間借りまで1週間切りまった

前回の記事でもちょこっと触れたが、間借りでタコス屋をスタートさせることになった。
口コミサイトに掲載したのだが、やはり彼らの影響力は凄い。もう数件お問い合わせを頂いた。自分の考えたシャレオツなキャッチコピーで興味を持って貰えたと思うと、嬉しくて仕方ない。ウレションしそうである。糸井重里は「食う寝る遊ぶ」を思いついた頃、オムツをして仕事をしていたに違いない。

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今まで野生の勘で作っていたタコスだが、やはり商売として出すとなるとしっかりしたものを常に同じクオリティで出したい。そこで、これまでほとんど妻とぼくしか食べていない、内輪で絶賛のタコスをもう一回り広げた内輪でどうなのか試してみている。つまり、親族のおうちに突然押しかけ、タコスを食わせ、感想を聞く。これを行っている。
当初は「癖が強すぎるからお客さんがついてこれるか心配だぜ!」とか思っていたタコスも、もっとスパイシーで良い。というか、もっとスパイシーにした方が良いなど、こちらの予想の逆を行く意見も貰ったり、多くの方に食べて貰う事はこれほど勉強になるのかということを実感している。子供は食べれないと思っていたのに、2歳児が笑顔で食い荒らすという事態まで起きた。全ての答えはお客様の中にあるということか。(逆に、お客様の気づいていない答えを引き出してあげる事が大切という考え方もあるが。)
さて、そんな試行錯誤の中で一つずーっと気になっていて、やっぱり改善したものがある。トルティージャである。タコスはトルティージャに始まり、トルティージャに終わる。最初に舌に当たるのは恐らくほとんどの場合トルティージャであるし、最後まで口内に残っているのも恐らくトルティージャだろう。フィリングは勿論大切だが、何が一番大切かと聞かれれば間違いなくトルティージャなのである。さて、このトルティージャであるが、これまで我が家ではニトリのスキレットで焼いていたものを、量産のためホットプレートに変えた。親族のうちにお邪魔する際も効率を考えてホットプレートを借用して焼いていた。しかし、スキレットで焼いた時の方が圧倒的にうまいのである。理由は恐らく温度だ。ホットプレートは200℃ほどまでしか加熱されない。しかもこれは理論上の温度であって、鉄板表面の温度は恐らく150〜180℃くらいが限界であろう。しかしニトスキはガンガン熱すれば300℃くらいまで行く。さらに鋳鉄なので温度が簡単には下がらない。この熱量で焼くことで、トルティージャはワンランク上の高みに行けるのである。幸い今回間借りするカフェは3口のIHコンロがある。1口をトルティージャ用の鉄板で埋めても、残り2口でフィリングは何とか回せるだろう。冬場はぼくの大好きな飲み物であるクラムチャウダーを出したいので何か策を練らねばならないが、冬までには何か思いつくだろう。そこで鉄板の購入に踏み切った。昨今のキャンプブームで、鉄板はアマゾンや楽天、メルカリでも大量に出品されている。やはり厚いものが良いのだが、間借りなので営業終了後は速やかに片付けて1秒でも早く帰りたい。なので、冷めの時間が長いものは困るし、そもそも持っていくの重いし、あと、取手がないと何かと不便だということで、LODGEのラウンドグリルを導入することにしてアマゾンでポチると翌日には届いた。内径26センチほど。ぼくのトルティージャは密にすれば4枚焼けそうだ。(※結果3枚が限界だった。)オペレーション的にも4枚が限界だろう。本当はタコス専門店のように鉄板グリルが欲しいが、間借りなのであるもので何とかする工夫は必要だ。熱される温度に大差は無いし、提供される商品の質は鉄板グリルと変わらないので、これで良しとしよう。
タコス5種のフィリングのレシピはほぼ固まった。サイドメニューは最初は無理せずワカモレチップス、サルサチップス、サラダのみにしようと思う。慣れてきて余裕があるなら、チキンウイングと揚げ物も追加したい。

今は、普段ほとんど飲まない酒を作る練習と称し、毎日2杯づつハイボールとレモンサワーを飲んでいる。嫁からはキッチンドランカー呼ばわりされているが、ハイボール、レモンサワーともに炭酸の入れ方ひとつで味が結構変わる事を知って奥深さに驚いている。これもまた知れば知るほどの世界でハマってしまいそうで怖い。写真撮影(これは本日終わった。かなり色々な気づきがあったので後日別記事で書こうと思う)、メニュー作成、備品買い出しなどやる事目白押しの1週間になりそうだ。特に何を求めるわけでも無いが、応援して頂けると嬉しい。何卒よろしくお願い申し上げる次第である。

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