員であればあるほど、職場でイノベーティブで、仕事のパフォーマンスも高かった。

まとめ2:ホリスティックな健康は、エンゲージメント、幸福度、バーンアウトよりも、仕事のパフォーマンスと強い相関があった。

まとめ3:組織、チーム、そして個人が適切に介入することによって、 ホリスティックな健康を高めることができる。これには、柔軟な働き方、リーダーシップトレーニング、ジョブクラフティング職場の健康に関するデジタルプログラムなどがある。

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趣旨は上記のとおりなのですが、個人的に注目したのが日本と世界のスコアです。

身体的 日本74、世界70

精神的 日本42 、世界67

社会的 日本30 、世界60

スピリチュアル 日本24 、世界58

ホリスティック 日本25 、世界57

日本は、身体的レベルではいたって健康です。精神的、社会的は、今一つ。

人生に意義を感じるなどのスピリチュアルと、上記をすべて含めたホリスティックな健康については、とても低いことが分かりますね。

Brassey, J., Herbig, B., Jeffery, B., & Ungerman, D. (2023, November 2). Reframing employee health: Moving beyond burnout to holistic health. McKinsey Health Institute.

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