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【デザイナーなら知っておくべき素材の知識】ロイヤリティフリーとライツマネージドの違い

このnoteではロイヤリティーフリーとライツマネージドの素材の違いについて解説していきます。

・素材を購入する時にライツマネージドの素材はすごく高いけどなんでなの?
・今まで素材の扱いについて特に考えたこともない

そんな方はもしプロのデザイナーやクリエイターとして仕事につこうと考えているなら、素材についての知識は必ず必要です。

最近は副業でデザインの仕事を受ける人も増えてきたと思うのですが、安易に無料の素材を使っているのではないでしょうか?

素材の扱いには注意が必要で著作権も絡んできます。小さな仕事をしているうちは問題になる可能性も低いですが、多くの人に見られる仕事をするようになった時に素材の扱いを知らずに会社に大損害を与えることの無いように今のうちしっかり学んでください。

1.商用利用可能はなんでも使えるわけじゃない

よく無料素材のまとめサイトで「商用利用可能なサイト集めました。なんでも使えます。」みたいなことを書いていますが、商用利用可能な場合でも販売する製品に素材を使う場合や一定以上の多くの人に見られる広告などには基本的には追加でライセンス料の支払いが必要です。

無料素材サイトにはそもそも販売する製品には使えない場合が多いです。

プロのデザイナーが無料の素材サイトより有料の素材サイトを使う理由は使い勝手がよく安心だからです。

他にもクオリティが高いなどの理由もありますが、そもそも保証も無いような無料素材サイトの素材を仕事で使って損害が起きれば会社が責任を取ることになります。個人で万が一権利侵害で訴えられたら、莫大な費用を払えるのでしょうか?

有料の素材サイトはその辺はしっかりしていて、保証サービスがついているサイトが多く。購入した素材なら300万円まで保証してくれたり、権利侵害で訴えられた時に代わりに交渉してくれます。

もし将来大きな仕事をしたいと考えていたり、現在大手の仕事を受けている状態で素材や著作権に関する知識がないなら無料素材は使うのをやめて有料素材を使うようにしてください。

知識が増えてきたら、この無料素材は使っても大丈夫とかが分かるので、知識のないうちは安易に無料素材を使うのは本当におすすめしません。

2.ロイヤリティフリーについて

まずロイヤリティフリーに関してですが、一言でいえばかなり自由度の高い素材です。

使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料の発生が免除されている著作物や技術のこと。

つまり1度購入すれば何度でもその素材を使い回せるということです。

ロイヤリティフリー素材でなければ、違う用途に使う度に追加の使用料を支払う必要があります。

メリット:価格が安い、1度購入すれば何度でも素材を使いまわせる

デメリット:他の人も素材を使いまわすことになるので、広告などに使う場合素材が被る場合がある


3.ライツマネージドについて

次にライツマネージドに関してですが、一言で言えば使用する期間や媒体が決められている素材です。

ライツマネージドとは、素材の使用機会ごとにお金を支払うタイプのライセンス。

ライツマネージドは使用機会ごとに契約するので他のメディアと重複する可能性が低く。独占できる場合もあります。

ライツマネージドの素材は高品質のものが多く、写真は高画質で著名な写真家のものもあります。ライツマネージドの画像は広告や印刷物といったデザインによく使われます。

メリット:高品質でクオリティの高い素材が多い、他と被る可能性がほとんどないのでオリジナル性の高い広告やデザインを作れる

デメリット:料金が高い、使用する期間ごとに購入しなければならないので手間がかかる


4.まとめ

ロイヤリティフリーとライツマネージドの素材の違いについて解説しましたが、プロのデザイナーやクリエイターとして大きな仕事に関わる時に素材をきちんと用意できるかは重要なことです。

素材への知識が少なく莫大な費用を請求された過去が僕自身にもあります。そうならないように、これからプロのデザイナーを目指す人や大きな仕事に挑戦しようと考えている人はデザインのセンスやスキルだけでなく業務に必要な知識もしっかり学んでおきましょう。

デザイナーなら著作権についてしっかり学んでおくことをおすすめします。

しかし最近では素人でデザインする人も増えてきましたので、そんなかたの為にプロが使う素材サイトについてまとめておきました。

コスパのいい素材サイトや無料でもこんな使い方をすれば問題ないとサイトごとに紹介しているので、素材を扱う人には便利かと思うのでよければどうぞ。

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著作権に関してはおすすめの本を2冊紹介しておきます。


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