![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97120472/rectangle_large_type_2_8c2be2f5656bf674784bb1bcc689c723.png?width=800)
誰も知らない特殊部隊員のメンタル
初めまして。
レジリエンス・メンタルアドバイザーのNICKSです。
![](https://assets.st-note.com/img/1675392269275-ukB2WJEDpY.jpg?width=800)
今日は、「誰も知らない特殊部隊員のメンタル」というテーマでお伝えします。
あなたはこの記事を読むことで、特殊部隊員とはどんな人間なのか、特殊部隊ではどんな能力が必要になるのか、求められるメンタリティは何かを知ることができます。
このメンタリティは特殊部隊員を目指す方だけでなく、様々な分野でプロとしての活躍を目指す方々にとっても必ず役にたつものだと思いますのでぜひ最後まで読んでくださいね。
その前に簡単な自己紹介ですが、私は海上自衛官に10年ほど在籍していました。
その内、3年弱を特別警備隊という部隊で過ごしています。
ここはいわゆる特殊部隊と呼ばれる組織です。
私はここで特殊戦に関する訓練を3年弱経験しました。
その後退官し、北海道警察の警察官となっています。
ここでは、交番勤務から始まり、災害警備や要人警護などの任務についています。
さらに警察官を5年経験した後、今度は保険調査員という仕事に就き、保険金の不正請求事案の調査も経験しています。
保険調査員という職業は聞きなれない方も多いでしょうね。
要は保険金の請求があった際に、その発端となった事件や事故の詳細が不明だったり、そもそも不正に保険金を請求しようとして嘘の事件・事故をでっちあげるなど、保険金を支払うにあたり詳しく事件や事故について詳しく調べる必要がある場合に動き出す調査員のことです。
海外では退役した軍人や警察官が多い様子です。
この職業を経験した後、あるきっかけから精神医学や心理学の勉強を始めることになりました。
現在は心理カウンセラーの研修も終えて、メンタルアドバイザーとして活動しながらYouTubeなどで情報発信しています。
私が特別警備隊SBUに所属していたのはもう18年(2023年時点)ほど前ですが、
なぜ今こうしたメンタル関係の活動を行なっているかというと、実は特別警備隊で培ったメンタリティ・精神性というのが今でも非常に役立っているからです。
除隊してからは警察官や保険調査員、民間企業の法律部門、それから国家試験など様々な職種や目標にチャレンジしましたが、この特別警備隊で培ったメンタリティがあらゆるところで役に立っています。
つまり、多少の緊張状態でも、自分のパフォーマンスをうまく発揮できるようになったからです。
例えば、
制服姿で装備品をガチャガチャとつけたまま、深夜の窃盗未遂犯を走って追いかけ、身柄確保したり、保険調査員では、保険金詐欺事案の証拠を一つづつ拾い上げ、不正請求事案の緻密な裏付けを行ったりと。
こうした実績を上げられるようになったのも
海自特殊部隊の特別警備隊で身につけたメンタリティがあるからです。
このメンタリティは、特殊部隊員だけでなく、警察官、海上保安官、消防士、医療職といった、いわゆる「高緊張下」緊張度の高い任務をこなす、あらゆる分野の人たち役に立つものだと今では確信しています。
このメンタリティは緊張状態やハイプレッシャーにある人だけでなく、もっと広く一般的に、ビジネスやスポーツ、仕事や試験、目標や夢の実現など、日常生活においても非常に有効だと信じています。
そして一般的な多くの方々にこの方法論を知っていただきたいと思い、今ではこうしたメソッドをお伝えすること仕事の一部にしています。
もちろん特別警備隊に関する訓練や任務、装備などの国家機密についてはお話しすることはできません。
ですが、メンタルの重要な要素については、広く一般の方々にも必ず役にたつものと信じています。
だから可能な限りみなさんにお伝えして行くつもりです。
ここで少し質問ですが、
みなさんは、特殊部隊員と言うと、どんな人間を想像しますか?
