代替肉バーガー

代替肉のメリット・デメリット

今回は代替肉の将来について考察していきたいと思います。

代替肉とは

代替肉とは、動物性タンパク質である肉を一切使用せずに、植物性の成分を加工して動物性の肉本来の味と栄養素を再現した次世代フードです。大豆で作られた大豆ミートがその代表格です。近年は、肉のみならず卵の代替品、エビなど魚介類の代替食品なども話題になっています。

代替肉バーガー

Beyond Meatという代替肉のリーディングカンパニー

代替肉・人工肉で有名なBeyond meat社は将来20%以上の需要拡大が見込めると言われています。また、代替肉全体の市場でも今後3年以内に市場規模が7000億円まで膨れ上がるそうです。                 驚くことに、このBeyond meat社の主要株主はあの有名なビル・ゲイツ氏だそうです。もっと驚くことは、彼個人だけで全体の22%を出資しているということです。いかに代替肉が注目されていいるかかが窺えます。 

代替肉のメリット

SDGsロゴ

近年、環境問題が世界的に懸念視されています。SDGs(持続可能な開発目標)という概念も世間的に広まり、今の時代は企業だけでなく、消費者1人1人が環境汚染について真剣に考えなければならなくなりつつあります。    人々が肉を嗜好するようになり肉の消費量が肥大化した結果、資源不足に陥り、将来的に肉の供給が需要に追い付かなくなることが懸念されています。この打開策として代替肉への期待が高まっているのです。

代替肉のデメリット

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上記のようなメリットがある一方で、畜産農家の方々にとっては大ダメージだといいます。代替品が市場に出回るようになると、相対的に畜産の需要が減ることになり、頭を抱える畜農家の人が増えています         また、人工的に作られた代替品で、自然本来の栄養価は確保できるのか」「遺伝子組み換え食品の安全性は担保できるのか」といった声も散見されています。

結局、今後代替肉はどうなっていくのか

代替肉:zeromeat

上記のデメリットを考慮しても、今後代替肉の需要はほぼ確実に伸びていくと思います。日本ではまだ代替肉の知名度は薄いですが、アメリカなどでは代替肉を食卓に取り入れている家庭も少なくないそうです。       さらに、先日スターバックスが朝食メニューに代替肉を検討していたり、 日本ハムが代替肉に参入する予定であったり、マクドナルドも代替肉の導入に前向きであるという事実を踏まえると、日本の家庭に代替肉が使われる日もそう遠くないかもしれません。                   今後も代替肉の動向を追っていきたいと思います。




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