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【エッセイ】音楽を「聴いてみる」と。

毎日、新しい音楽を聴いている。
眠くても、ハッピーでも。
今日に押しつぶされそうになっても。

目をつぶって耳を澄ます。
耳に入ってくる音にだけ意識を向ける。
そうするとわかる。
音楽は平らじゃないことがわかる。
ドラムがぼこぼこしてて、スネアが波のように押し寄せてくる。あ、いまVocalが息を吸った。歌は止まるけど、それを尻目に他の旋律が進んでいく。

ひとつの曲の中に色んな人やモノがいて、それぞれ動いている様がまぶたの裏に映る。
まるで複数の宇宙が共存して、伸び縮みしながら関わりあっているみたいだと思う。
そんな景色、実際には見たこともないんですが。
でも、そんな想像ができる音楽が好きでたまらないのです。

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