・屈強
・タフ
・マシーンのようなメンタル
・ムキムキのマッチョ
ちょっと古いですが、映画「ランボー」のような姿を思い浮かべる人もいると思います。
ですが、実際は全く違います。
結論から言うと、特殊部隊員の多くは「普通」です。
見た目も普通ですし、精神的にも穏やかに見える人が多い。
ただ、違うのは、人の目につかないところで、想像を絶する過酷なトレーニングや任務についているということ。
そして、それらは、表立って誰からも賞賛されることがないということ。
さらに、危機的な状況が発生すると途端にスイッチがオンになります。
プロフェッショナルとしてやるべきことをこなし始めるということです。
でも、外見的にはほとんど普通の人間です。
(中にはムキムキの方もいらっしゃいますが…)
これは、実は精神的にも身体的にも自己コントロールができているという証拠なんです。
そして自己コントロールに不可欠なのは、やはり心の状態、つまりメンタル。
特殊部隊員のメンタルは決して荒っぽい頑強なイメージとは違い、非常に謙虚で冷静な方が多いのがホントのところです。
私は、3年弱という期間、特別警備隊に所属していました。
特殊部隊員としてはかなり短い期間です。
短いにも関わらず、ここで学んだことがその後の人生に大きく影響を与えています。
この期間に、私は優秀な隊員を観察し、そのメンタルを自分なりに分析してみました。
そして、実践していくための方法論を必死に構築していました。
メンタルトレーニングといっても、最近では病気の予防であるメンタルケアから、積極的なメンタル強化方法まで、様々な形でトレーニングやコーチングといった形式の本や講座が存在しています。
ところが、実際には誰かについて学ぶ必要があったり、自分以外の人がいないと実施できなかったり、なかなか一人で身に着けるのは難しいものが多いです。
でも、私が主張したいのは、「学ぶ」という能力は誰にでももともと備わっているということ。
そして、ちゃんとした道筋があれば自分でトレーニングができるということです。
特殊部隊員というのは、様々な任務に対応する力が求められます。
その対応力をつけるためには、自分にとって必要なものを知り、身に着ける方法を手に入れ、実践することが大事です。
例えば、特殊戦で必要な筋力トレーニングでも、高重量のウェイトトレーニングが必要なのか、それともしなやかな持久力ある筋肉が必要なのか、それらを知って正しい方法論で身につけることが大事です。
もっと、大事なのは、方法論をいつでも使えるトレーニング方法として用意しておくこと。
メンタルで言えば、どれだけ名高い、意義のある精神論も、誰にも実践できないのなら、単なる道徳で終わってしまいます。
私は道徳や精神論をバカにする気はありません。
これらは、国防の任務につくためにとても大事な要素になります。
ところが、誰もができる方法論を取らなければ、みんなが実践することは難しくなります。
だから、誰にでもできる「技術論」にする必要があるんです。
ちゃんとした技術として伝えないと、誰でも実践できるメソッドにはなりません。
だから、私の主張するメンタルトレーニングでは、具体的な「技術論」を優先しています。
その技術論は、いたってシンプルです。
本当に窮地に陥った時に自分や仲間を救うことができるのは本当にシンプルな手段だけ。
シンプルであるからこそ、いつでもどこでもどんな状況でも使える。
では、実際のところ特殊部隊ではどんなメンタリティが必要なのか。
これらは4つの要素に集約されます。
私が、海自特殊部隊で優秀な上官、先輩、チームメイト、後輩たちを自分なりに観察し、分析したところ、メンタルの重要なポイントは、
たった「4つ」です。
緊迫した状況でも高いパフォーマンスを発揮するには、この4つが最も大事と結論づけています。
そして、この4つをいかに身につけるか、いかに合理的に向上させていくかがカギになります。
結論から言うと、この4つの要素とは
①判断力
②集中力
③冷静さ
④洞察力
この4つです
そして、これらをしっかりと身につけ、向上させ、いつでも使えるように整備しておくことが
現場での能力発揮につながります。
この4つのメンタルスキルは特殊部隊員には欠かせない能力です。
この4つを身に着けることで、緊張下でも自分のパフォーマンスを最大に発揮することが可能になります。
このスキルは、特殊部隊だけでなくあらゆる分野の任務、仕事、役割、活動の全てに通じるものです。
ハイプレッシャーでも高いパフォーマンスを発揮する力は、人生のあらゆるステージで活動の幅を広げます。
この4つを身に着ける方法は、具体的な技術として示せるものです。
これらをトレーニングで身につけていけば、しっかりと緊張下でも能力を発揮することができます。
①判断力
②集中力
③冷静さ
④洞察力
この4つの要素に分解し、それぞれを個別に見ていけば、トレーニング方法が見えてきます。
この4つについては、様々なビジネス本や心理学、勉強法などの本でもいろんな情報が得られます。
その中から、一番自分に適した方法をぜひ探してみてください。
