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【ライブレポ】アンスリューム『月埜ヒスイ生誕祭』2022.02.22

福岡3Daysが無事終わって一息つきたいのはきっとメンバーもオタクも同じ思いだったはず。
こんなにハードスケジュールの中、福岡滞在中もメンバーは生誕曲の振り入れなど着々と今日のために準備を進めていた様で、本当に頭が下がる思い。

昨年11月の黒木いろちゃんの生誕祭から今日まで、毎月各メンバーの生誕祭が続きめでたくメンバー生誕ラストを飾る月埜ヒスイちゃんの生誕祭まで余すところなく立ち会うことが出来て本当に本当に感謝の気持ちしかないです。


公演データ


■ 会場 @Spotify O-West
■ 日時 2022年02月22日㈫
■ 時間 OPEN 18:15 / START 18:45
■ 料金 (それぞれ+1D)
・前売 優先:¥6,000 一般:¥3,000
・当日 ¥3,500

■ 公演 『月埜ヒスイ生誕祭』
■ 出演 アンスリューム(オリジナル生誕衣装)
    (黒木いろ天神・大天使・閻魔月埜ヒスイちぎら
■その他 優先チケット特典:月埜ヒスイ考案 月埜ヒスイアクリルキーホルダー付き

開場~開演まで

会場はこれまでの3人の生誕祭と同じくO-Westで開催された。ただし、前回までとは違い今日は2階席については、関係者招待席のみで一般客への解放はされていなかった様です。
僕はこれまでのいろちゃん、閻魔ちゃん、ちぎちゃんの各生誕祭ではずっと1階席だったので最後ぐらいは2階席で見てみようかなと思っていただけに、少々残念。
というのも、月ちゃんの代表曲である『口下手ナイトメール』の時にフロアが青一色に染まる光景はきっと高い位置から見た方が綺麗だろうなという思いがあったからだ。

気を取り直して1階フロアにポジションを見つけて立ち位置を定めます。ちょうどセンターど真ん中ぐらいだったでしょうか。なかなか良いポジションを確保することができました。
普段はいろちゃんの立ち位置や動きがよく見えるポジションを確保するのですが、今日は主役の月ちゃんをよく見ようと思っていたので、センター位置が取れたのはとても良かったです。

ステージ上は幕が降ろされていて、まだステージの全貌が明らかになっていません。きっと、月ちゃんらしい演出が待っていると思いながらその時を待ちます。

僕も今日だけは月ちゃんオタクになってブレードの色を青にセットします。フロアのBGMのボリュームが上がりいよいよ開演です。

開演~終演

初期SE(僕が聞いたことのあるSEのなかで一番古いので勝手にそう呼んでいます)がかかり幕が開きました。
もうこの初期SEがかかった時点で、今日はとんでもないことが起こる予感がひしひしと感じるし、フロアのボルテージもこの初期SEでグンと上がっていました。

僕が勝手に初期SEと呼んでいる本日のSEですが、少し昔の資料を引っ張りだしてみますと、上記画像の1.旧SE(3/17披露)2.新SE(5/17披露)というクレジットが見受けられると思います。
2.新SE(5/17披露)の方はにゅーかおす!!!!SEだと思うので、今日の生誕でかかった僕が初期SEと呼んでいるのはこの1.旧SEか、3.滅多に披露したこと無いSEだと思われます(誰かおしえて)。
というかこのオリジナルアルバム作成、現体制終了の記念に再度やってはくれないものだろうか…。

さて、話を生誕祭に戻しましょう。

幕が上がりまず目に付いたのが、上手側と下手側に1本ずつ桜の木が立っています。そしてその桜の木を優しく照らすかのように綺麗な月が上手側にぽっかりと浮かんでいるではありませんか。

舞台照明が曲に合わせてセット上の月に色々な色を当てていて、凝ってるな~と思わず関心してしまった。
ステージを横断するお祭りの提灯も楽しいお祭りの雰囲気を演出していて、今日この場に来てくれた人たちを楽しませたい、一緒に楽しみたいという月ちゃんの心意気をとても感じられました。

M.1和魂国才
ステージに登場した月ちゃんの衣装は和風をテーマとした衣装で、けれどどことなく仙女が着る中華の漢服をも思わせるとても凝った衣装でした。
まあ、そりゃあ月ちゃんが仙女みたいなもんですから似合うこと似合うこと。

1曲目『和魂国才』、最近だとアングラで鉄板の沸ける楽曲。来月大阪で行われるリクアワでも恐らく上位に入ってくるであろう名曲。
やはり、和がコンセプトというのを前面に出してきたな!といった感じです。月ちゃんのみならず他の3人の袴をインスパイアした衣装もバッチリこの楽曲に合っていて、月ちゃんの世界観と楽曲とが見事に融合していきます。

