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ヴァイオリンのA線の話

弦についてのマニアックな話がまだまだ続きます。今回はA線の話です。
E線に加えてA線をスチール弦にしたセット弦がありました。
残念ながら昨年生産終了になってしまったThomastik-Infeld社のLakatos
ヴァイオリンの怪人ことロビー・ラカトシュモデルです。

ジプシー音楽をテーマにライブを演った時に張った事があります。
A線がスチールだとE線との音色の繋がりが良くなるのと
反応が速く運指がラクという特徴がありますが音色はやはり鋭いですね。
曲調は選ぶと思います。

Warchal社からは2種類のA線専用スチール弦が出ています。
Russian Style A
コレも1回張ったことがあります。ロシアンスタイルという名に惹かれて
ロシア縛り演目の時に使いました。A線以外は同じくWarchal社の
Karneolで揃えました。理由はエンドの巻線の色が赤で揃うからという
単純な理由ですが、メーカー推奨でもある組み合わせのようです。
予想に反して音色はそれほど鋭くなく良い感じでした。

ロシア縛り演目

Avantgarde A
こちらは使ったことが有りませんが、やはりA線専用スチール弦です。
気になるので今度試してみたいと思います。


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