私のYouTube動画や今後の記事でもこういったことを自然に身につけられるような方法や考え方を紹介していきます。
もし、あなたがしっかりしたメンタリティを手にして、パフォーマンスを高めたいのであれば、この4つがカギです。
4つの能力を身に着けることで、自分のパフォーマンスを発揮できます。
そうなると、自然に自分で自分を信頼できるようになります。
そうすれば、メンタルは必然に「目的に応じた強さ」を持ち始めます。
メンタルを強くしたいと思う大抵の人は、何かしらの本を読んだり、著名な人の話を聞いたりして一時的にモチベーションは上がるものの、結局身につかずに終わってしまうことが多い。
それは、「考え方」だけで終わってしまって、「実践(実戦)技術」として体系化されていないからです。
だから、積極的にメンタルを強めたいという方は絶対に、この方法論・技術論にこだわってください。
強いメンタルとは簡単に手に入るものではないですが、それでも、ちゃんとした方法論・技術論に基づくことで必ず手に入ります。
だからあなたが、メンタル面で何か重要な要素を身につけたいと思うのなら、必ずその方法を「技術論」に落とし込んでください。
技術に落とし込めば、考え方だけに終わらず、実践することができます。
メンタルに限ったことでなく、何かを身につけるのであれば、必ず徹底した技術論に落とし込むことです。
技術に落とし込むことができれば、今度はそれを他人に教えることができます。
そうすれば、今度は自己成長から他者成長、つまり他人に貢献できるようになります。
確実な技術論に落とし込んだものは、必ず誰もが実践できる方法です。
この考え方は、特にメンタルトレーニングでは重要。
世の中には、夢や目標すら持てずに、なんとなく毎日を生きる人の方が圧倒的に多いもの。
結局人生をどう生きて良いかわからない人たちです。
ですが少なくともこの記事を読んでいるあなたは、何かしらの目標や憧れ、夢、情熱があるはずです。
夢中になれるものがあると言うことは、人生を充実させる最も強い武器です。
もしあなたに憧れや目標があったとして、諦めていたり、チャレンジの勇気がわかないとか、挑戦したは良いけど「もう折れてしまいそうだ」という状況にあるなら、それはまだちゃんとしたメンタルの土台がないだけの話です。
これは非常に勿体無い。
ちゃんとした「メンタルの技術」を身につけて、自分が望む方向へ進んでほしいと思います。
少しでも夢や目標があるなら、ちゃんとした「心の技術」をしっかり身につけ、チャレンジするべきです。
もちろん専門的な分野のスペシャリストを目指すなら、その分野の技術・知識を学ぶ必要はあります。
そして、それと同時にメンタルも必ず重要になります。
挑戦は自分を磨く大きなチャンスです。
世の中には挑戦もせず、机上の空論だけを振りかざし、他人を批判する「アタマだけエリート」が数多くいます。
ですが、少なくともこの記事を読んでいるあなたはそんな世界で終わるとは思えません。
挑戦して「すべてが可能な世界」を体験してください。
夢が実現できれば今まで見えなかった世界も見えてきます。
仮に実現できなかったとしても、そこで得られるものは特別です。
新たな夢がまた見えてきます。
努力したものにしか得られない、他人には手に入らない宝が眠っています。
それをどう生かすかは、自由です。
私自身も今までいろんなことに挑戦してきました。
人に言えないような恥ずかしい失敗も数多くあります。
私自身、失敗をした時、
自分は何がダメなのか、
何ができるのか、何を目指すべきなのかが
全く分からなくなりました。
でもそこでの失敗が自己分析に繋がります。
自分には何が足りなくて、他の人とどう違い、逆に何が優れているのか。
何をどうトレーニングすれば望む未来が手に入るのかを
徹底して考える機会を手にします。
挫折があったからこそ、自分の弱点がわかり、どう克服し、得意をどう武器に変えるかがわかる。
失敗から学んだことがその後の人生に大きく作用し、今でも、そしてこれからも自分の財産になっています。
それほど、チャレンジとは人生に大事な要素です。
特殊部隊員のメンタリティはこれらすべてのチャレンジ精神を補完するものです。
このメンタリティを吸収して、ぜひいろんなことにチャレンジしてください。
そして、自分の可能性を信じてください。
その先には、今までの自分には想像できなかった広い世界が開けています。
あなたも4つのメンタルスキルに着目して、メンタルを磨いてみてください。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
YouTube動画 タクティカル・レジリエンス・コース
いつからでも誰にでもできるメンタル・トレーニングメソッドについては、下の概要欄を参考にしてみてください。
タフなメンタルの基盤を作り、能力アップしてより自由にしなやかな人生の実現をさせる方法論
タクティカル・レジリエンス講座テキスト
(テキストのみで自学自習が可能)
6MB版
22MB版
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?