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「人生、遠回りしてなんぼ説?」〜2021年6月〜

こんばんは!
たこらいすです。
6月分のnote

「人生、遠回りしてなんぼ説?」

を書かせていただきました。

こんな偉そうなタイトルで綴らせていただいていますが、
僕は「最短」「最速」で成果を出したり、成長することに重きを置いてしまっていました。

そんな僕ですが、最近ようやく「過程を楽しんでくこと」の重要性を腹落ちさせることができました。

今回のnoteでは、「キャリアの考え方」という観点から、

なぜ過程を楽しんでくことが大切なのか

について書いてみました。
特に、

「いや将来やりてえこととかねえよ….」
「なんとなく成長は感じるけど、このままでいいのかな…」
「今の働き方にモヤモヤする」

という方は、かるーく目を通していただけると幸いでございます!

さて、早速内容に入っていきます。

有名な話なのでご存知な方も多いと思いますが、
キャリアに関する捉え方は大きく

「山登り型」「川下り型」

の二つに分かれます。
ここには諸説あり、それぞれの型の中でもいくつか理論があるので詳しくはご自身に調べて頂きたいのですが、
ざっくりいうと

山登り型(キャリアアンカー型):
目的を見据えてそこから逆算したマイルストーンを踏んでいくという考え方

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川下り型(プランドハプンスタンス型):流れに身を任せながら、与えられた環境で最善を尽くしてくという考え方

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という風にご認識いただければと思います。
これはあくまで

「目的から逆算して進んでいくのか」
「いる環境で最善を尽くすことで進んでいくのか」

という根本の考え方をキャリア形成に落とし込んだものなので、
どちらか正しいとかの話ではないとご認識頂ければと思います。

あくまで「どちらかを選ばなきゃ」という風に考えるのではなく、いかに自分に合った形でバランスよく双方の要素を取り入れてくいくのか、
というのが重要なポイントになります。

冒頭でも述べさせて頂きましたが、僕は圧倒的に山登り型の人間でした
(というか今も90%そうです)
色んな背景がありますが、一番は水上スキーという

結果が「飛距離」という一つの指標で出る競技
で「日本一」を目指していた

という背景もあり、目標に対して「少しでも早く」上手くなろう
という意識が醸成されたのではないかと思っています。
(いや水上スキーなら山じゃなくて川だろって?黙れ)

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もちろんこのマインドは有利に働く事も多いし、
このマインドのおかげで結果が出たり、
仮に結果が伴わなくてもそれ以上に成長できたり、という経験もしてきました。

ただ一方で、裏を返すと
「明確な目標がないと突っ走れない、迷子になってしまう」
「どうしても自身を目標に対して比較して評価してしまう」

などの難点もあります。

僕は、今もなおこの川登り型の思考に悩まされています。
理想が高い割にメンタルが弱かったり、人からの評価とか見られ方を気にしてしまう分、

⑴目指している先や向かっている方向が不明確
⑵自身の設定した目標や理想とする自分や目標に届かない

のどちらかが起きると自分を認めてあげれず、自己肯定感が下がってしまいます。
逆にいうと、ここが満たされるとどんどん次の目標が見えてきてモチベも上がるというジェットコースターのような性格です。

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おっと自分語りが過ぎましたね、てへ。
ここで伝えたかったのは、「目標から逆算できる」って必ずしもいいことだけじゃないよーってことと、
常に自分が気持ちよく成長できるようにバランスを取り続けることが大切だよーってことです。

そして、ここから伝えていきたいのは
「キャリアの考え方」に関しては特に

「過程を楽しんでいく」意識が重要

ということです。

突然ですが、
皆さんは「VUCA」という概念はご存知でしょうか?

こちらのVUCAとは、

Volatility(不安定さ)
Uncertainty(不確実さ)
Complexity(複雑さ)
Ambiguity(曖昧さ)

の略で、
現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻いてる状況を説明する
キーワードとして使われております。

一言で言うと、現代は

「先がまっったく見えない」時代だよ!

と言うことです。

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皆さんも日常的にこれを感じる場面は増えてるのではないかと思います。
直近だと、例えばコロナで会社の業績に大きな打撃が与えられて給与に支障が出たり、デジタルシフトや価値観の変化により新たなニーズや商品・サービスが生まれたり。
「生涯安泰」って概念が薄れつつある時代ですよね。

VUCAの時代においては、選択肢と情報量が無限にあるからこそ、

・そもそも何になりたいのか
・社会に求められてるのは何か

というのは見えにくくなっているし、逆にいうと、
これらをすぐ明確にしようとしなくてもいい時代なのではないかな、と最近は思っています。

特にスポーツをやっていた方なんかは、僕と同様に目的から逆算したり、
「目標に向かっていく」感覚が強い方が多いのではないかと思います。

当然それ自体は悪いことではありませんし、一つの原動力としてはいいと思います。
でも、キャリアには正解なんかないし、特に現代においてはいつ自分がなりたい職業がなくなったり、逆にいつどこで新たなニーズが生まれるかも全く読めません。

そんな中で確実でもない「目的」を目指して悩むなら、
今いる環境での過程を大切にしながら少しでも
「できること」「やりたいこと」を積み上げてく方が
本質的やない?

というのが、僕が最近強く感じていることです。
こうやって考えるようになってからは、少しずつですが目標や周りと比べて一喜一憂することは減ってきました。

原点に立ち返ると、どんな人間でも毎日生きてればなんかしらの学びや、
昨日より出来るようになったことがあるはずです。
仮に挫折したならそこからの学びもあるだろうし、本当に何もないなら
早く寝てまた明日から人生楽しめばいい。

これからは常に未来へのワクワクは持ちながらも、
今の環境での学びや挫折を楽しんでこうと思った6月でした。

そろそろ締めます!
本noteを通じて伝えたかったのは、

・目的なんてあるに越したことはないけど、なくても死なないよね
・そこで悩むくらいなら、今の環境で楽しめることを見つけてく方が
人生豊かになるよね

ってことでした。
あくまで僕の一意見なので、皆さんはご自身に合った「登り」と「下り」のバランスで毎日イキイキと過ごしていただけたらと思います!

ご愛読ありがとうございました!
いいねももちろん嬉しいですが、皆さんの近況報告も兼ねてご意見をいただけたらめちゃ嬉しいです。
(来月は割とがっつり書こうと思うのでご期待ください!)

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たこらいす

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