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第2回「音やサウンド」=周波数の表現はヒトの「感情」を引き出し、動かし、「記憶」を呼び起こし、「行動」を喚起することがわかっています

「ソニック・アーキテクトは音楽理論、認知行動心理学、行動分析、周波数解析、デシベルやノイズの解析、演奏や表現の分析を駆使しながら、企業の音や音声コンテンツ、音の環境づくりを科学的・戦略的に構築します。よって、企業の音=知財・無形資産としての付加価値を高め、ブランド力・企業価値の向上をサポートする職業です。」

と、言ってはみるものの

「ソニック・アーキテクトは誰に対して何をするのか。」

まだ、なかなかに一言で分かりやすく説明し難い。日本に存在しない概念を最初に持ち込んだ偉大な先達はどうやって「聞いたこともない壮大なコンセプトをひと言でわかりやすく説明」して、その概念を世の中に広めて行ったのでしょうか。「401k」とか。もしかしたらわたしたちは「ひと言で説明するのにも何年もかかる」ようなソートリーダーシップを始めようとしているのかもしれません。

ソニック・アーキテクトはSONYのウォークマンやダイソンの羽根のない扇風機のような「見た目」の革新性で誰もが理解できるサービスではありません。空港にあるX線の検査装置のように、「ほら!今危険物が通過した!ほれほれそこそこ!はい止めて!」とその場で誰の目で見ても効果がわかるものでもないし、カミソリを靴底に忍ばせたら金属探知機が「ビーーーー!」と鳴るわけでもない。

だから、そうなんです。

「日本にはない新しい概念や新しい職業、新しいソリューションを広めていきたい。」

そして、現在のところ主には「防音と騒音と射倖心の向上」にフォーカスがある日本の音環境を変えていく社会的責任がソニック・アーキテクトにはある。なぜなら、すべての周波数=音やサウンドはヒトの感情、記憶、行動にポジティブにもネガティブにも影響するからです。Sonic=音や周波数は機会にも可能性にも、課題にもリスクにもなりうるんです。

この音やサウンドの持つパワーを日本の企業様に少しでも広めていきたい、活用して頂きたい、日本の音環境を少しでも向上させたいという思いがある・・ということをはじめにお伝えしたいなと考えた次第です。

次回の投稿では、アメリカではすでに2010年代から有効活用されているソニック・アーキテクトの歴史についてご紹介します。

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