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【ライブメモ】『ツアーでここいく?いざ青クマリューム出陣ツアー 〜東京編〜』at 白金高輪SELENE b2 2022.06.30

今回のこのツアーファイナルのラインナップ、どこをとっても美味しいキラキラとしたフルーツタルトの様な面々だ。
もちろん今回初見のグループは1つも無いし、目いっぱい楽しめること間違いなしのライブ。

しかも一般チケットながら結構良いポジションを取ることが出来て、視界も良好。ここ数日の暑さで少々バテ気味ではあるものの、きっとこの暑さを吹き飛ばすぐらいパンチの効いたステージを魅せてくれるハズ。

ライブデータ

■日時 2022年6月30日㈭
■会場 白金高輪SELENE b2
■時間 OPEN 18:30 / START 19:00
■料金 ・優先¥5,000
    ・一般¥2,000
    ※それぞれ+1D

■公演 ツアーでここいく?いざ青クマリューム出陣ツアー 〜東京編〜
■出演 アンスリューム、クマリデパート、群青の世界、
              special guest えのぐ

■その他 コラボステージ&トークあり


公演メモ


えのぐ

えのぐさんを観るのはとても久しぶりで、
去年2021年12月14日に同じくここ白金高輪SELENE b2で行われた、
『#ババババンビ presents「#馬馬馬馬鹿者祭 」』以来となる。

前回観てから約半年が経ち、最近本当にえのぐさんの名前を地下現場界隈で目にすることが確実に増えたと思う。
加えて、えのぐさんのみならずV系のアイドルグループがどんどん生の現場でライブをしているのを観測するようにもなった今年の上半期。

今のこの潮流をけん引しているV系アイドルはえのぐといっても過言ではない。

セトリをざっと振り返ると、今日も定番の楽曲で組んできているなと思いました。
前回観戦した「#馬馬馬馬鹿者祭 」のときのセトリ(下記参照)と比べてみても、クレジットされている楽曲が結構被っているのがわかる。

M1,e☆Jump!→Dream!!
M2,It’s 笑 time!
M3,アンプリファー
M4,Defiant Deadman Dance
M5,BRAVER
M6,Armor Break
M7,絵空事

「#馬馬馬馬鹿者祭 」えのぐセットリスト 2021.12.14

特に『e☆Jump!→Dream!!』はこういった対バンのときに1曲目に入れるのがやはり定番なんだろうし、えのぐ楽曲の雰囲気や各メンバーの名前も覚えられるしで、取っ掛かりとして初見の多いフロアを上手に巻き込んでいける。
歌のみならずもちろんパフォーマンス面でも、「凄い!VRアイドルってこんなに滑らかに躍動感のある動きをするんだね」というのを見せつけることができる。走・攻・守バランスの取れた良曲。

3曲目『ショートカットでよろしく!』や5曲目の『絵空事』も好きな楽曲。
どちらかというとベクトルは声優寄りで、僕が普段根城にしている地下現場にはありそうで意外と無いタイプの楽曲。
そう、ベクトルは声優寄りで系統としてはアイマス楽曲に近い、そんな印象をこの2曲からは受ける。
更に、声出し現場でコールやMIXを入れたらもっと盛り上がるだろうなと想像を巡らせてみた。

今日はペンライトの色をお気に入りのひなおちゃんカラーの緑に点灯させて楽しく振りコピできました。

それと前回同様、今回も僕お気に入りの楽曲『ハートのペンキ』を回収できなかったことだけが悔やまれるっ!次回また対バンで会えるチャンスを窺っておこうと思います。


前回のレポートでも書いたと思いますが、えのぐのステージパフォーマンスはそこいらの地下アイドルグループを一蹴するぐらいのクォリティーの高さが間違いなくあります。
これはお世辞でもなんでもなくて、毎月十数件地下現場を歩き散らかしている僕のゴーストがそう囁いているんだから間違いない。
MC力の高さも含めこのクォリティーは本当に運営チームも含め、メンバー4人の日頃の努力の賜物だと思う。

しかもですよ、今春にKT Zepp Yokohamaでワンマンを成功させたばかりなのに、この夏は豊洲PITでワンマンですよ!?急成長というべきなのか、もともとこの程度のポテンシャルは持ち合わせていたのか・・・。
どちらにせよとんでもないスピードで界隈に現れたなというのが率直な感想です。
まあ、世界一のVRアイドルを目指す!と標榜しているのだから、彼女たちにとって豊洲PITぐらいは通過点の1つに過ぎないだろう。

