【ライブレポ】ラナキュラ 黒木いろ 生誕祭 @ 赤羽ReNY alpha 2023/11/23
今回のライブレポは、11月23日に赤羽ReNY で行われたラナキュラというアイドルグループのメンバー、黒木いろちゃんの生誕祭の模様をお送りさせて頂きます。
この記事は地下アイドル Advent Calendar 2023 12月4日分の投稿です。
現在、黒木いろちゃんが所属するラナキュラはメンバー6人体制(黒木いろ、三真 るい、村神 笑愛、百瀬 あぐり、仲原 楓海、あみ乃)で活動しています。
2023年の2月26日にピコリモードというグループ名でデビューし、6月10日にラナキュラへとアップデート(改名)しました。
グループコンセプトはデビュー時(ピコリ時代)から”ゲーム”を掲げており、アップデート後もそれを踏襲。楽曲デザインはゲームタイトルオマージュでピコピコチューンなものが多い。
デビューから9ヶ月のまだまだフレッシュなグループながら、10月7日に池袋harevutaiで行われたワンマンライブはチケットがソールドアウトするなど、今勢いのあるグループの一角です。
そんな黒木いろちゃんは、元 アンスリュームの黒木いろちゃんと言った方が馴染みがあるかもしれませんが、現在はこのラナキュラのメンバーとして日々精力的に活動しています。
そのルックスはもちろんのこと、魅力的な歌声やステージング、人懐っこく愛嬌のあるキャラクターで人気を博しています。
僕は有り難いことにアンス時代から細々と応援させてもらっていて、今回ラナキュラの一員として再デビューしてからは初の生誕祭ということでとても楽しみに、首を長くして今日を待ちわびていました。
公演概要
■日時 2023年11月23日 木曜日㈷
■会場 赤羽ReNY alpha
■時間 OPEN 13:00 / START 13:30
■料金 ・優先¥4,000・一般¥2,000 ・当日¥2,500 ※それぞれ+1D
■公演 ラナキュラ 黒木いろ 生誕祭『くろきイロイロふぇすてぃばる ー 奪い愛いろ ー』
■出演 ラナキュラ(黒木いろ、三真 るい、村神 笑愛、百瀬 あぐり、仲原 楓海、あみ乃)
■その他 入場特典:黒木 いろ オリジナルブロマイド
生誕祭当日
実のところここ1週間ぐらい毎晩のように夜中の3時すぎに心臓の動悸と共に目が覚めるというのを繰り返していて、生誕の心配をするあまり少しナーバスになってるのかなという自覚はあった。
生誕祭前夜は早めにベッドに入ったのに夜中の4時すぎに目が覚めてしまった。
せっかくの生誕祭当日、もう少ししっかり睡眠時間を確保しておきたかったけれどベッドに横になりながらTLを眺めていたら、
いろちゃんもほぼ同じ時刻に同じようなポストをしていて、奇妙なシンクロニシティに心と心が通じ合っているような気持ちになったし、僕の睡眠時間をいくらでも分けるからいろちゃんはしっかり寝て欲しいなと願いました。
お昼の12時から前物販があって、今日限定の生誕祭ロンTが50着限定で販売されるということだったので、11時半頃には事前物販を待つ待機列に並んで待っていました。
開演
開場時間の13時になり、優先チケットから続々と地下のフロアへと吸い込まれ、フロアが生誕Tを着たファンで順調に埋まっていきます。
僕も見やすい位置をキープしてから、さっき購入した生誕Tに袖を通しました。
開演の13時半を前にフロア2段目もしっかりとお客さんが入り、いよいよという雰囲気が周囲から漂っていました。
僕自身の緊張はこの開演前の時間帯が最高潮だったかもしれません。この赤羽ReNYでネバーランドへと帰っていったプリンセスがこの赤羽の地に帰還します。
別れと再会が交差するこの赤羽の地、今日僕のプリンセスは一体どんなステージを見せてくれるのでしょうか。未だに胸の高鳴りが止まりません。
◇
開演時間の13:30を少し過ぎたあたりで遂に照明が切り替わりSEがフロアに流れると、ひよこの衣装に扮したメンバー3人(仲原 楓海ちゃん、あみ乃ちゃん、村神 笑愛ちゃん)とドラミちゃんメイド服に扮したメンバー2人(百瀬 あぐりちゃん、三真 るいちゃん)が登場。
そしてメンバー5人が待ち受けるステージに今日の主役 黒木いろちゃんが白色と薄いゴールドかイエローを合わせた色味のドレスで登場。フロアからは「おーー!」という感嘆の声があちこちで上がった。
一番大きな声で奇声を発していたのはもしかしたら僕自身だったかもしれない。両隣の人と前の人驚かせてしまっていたらごめんなさい。
いろちゃんは少し照れたような緊張したような表情でステージに現れた。ヘアアレンジもとっても可愛く仕上がっていて、お姫様みたいでした。
M1 嘘恋メモリアル
M2 エビデイあけおめ!!