M.3ハピバス
生誕祭ではほぼ確定の楽曲であり、グループとしてこういう楽曲を持っているのは、ファンとしてはとても嬉しいですね。一緒にお祝いできるしね。
メンバーもファンもみんなで一緒に今日の主役月ちゃんを引き立てます。
こういう時、なんだかいつも照れくさそうにしている月ちゃんがとても可愛いと思うのです。

さあ、ウォーミングアップの前半戦が終わりMCに入ります。
いつも通り各メンバーの紹介から入るのですが、
閻魔ちゃん→いろちゃん→ちぎちゃん、と順番に月ちゃんの声真似をして自己紹介をするという演出?サービス?
いくつもの声色を操る閻魔ちゃんは流石と言うか一番似ていましたね。メンバーの中で一番付き合いも長いですし、特徴をよく掴んでいてめちゃくちゃ似ていました。

その他、今日の特別衣装のコンセプトのお話しなどをされていました。
そしてMCの最後に次の曲の曲振りをするのですが、
「音源化されていないし滅多にやらない」という曲振りで恐らくフロアの大多数の人が分ったのではないでしょうか。

M.4夢桜
この曲は僕の記憶と記録が正しければ昨年の『だいすろーるツアー』初日の埼玉公演(7.31 HEVEN'S ROCKさいたま新都心)でクレジットされて以来なんじゃないかなと思います。たぶん。

いわゆるアンスのレア曲と称される『夢桜』、『アイデンティティクライシス』、『明日世界が消える前に』の一角です。
ちなみに『明日世界が消える前に』は再編再録され、今回の新アルバム『4色が消える前に』にクレジットされているので必聴の1曲です。

この『夢桜』を皮切りに、
月ちゃんのソロ曲『BLACKOUT!!♡』しかも4人バージョン。もちろん本邦初公開。
そしてここで、いろちゃんとちぎちゃんが袖へ捌け、
ステージ上には月ちゃんと閻魔ちゃんの2人になります。
一瞬脳裏に過るのは2人のユニット曲『ときめき死』なのですが。なのですが!

M.7ショコラ・ラブ(バンドじゃないもん!)
いや、もうイントロ流れた瞬間に思わず声出てしまいました。
月ちゃんはバンもん!さんのみならずアイドルの楽曲を結構幅広く好んで聴いているイメージだったので、もしかしたら生誕でカバー曲を披露するのではとは思っていました。

そこにきて『ショコラ・ラブ』ですからね。しかも、つい先日新宿BLAZEでバンもん!さんと対バンしたばかりで、そこでも『ショコラ・ラブ』がクレジットされていたので、その時の興奮も蘇りつつの今日は最高のショコラ・ラブでした。ほんとうに最高でした。

MCパートで後述しますが、閻魔ちゃんと月ちゃんだからこそ意味がある『ショコラ・ラブ』だと思います。


M.8ネバーランド
続いて『ネバーランド』というこれでもかとフロアを揺さ振ってくる怒涛のセトリ。
今日が生誕祭ということを一瞬忘れてしまいそうになるぐらいの興奮と高揚。月ちゃんはセトリの組み方もとてもセンスがあって、ファンが何を求めているのかを良く掴んでいると思いました。

それと黒木いろちゃんの今回の生誕祭で『口下手ナイトメール』がクレジットされているので、それへのアンサーなのかなって僕が勝手に妄想してます。
自身の生誕祭で他メンの生誕曲を入れてくるのはあんまりしないですもんね。事実、今回閻魔ちゃんもちぎちゃんも生誕祭で他メンの生誕曲はクレジットしてないですし。

興奮冷めやらぬなか、ここでMC2へ入ります。
話しはやはりカバーを披露した『ショコラ・ラブ』へ。
閻魔ちゃんが「もともとバンもんみたいなグループを作りたかった」というエピソードを話してくれました。
きっとまだ月ちゃんが閻魔ちゃんを誘ってアンスを立ち上げる作戦を練っている頃にそういうコンセプトを話し合っていたのかなと思うと、グッとくるものがあります。

それに、元々POMEROさんのオーディションに合格していた月ちゃんがこうしてアンスリュームを立ち上げるきっかけとなったのだから、やはりアンスリュームは月ちゃんの為に作られたグループといっても全然間違いではないんじゃないかなと個人的には思う所です。

そして次の曲振り。いよいよ生誕曲の披露です。もうすでに曲名は明かされていたけれど、ようやく披露できる。と月ちゃん。
振りも簡単だしみんなで楽しめると思う。と振って曲がスタート。

M.9おどりゃんせ!(生誕曲)
この曲、新アルバム『4色が消える前に』に収録されているので聴いた方もおられると思いますが、是非現場で体感して欲しい楽しい楽曲です。
『アンスリューム大サーカス』に匹敵するぐらい現場で沸ける曲に進化すると思っています。

月ちゃんの仰る通り振りの楽しさもそうなのですが、曲自体がこれでもかこれでもかと楽しさの渦に巻き込こもうとしてくる様な、本当にお祭りを彷彿とさせるような楽曲に仕上がっていると思いました。
アンスを知っている人も知らない人もその場にいるみんなを巻き込んで楽しくさせる魔力を秘めている楽曲だなと体感しました。