えのぐみさん達の力でどこまで彼女たちを推し上げていけるのか、これからも目が離せないグループなのは間違いない。


群青の世界

青セカさんもずいぶん久しぶりな気がする。
観戦メモをさかのぼって調べてみたら、なんと今年の1月16日の『「HYPE IDOL!vol.9」@山野ホール』 以来だった。そりゃあ久しぶりな気もするわなといったところ。

先日5月末にメンバーの横田ふみかさんが惜しまれつつ卒業したことは記憶に新しい。

なにかとアンスリュームと顔を合わせる事が多い青セカさん。
今回4人体制となった青セカさんを見るのがとても楽しみ。

青セカさんは強い楽曲が並んでいるし、振りコピも楽しい。
今日も一発目、『真夏のヘリオス』で一気に高まった。
夏が始まる予感と恋の訪れがオーバーラップする歌詞、
そう、もう夏なんだなとワクワクする気持ちを呼び起こされる。

M0:SE
M1:真夏のヘリオス
M2:BLUE OVER
M3:メロドラマ  
MC
M4:シャダーイクン クマリデパート (カバー)
M5:僕等のスーパーノヴァ
M6:未来シルエット
ENDMC

群青の世界セットリスト 2022.06.30

MCを挟んでなんとクマリさんの『シャダーイクン』を再現度のとても高いダンスとともに披露。イントロが流れた瞬間に「やった!」と心の中で叫んだ。

安定したヴォーカルと豊かな表現力、そこから構築される青セカにしか出せないカラーの世界観。
青セカさんを観るといつも楽しいのはそうなのだけれど、ステージが終わったあと心が浄化されたような気持ちに僕はなる。

青セカはどんなステージでも青セカの世界をそこに降ろす。
そしてそれを見ている人たちをいつの間にかその世界観に引き込む不思議な魅了をもっている。

ラス曲はもう定番中の定番、アンセム「未来シルエット」で華麗に青セカらしくステージを締めた。

頻繁に観ていないからこそなのかもしれないけれど、以前観たときよりも更に凄みを増したような印象を今日は強く受けた。そんな素晴らしいステージだった。


アンスリューム

ちょうど先週赤羽Renyの定期公演を観てきたばかり。

新体制に移行してからPOPな路線へと少しずつ舵を切ってきた、そんな印象のアンスリューム。

とはいえ、あいかわらずリリースする楽曲はこれまでのアンスリュームを踏襲しつつも挑戦的で魅力的な楽曲が並ぶ。
現場で沸いても楽しいし、普段音源としても何度も繰り返し聴きたくなってしまう中毒性はこれまで以上なのかもしれない。

M0:SE
M1:BLUE OVER 群青の世界(カバー)
M2:レイニーダーリン
MC
M3:かがやけ!サンシャインマスカットカット
M4:恋せよ!!ぱらぱら半チャーハン
M5:すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん
M6:にゅーかおすっ!!!!
ENDMC

アンスリュームセットリスト 2020.06.30

なんと今日は1曲目からカバー曲を入れてきた。
イントロですぐに先ほど青セカさんがやっていた『BULE OVER』だと分かった。なんとなく月ちゃんに視線がロックした。
こういうどこか色気のある楽曲を演じている時の月ちゃんはとても美しい。なによりアオが似合うから。


2曲目『レイニーダーリン』へと繋ぐ。

「なんだそうか、今日は月ちゃんの日だったのか」

この『レイニーダーリン』はちょうど昨日公式でMVが公開されたばかり。僕はさっそくヘビーローテーションしてずっと聴いていたので、こうしてすぐに生で聴くことができてとても嬉しかった。

それに、前回の記事でこの『レイニーダーリン』について、

【ライブメモ】アンスリューム定期公演 『梅雨だけど赤羽は夏!?恋の糖度は急上昇!!公演』at 赤羽ReNYα 2022.06.23より抜粋

さっさと音源を配信せよ!と宣言したばかりなのだ。この願いが天(運営)に通じたのだ。

1曲目『BLUE OVER』からのつなぎで『レイニーダーリン』は、なんだか元からどっちもアンスリュームの楽曲だったのでは?と錯覚してしまうぐらい自然な繋がりだった。
僕は今日正直この2曲を聴けただけで満足してしまった。

そのあとの『かがやけ!サンシャインマスカットカット』からラス曲の『にゅーかおすっ!!!!』は確かに盛り上がるし楽しいけれども、対バン用対人兵器であって、アンスのコアなオタク向けというよりは他グループのオタク向けの要素が強いと思う。