M3 似合わない勇者
M4 勧善懲悪シンセサイザー
1曲目『嘘恋メモリアル』でライブの幕が上がった。ゲームのオープニングオマージュなこの楽曲はライブのスタートボタンを押すのには持ってこいの楽曲。叩きつけるような高BPMのチップチューンが赤羽のフロアを揺らす。
続けて、以前メンバーのあみ乃ちゃんが所属していたポスタルジアからの引き継ぎ曲であり、ラナキュラにおける生誕曲の地位をも固めた感のある『エビデイあけおめ!!』を披露。
そこから『似合わない勇者』→『勧善懲悪シンセサイザー』と人気曲へと繋げる。
この前半1曲目から4曲目まで、まるで宝石箱をひっくり返したみたいな色とりどりのBPM帯が散りばめられたセトリ進行。いろちゃんらしい組み方だなと思いました。
これまでいろちゃんがセトリ構成を考えたライブを観てきて思うのは、とにかく来場したファンを楽しませたいというのを全面に出すセトリを組む。それはまるで、一流ホテルのコンシェルジュサービスのようだ。
フロアもこのびっくり箱みたいな進行に合わせて凄く楽しそうに盛り上がっていて、僕も声を上げて振りコピしながらいろちゃん良かったねっていう気持ちで彼女の姿を見ていました。
黄色いペンライトが沢山フロアに揺れていて、まだ前半なのに感無量でした。
この後MCを一旦挟み、その後中盤戦へと突入する。
MCの最後、曲振りに行く前のコメント。
M5 コイテラセ
M6 ネバーランド
M7 ストロベリーソルト
いろちゃんが「それでは聴いてください、コイテラセ!」と、曲振りをしたんですよ。いろちゃんの口から”コイテラセ”というワードがまた聞けるなんてね…。
昔から見てきたファンからすればこの生誕ブロックで披露されそうな曲といえば、『コイテラセ』か『ネバーランド』、はたまた大穴『しゃぼん玉』の3択に落ち着くんですけど(何れもアンスリューム曲)、1つ目は『コイテラセ』でしたね~。
続いての曲。イントロのドラム音が聴こえた瞬間、意識が飛びそうになりました。今こうしてnoteを書きながら『ネバーランド』のステージを振り返るだけで鳥肌が立ちます。
ずっとずっとずーっと、いろちゃんが歌う『ネバーランド』を待ちわびていたんだなっていう、平気なふりをして蓋をしていた僕の本心を目の前にぐいっと突きつけられた気がしました。
2曲ともいろちゃん作詞なのですが、いろちゃん独自の世界観をコネてコネて塊にしてオーブンで焼き上げてオードブルにして提供するような、そんないろちゃん等身大な詞を書くので大好きです。ホントに好き。
特に『ネバーランド』は詞をつぶさに見ていくと直球だけど奥行きがあって、当時のいろちゃんの感情が直接流れ込んでくるような感覚になる、そんな楽曲です。
心底この場に居ることが出来て良かったなって、またいろちゃんの歌声でこの2曲を聴くことが出来て、空間を共有できて本当に本当に良かったです。
この2曲、もしかしたらもう見ることが叶わないかもしれないと途中から思って、悔いのないようにステージ上のいろちゃんをしっかり観ながら、呼吸を合わせて思いっきり振りコピもしたので後悔はないです。スッキリしました。本人もやり切ったと思うし、僕もやり切りました。
グループは違えど元々距離の近いグループ同士、初期アンスの頃からいろちゃんを近くで見ていたであろう 百瀬あぐりちゃんは、感慨深いものがあったんじゃないかなって後からそう思いました。
今こうやって同じグループのメンバーとして切磋琢磨しているのが不思議で素敵な巡り合わせ。
僕は夢見心地なまま、続けて『ストロベリーソルト』が気持ちよく流れます。
そうだ、僕が今観ているのはラナキュラなんだと我に還った。
『ストロベリーソルト』明けに2回目のMCへ。
MCでは、もちろんカバー曲2曲の話題と、50着限定の生誕ロンTの話題も出つつ、とても和やかな雰囲気でMCが進行していきました。
MC中、『コイテラセ』と『ネバーランド』の2曲を歌い終えたいろちゃんは何かこう、つきものが落ちたようなとてもスッキリとしたやりきった様な表情をしていて、その表情が見れただけでホント良かったです。あのスッキリとした表情を見れただけで幸せな気分に浸れました。
ライブはいよいよラストへ向けて走り出します。
M8 えんどれす・しみゅれ〜しょん!