この『おどりゃんせ!』や4人Verを披露した『BLACKOUT♡』も、『ショコラ・ラブ』も福岡遠征中に振り入れや練習をしたり、閻魔ちゃんに至っては前日にスタジオを借りて自主練までしたという力の入れよう。泣けてくるよ。

M.12だだだっ!!!!
最後はマスターピースだだだっ!!!!
今まさに会場全体が波打つ様に興奮と高揚の渦へと昇華してゆくのを自身体感していました。いつも思うのですが『だだだっ!!!!』の時の一体感というのは本当に不思議で。ある種自己陶酔の境地に突入しているかのような興奮を覚えます。

EndMCでは、いよいよ迫ってきた3.17現体制ラストライブの告知を行いつつ、「次はグループの生誕祭だね」と月ちゃん。

暗転してアンコールの拍手が鳴り響きます。
ほどなくしてメンバーが再登場。いよいよあの曲へ向けて期待値がどんどんと高まります。

M.13おどりゃんせ(生誕曲)
2回目の『おどりゃんせ』。今日2回演じてくれるというのは、すごくファン目線でセトリを考えてくれているなと思いました。
こうして、立て続けに2回見ることができると1回目よりもノれるし楽しめるし、やはりみんなで一緒に楽しみたい、みんなと一緒に生誕祭を創り上げたいという月ちゃんのやさしさが滲んでくるような構成だなと感じます。

ちょっと細かい話しで恐縮ですが、曲中の

ほら どんどんどん ちゃんちゃんちゃん
どどんどんどん ちゃんチャンバラ

おどりゃんせ!より抜粋

の部分の振り付けが僕はとても大好きです。
歌舞伎役者みたいに手を前に突き出したり引っ込めたりする振りなんですけど、一緒に振りコピしてて気持ちよい!シンクロ率高め。
これ以外にも楽しい振りが散りばめられていて現場で体感するとホント楽しい曲ですよ。

M.14口下手ナイトメール
今か今かとポケットの中で青色のサイリウムを握りしめながら待ち望んでいました。
元々アンスリュームの楽曲のなかで僕はベスト3に入るんじゃないかというぐらい好きな曲です。

ひたすらエモいし、月ちゃんの芸術性や世界観みたいなものを浴びせられていつもクラクラしてしまうのです。

落ちサビの月ちゃんのソロパートで一斉に青い星屑がフロア一面にざーっとさざ波の様に光輝くのですが、もうなんでしょう。鳥肌立ちました。

きっとステージ上からはそれはそれは綺麗な蒼い星屑の海が広がっていたのかなと思います。

月ちゃんだけが許される、月ちゃんだけの世界。
神秘的であり、儚くもあり、今にも崩れてしまいそうなガラス細工のような彼女がいま目の前に立っていることが奇跡なんだと。

アイドル(偶像)という枠組みを飛び越えた天性のカリスマ性を帯びているのは彼女なのではないかとさえ、そう納得させられる魔性を帯びた何かが目の前に現れていたように思います。

アンスリュームに居てくれて、これからも居続けてくれてありがとう。

最後のMCタイムは、ブルーに染まった花束とケーキがメンバーから送られました。花束はブルーローズだと思います。
そして記念撮影タイムを経て、月ちゃん以外のメンバーが捌けて月ちゃんの最後のご挨拶へと移ります。

2階席からずっとその様子を納めようとスマホを構える閻魔ちゃんと、舞台袖でじっと覗いているいろちゃん。
そんな中、ぽつりぽつりと月ちゃんが気持ちを少しずつ少しずつ吐露していきました。

僕は率直に、この先も月ちゃんがちゃんとアンスリュームを大事に引っ張って行ってくれるなって思いました。安心しました。


『月埜ヒスイ生誕祭』セトリ

終演後特典会

 目下まん延防止措置の関係により終演後特典会は会場を移動し、お隣のATOM TOKYOさんの5Fで行われました。

前回のちぎちゃん生誕のとき、時間切れでチェキを撮れなかった人もいたみたいだし、今回もタイムオーバーの危険性があると思い早めに月ちゃんの特典会列に並びました。

予想していたとおり、かなり並びましたが無事月ちゃんにお誕生日おめでとうを直接伝えることができました。

特典会での月ちゃんは、先程のステージの神秘的な神々しさとは打って変わって、いつも通りの気さくで話しやすいいつもの月ちゃんでした。
普段滅多に月ちゃんのところにチェキを撮りに行かない僕でも毎回優しく接してくれていつも楽しいです。


さて、現体制ラストまでいよいよカウントダウンが聞こえてきましたが、余計な事は考えず1現場1現場、ただただ目の前のステージを噛みしめるように楽しみたいです。

今回も、拙い文章ですがさいごまで拝読いただきありがとうございました。
それではこの辺で失礼したいとおもいます。

万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。