僕みたいにアンス沼にどっぷりと浸かってしまってちょっと拗らせているオタクには、月ちゃんが練習で筋肉痛になるほど頑張ったというソース(情報)がある『BLUE OVER』からの『レイニーダーリン』の方が何倍もバリューがあるのだ。



クマリデパート

クマリさんも最近現場で見た記憶がない。今回の当ツアー『青クマリューム』に参加するのは今日が初めてなのでそれもそう。

5/31(火)発売の『幸せハッシン!フロムキッチン』で最近精力的にレコ発イベントを打っていた印象が強い。

クマリさんともアンスはコンスタントに対バンで重なるので、
自然と徐々にメンバーと楽曲を覚えていったグループ。
楽曲も振りコピも楽しいし、現場の雰囲気が平和で治安が良い!治安が良い(大事なことなので)!
クマリオタクの人はなんだか優しい人が多いし、安心して楽しめる現場の1つ。(僕個人の体感として)フロアのどの位置にいても比較的安全だと思う。

小田アヤネさん、セットリストありがとうございます!めちゃくちゃ助かります。

今回本当に久々にクマリさんを観たのですが、さっそく新曲の『幸せハッシン!フロムキッチン』が聴けたのが嬉しかったのが1点。
それと何気に結構好きな『サクラになっちゃうよ!』もひさしぶりに観れて良かったですね~。曲もとてもイイんですけれど、振り付けも可愛くて好きです。
次曲の『bitter or sweet』は、はじめて聴く曲だったのですが、凄くおしゃれで僕好みです。なんだろうメンバーのこんなに大人っぽい表情と歌い方は初めて観たかもしれない・・・。
全体的にわちゃっと楽しい楽曲が多いクマリだけれど、こういう『bitter or sweet』みたいなふり幅の大きい楽曲をさらっとカッコよく歌い上げてしまう懐の深さも魅力の1つなんだろうなと再認識しました。

さすがというべきステージングでした。クマリさんのステージは気付くと顔がニコニコしているなと、ハッと気づく瞬間があります。楽しい!


コラボステージ

クマリさんは最後ずっとステージに出っぱなしだったので、『恋せよ!!ぱらぱら半チャーハン』からがコラボステージなのか、はたまた『サマーニッポン夏サマー』からがコラボなのか曖昧な感じで、
チャーハンの後半からアンスリュームサンチーム4人がそれぞれサングラスをかけて登場。月ちゃんのサングラス姿がやけに似合っていた。

先日の青クマリュームのステージでも披露されたクマリさんカバーのチャーハンを今日観れたのはとてもラッキーだったし、曲の後半からアンスのみんなもステージに登場してとても豪華なチャーハンが作れたんじゃないでしょうか。

『サマーニッポン夏サマー』、この曲は初見。
ここから青セカさんチームも参加し、曲も相まってステージ上が一気に賑やかになり、お祭りムード全開。
クマリさんがこんなにハイテンションなサマーチューンを隠しもっていたなんて!というぐらい楽しかったです。もちろん振りコピも捗った!

ステージ上のみんなもニコニコしながら楽しんでいる様子が見れていいですよねこういうの。特に、他グループ同士の子たちが仲良さそうにしている姿を観るのはいちファンとして喜ばしいこと。

そして短い期間ではあったものの、この3グループが一緒にツアーを周ってきたからこその雰囲気が少し垣間見えたような気もしました。

青クマリューム出陣ツアー本当にお疲れ様でした。


アフタートーク

アンスと青セカさんはデビュー時期も近いし、対バンやフェスで相まみえることも多いこの3グループ。
それはつまり、TIFメイン争奪、@JAMメイン争奪、IOTYなどの賞レース的なところでもぶつかる機会があるわけで、実際に去年なんかはバチバチとしていた時期を見ている。

そんないわば戦友でもある3グループが合同でこうしたツアーを企画したわけである。
特に、アンスと青セカさんはチーム編成が変わったばかりということもあって、チャレンジングなツアーだったと思うし、クマリさんもレコ発イベントやIOTY(青セカさんも)など重要な行事を抱えてのツアー参戦。
計5公演と小規模ながらも、どのグループも得たものはきっと大きかったんじゃないかなと。

よくあるカタチばかりの合同イベントではなく、またこういう面白いツアーや企画をぶち上げて欲しいなと願っています。

その昔、raymay、アンスリューム、マリオネッ。の各グループからスピンオフグループ『レリムアンドデンジャラーズ』が生まれたような、運営を越えた連携がもっと深まればいいのになとぽつりと呟いて今日は終わりにしようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。