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ステイホームタコス 2020年4月23日

ステイホームが日常となりつつある。
あまりテレビは観ないようにしているのだが、家にいるとどうしてもテレビを流してしまう。どのチャンネルもほとんどコロナ関連のニュース、ワイドショー、バラエティーである。誰が感染した、他国はこんなに進んでいる、日本の対応は遅い、未だにパチンコ店が営業しているなど、ネガティブな内容が多い。コロナウイルスの恐ろしさは、感染力の強さや進行が読めないところにあると思うが、これを受けて我々は疑心暗鬼になり、他者に厳しくなっている。今こそ利他の精神で、他者を思いやり行動する時であると思う。外に出る回数を減らす事でも、少し他の人と距離を置く事でも、他人を非難したくなった時に、一度思いとどまりポジティブなメッセージは無いか考えてみる事でもいい。一人が出来ることは小さいだろうが、それが全員になれば強力な力となる。それが社会の強さである。マスコミや政府のメッセージは強力だが、鵜呑みにするのではなくひとりひとりが考えるべき時なのではないだろうか。ぼくはそう考える。

ぼくの従事する旅行業をはじめ、飲食業や、スーパー・ドラッグストア以外の小売り、ほぼ全ての仕事が非常に苦しい状況だろう。ぼくが好きなタコスを出すお店も苦しいだろう。行った事の無いお店でも、食べてみたいタコスは沢山あるが苦しいに違いない。しかし、この苦境を抜け出した暁には、タコス行脚を行い、関東だけでなく地方のタコスも遠征して食べに行ってみたい。タコスを目的とした旅行をしてもいい。何とか持ちこたえて貰いたい。

さて、遅ればせながらZOOM飲みなるものを行ってみた。
結果から言うと、喋り出しのタイミングでかぶりは発生するものの、ほぼ遅延なし、画質音質ともに問題無く、これであれば今後も一定層でこのシステムは続くだろう。ZOOMはセキュリティ問題が取りざたされているが、韓国人の知り合いは主にLINEで同様の事をしているらしいし、HANGOUTは会社の会議でたまに使うし、FACEBOOKのメッセンジャーでも同様の機能があるらしい。virtual meeting元年となりそうだ。課題は画面のサイズとよりクリアな音質だろう。画面の解決策は大型モニターまたはVRゴーグルか。音質はイヤホン着用で何とかなるが、1つのアカウントで複数人が参加する場合はクリアなスピーカーマイクなどのシステムが必要かもしれない。

前置きが非常に長くなってしまったが、このZOOM飲みに併せてタコスを作った。
結局はZOOM飲みの前に夫婦そろってお腹が空いてしまい平らげたのだが。

今回のタコスは2種類
サラダチキン(カレー風味)のタコス
スパイシーポークタコス

サラダチキンのタコス
鶏むね肉 300グラム あらかじめ皮は取っておく
塩 3g
カレー粉(我が家はインディアンカレー) 大さじ5

玉ねぎ 1玉
酢 大さじ2
はちみつ 適量

キャベツ 3枚 ※本当はレタスが良かったが、冷蔵庫にキャベツしかなかったため

鶏むね肉は、真空にした袋に入れる。袋が十分つかるくらいの沸騰した鍋の火を止め、鶏むね肉の入った袋を入れ、鍋に蓋をして60分待つ。一度鍋から出し、少しほぐしたのち、再度沸騰する手前くらいまで温めた鍋に入れて30分。取り出した袋に塩、カレー粉を入れ、肉をほぐしながら揉みこむ。
玉ねぎは微塵切りにして、酢とはちみつに漬ける。半日ほど冷蔵庫で置く。
キャベツは千切り

総評
カレー風味と酸味のある玉ねぎがほどよい。ただしコーントルティージャの風味が強く、カレーが負ける。このタコスはフラワーの方が相性が良いかもしれない。全体的に黄色なので、トルティージャはブルーマサを使ったり、フラワーなら竹炭を混ぜたりして色味に差をつけたほうがシャレオツである。鶏むね肉は袋に入れる前に全体の厚みを均一にすれば追加の30分は不要だろう。適当にやってしまったが故無駄な行程が発生してしまったし、全体の味を落とす事になった。玉ねぎは粗目に切ったほうが食感が残り美味いだろうと感じた。


スパイシーポークタコス
豚挽き肉 300g
オレガノ 2つまみ
ナツメグ 少々
塩 3g
クミンパウダー 少々
クミンシード 2g

サルサ
玉ねぎ 小玉1
ハラペーニョ酢漬け 1本
トマト 1玉
にんにく 1かけ
レモン汁 少々
塩 適量

豚挽き肉にオレガノ、ナツメグ、塩を混ぜておく。熱したフライパンにラードを入れ、弱火でクミンシードを炒める。少し香りが出てきたら、混ぜた挽肉を炒める。肉から水気が出てくるので、水気が飛ぶくらいまで炒めてクミンシードで香りをつける。
サルサは、玉ねぎ、ハラペーニョ、ニンニクをプロセッサーで微塵切りにする。ざっくり切ったトマトを加え、再度プロセッサーを回す。トマトは細かくなり過ぎないように。レモン汁を加え、塩で味を調えて完成。

総評
前回作ったポークを少しアップデートしてみた。この肉はタコスではそれほどではないが、タコライスではかなりスパイスが立つ。コーントルティージャの香りの強さを実感した。肉にはさらにパンチを与えるためニンニクを加えたり、甘さを出すために一緒に玉ねぎを炒めてみたりしても良いかもしれない。ベースが簡単に美味くできるものなので、細かな調整で味を追求したい。
サルサは妻と僕で好みが別れた。妻はトマトの食感をもっと残して欲しいという。ぼくは均一に細かいほうが好きである。どちらにするかではなく、ちらにも対応できるようにする道を探りたい。

今回はトルティージャでも気付きがあった。まとめる前に良く捏ねる事で、小さく千切る作業が非常に楽だったのである。さらに、作成を終えて気付いたが、これまでまずは大きなボール状に纏めていたが、棒状にまとめるほうが千切るのが楽な事に気付いた。千切る作業が短縮されれば作成は大きくスピードアップする。トルティージャの質はタコスの美味さを左右するだけでない。食べやすさに与える影響は甚大である。美味くても食べにくい食事は倦厭される。食べにくいくせに流行っている食事なんて山ちゃんの手羽先ぐらいものである。トルティージャの大きさから具材の水分量、乗せ方など、まだまだ試行錯誤が必要である。

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