M9 青と夢追のメロディ
M10 君と星のディスカバリー
最終ブロックはMVの制服姿にオタクが悶絶しながら次々と撃沈していくでお馴染みの『えんどれす・しみゅれ〜しょん!』から始まり、
先日のワンマンの大トリでフィナーレを飾った『青と夢追のメロディ』で、生誕祭のフィナーレへ向けてフロアの集中力がグッと高まりました。
そして、ラストは大事な勝負どころの締めで使われる印象の強い『君と星のディスカバリー』でした。
ラストのこの2曲(『青と夢追のメロディ』、『君と星のディスカバリー』)は凄くメッセージ性の強いストレートな楽曲で、各メンバーもファンもそれぞれ色んな思い入れを投影しやすい楽曲だから、セトリの後ろの方に入ってくるとライブ全体がしっかり締まる。
僕も例に漏れず、これまでのいろちゃんとこれからのいろちゃんをダブらせてこの2曲をいつも観ていますし、今日も気持ちを重ねながら最後の2曲を聴いていました。
アンコール ~ END MC
「最後はやっぱりこの曲でしょー!」という煽りで『似合わない勇者』。
いろちゃんの元気いっぱいの煽りとそれに呼応するフロアが今日一番のレゾナンスを生む。
ラナキュラ現場の魅力は個性あふれるメンバーと楽曲の楽しさはもとより、色んな楽しみ方を許容するフロアの包容力の高さにある。
たくさんの黄色いペンライトといろちゃんの笑顔。僕はやはり真夏の夜の菜の花畑を連想した。
曲終わりのEND MCにおいて、
黒木いろ「この歌は落ちサビを貰っていて、やっぱり乗り越えなきゃいけない自分ってあるなって思って、いろこそ似合わない勇者かなって。」
黒木いろ「似合わないヒロインみたいな感じで解釈して、今だったらちゃんと歌えるんじゃないかなって思ってアンコールでもう一回やらせていただきました。」
と、語っていました。
ケーキとアルバムの贈呈、写真撮影が終わりメンバーが袖に捌けていった後に、いろちゃんだけステージに残り、最後に今の心境を語ってくれました。
その時にお話ししてくれた内容を整理して以下にまとめました。
今日の生誕祭、みんなで楽しみたい楽しませたいと言っていた いろちゃんの希望通り、ステージもフロアも終始楽しい雰囲気に包まれていて最高の空間でした。すべては彼女の笑顔が物語っています。
黒木いろさん HAPPY BIRTHDAY
セットリスト
ラナキュラの今後の活動予定など
冒頭でも書いたとおり、今回僭越ながら ろーだいさん主催の地下アイドル Advent Calendar 2023という企画に初めて参加しています。
なので、当企画きっかけで僕の記事に辿り着いた方たちが沢山いると勝手に見積もって、最後にラナキュラのこれからの活動を紹介させていただきます。ぜひ目を通すだけでも結構ですので見てって下さい。
12月9日ゼロキュラ
この記事が公開されてからの直近で、ラナキュラの主催イベントが1つあります。
12月9日の土曜日に(OPEN 15:00 / START 15:30)原宿RUIDOで開催される『ゼロキュラ』という、他グループを招待した対バン形式の主催イベントとなっています。
今回の『ゼロキュラ』はゲストが、 ネムリオルカ / ノルニル / buGG / フューチャーサイダー、という楽しいこと間違いなしなラインナップとなっています。
しかもこの日、ラナキュラ新曲初披露があります!
一般チケットは¥0(+1D)です。livepocketで絶賛前売り中です。
2月27日ラナキュラ1周年2ndワンマンライブ
続きまして、以下の通り
デビュー1周年の日(2024年2月26日)の翌日、2月27日にVeats SHIBUYAで『ラナキュラ2ndワンマンライブ』が開催予定です。
ピコリモードを経てラナキュラへと成長してきた、その1年間の集大成となるライブです。もし、少しでも興味を持っていただけましたら平日夜ではございますが、2024年2月27日Veats SHIBUYAいかがでしょうか!
2月27日って2月14日のバレンタインと3月14日のホワイトデーのちょうど中間の日らしく、恋人同士の絆を深める日らしいですよ。
2月27日はラナキュラとの絆を深めに来ませんか?
現在既にイープラスにて先行抽選が始まっております。
2ndワンマンチャレンジ企画
そして上記『ラナキュラ2ndワンマンライブ』に先立ちまして、メンバーのチャレンジ企画が進行中です。
上記ポストにもありますように、”メンバーだけでラナキュラの楽曲を制作する”という企画です。
しかも、
作曲依頼・ディレクション・振り付け・歌詞等、全ての構成をメンバーたちで作成します!
というコンセプトで、その模様を随時ラナキュラ公式Youtubeチャンネルの方で公開するとのことでセカンドワンマンまでの日々も楽しさ間違いなし。
公式Youtubeチャンネルではこの他、MV等もアップされているのでお時間がございましたら是非ご覧になってみて下さい。
◇
それでは今回のレポは以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
そして、冒頭でも紹介しました ろーだいさん主催の地下アイドル Advent Calendar 2023はまだまだ始まったばかりでこの後も面白そうな記事が目白押しです。チェック!チェック!!
万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。