原田 忠明 ( WHITE Inc. )

2001年より博報堂グループでデジタル業務に携わる。 アートディレクターとして国内外の…

原田 忠明 ( WHITE Inc. )

2001年より博報堂グループでデジタル業務に携わる。 アートディレクターとして国内外の広告賞を受賞。 2018年4月よりWHITEに参加。

最近の記事

「月が綺麗ですね」とUX

こんにちはUXデザイナーの原田です。 今回は「自分がUXをクリエイトする際、大事にしているのは機能よりは、まず情緒なのだな」と思ったことついて備忘録的に書こうと思います。 きっかけは夏目漱石のエピソードでした。 英語教師をしていた漱石が、I love youを『我君を愛す』と翻訳した教え子を見て、「『月がきれいですね』とでも訳しなさい。日本人にはそれで通じる」と答えた有名なあの逸話です。 直訳で考えれば「我君を愛す」は全く問題のない正解。でも、そこに人物の心理描写は存在

    • 調査自体が貴重なUXだった。

      こんにちはWHITEでサービスデザインをしている原田です。 今回はサービスデザインをWHITEで始めて改めて思い出したことを書こうと思います。それは実地に赴いて行う調査の納得性です。とは言え大げさな話ではなく、現場でのリサーチとヒアリング・インタビューを起点にした施策進行や結果に対する有効性の話です。 プロモーション実施までの進行で、施策のベースとなったマーケデータが、お座成りにされる事がちょくちょくあります。勿論、プレゼンで得意先が納得したから受注に漕ぎ着けているので施策

      • 広告代理店では難しい?デジタルの用方。

        こんにちは4月からWHITEでサービスデザインをしている原田忠明です。 広告代理店で10数年デジタル領域の仕事を行ってきた経験をもとに日々変わっていくデジタルなるお仕事について書いてみたいと思います。また、WHITEに来て個人的に感じた広告とサービスデザインにおけるデジタルの使い方の違いも合わせて触れてみます。 爆発的に業務領域の広がるデジタル領域、一昔前にくらべ依頼される内容も様々になり、依頼する側の得意先内でも課題や与件を整理するだけで大仕事となってきました。 広告代

      「月が綺麗ですね」とUX