帰省【俳句NO.2】
今、埼玉の実家に向かっています。
3月のお彼岸に帰省したのですが、
手術をしてから直接会っていなかったので、
まあ顔を見せようかと思いました。
本心を言うと、
帰省って苦手です。
父親は亡くなって20年近く経ちます。
母親もかなり歳をとりました。
会うたびに小さく老いていく姿に、
いつも動揺する自分がいます。
近くにいない後ろめたさと安心感…。
見たくない気持ちといつか見られなくなる恐怖。
複雑です。
だから帰省は苦手です。
帰り際の、後ろ髪を引かれるあの感覚、
それも嫌いです。
すべて嫌いです。
赤城おろしよ老いたる母に容赦あれ
もうすぐ駅に着きます。
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