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【ライブメモ】『ぷらぷら無銭-night-』at 新宿planet planet 2022.06.19

梅雨の中休みといった天気、じりじりとした太陽が空の高いところから見下ろしている。そんな日曜日の昼下がりに僕はJR新大久保駅に降り立った。

新宿Blazeに行く時など、雑多なJRの新宿駅を抜けて行くよりも心理的に近いという理由で僕はよく新大久保駅を使う。
けれど、今日が日曜という事をすっかり忘れていた。
休日の大久保通りの人の多さが尋常じゃない。それこそコロナ前ほどではないのだけれど、歩道が人で埋め尽くされていて歩きづらいやら暑いやらで、なんでこんな日に現場を入れてしまったのかと後悔しながら今日の目的地、新宿planet planetへと歩みを進めた。

新宿planet planetはなかなか馴染の無い人の方が多いかと思う。
僕も例に漏れず、普段出入りしているグループだと全くかすりもしない箱なので、今日入るのが初めてだ。

場所はJR新宿駅から向かうと、歌舞伎町を貫く区役所通りをず~っと北上していって、バッティングセンターを左手に見つつさらに1ブロックほど越えたあたりにある。
新大久保駅から向かうと、ドンキを背に職安通りを渡ってすぐの場所だ。簡単に説明すると、歌舞伎町のホテル街のちょうど端っこに位置している。

新宿planet planet 入り口

職安通りを越えて、いかにも治安の悪そうな路地に入るとplanet planetの看板が目に入ってきた。
planetというだけあって、惑星がモチーフの可愛いポップなロゴが設えてある。流れ星まで飛んでいるけれど、あのデカさの隕石が落ちてきたらピンク色の方の惑星は消滅するんだろうな。

と同時にこのロゴを見て僕は山佐が90年代に発売していた3号機の「スーパープラネット」というパチスロ機種のロゴから人間味を全て排除したみたいだなと思った。

画像は後継5号機のスーパープラネットDX

後年、同じく山佐の4号機として発売され日本中のホールを席巻した「ニューパルサー」にケツの毛までむしられた嫌な記憶はこの「スーパープラネット」にはなく、3号機ということもあってゲームセンターのメダルコーナーで見かけたような気がする程度。

僕が地元のホールで半泣きになりながらニューパルサーにケツの毛までむしられた昔話はまた別の機会にすることにして、
さっそく本日の『ぷらぷら無銭-night-』の模様を残しておこうと思います。

公演データ

■日時 2022年6月19日㈰
■会場 新宿planet planet
■時間 OPEN 16:30 / START 16:45
■料金 ・入場無料 D代別(¥600)※再入場フリー

■公演 『ぷらぷら無銭-night-』
■出演 わんさ☆ガール/リルグラムズ/あえるかな?/チャーヂ/傾奇隊/LogiNeoN/いんせきゅあ/ヲドルマヨナカ/あまりりす/.cube

■その他 ・声出し可 ・最前エリアのみジャンプ禁止


ライブメモ

このぷらぷら無銭は声出しがOKというのが特徴の1つ。
まだまだ声出しOKの現場が少ない今、いったいどんな歴戦の猛者が集まってくるのかにも注目したいところ。

僕はほぼ開場と同時に入場したので、フロア内は最前列以外はまだ人もまばらで僕を含めても客入りは10人程度。予想よりも小綺麗な内装とは裏腹に場末感というか地底感の漂う場内。
隅っこの暗がりに悪いクスリでバッドトリップしちゃってるような人がうずくまっていてもあんまり違和感がないかもしれない。

場内のBGMのボリュームが上がり、さっそくトッパーの登場。

1組目:わんさ☆ガール(初見)


まだ今年の5月にデビューしたばかりのニューカマー。
メンバーは、
須藤春華 @haruka_wansa
伊藤かおり @kaori_wansa
久保夕凪 @yuna_wansa
の3名。

グループのコンセプトは、【劇場型アイドル】とのこと。
各メンバーそれぞれが、『わんさ☆ガール』という架空のドラマの中のキャラクターという設定が織り込まれている。
配役の詳細は公式HPにくわしく設定が書かれている。


楽曲は王道アイドル系のポップな感じが全面に出ていた印象。
トッパーでありながらも、堂々と楽しそうにパフォーマンスしていたし、
最前のオタクも楽しそうにペンライトを振っていた。

ぷらぷら無銭には引き続きクレジットされているので、また観る機会があるかもしれない。

2組目:リルグラムズ(初見)

こちらのリルグラムズさんも今年の5月にデビューしたばかり!
立て続けにフレッシュなグループが続く。
ぷらぷら無銭はこうしたデビュー間もないグループの登竜門的な立ち位置なのかもしれない・・・。

リルグラムズさんは、全員白色をベースにした衣装がとても可愛い。
楽曲は軽快な打ち込み系のポップス寄りな楽曲。
振りが可愛いので、覚えれば振りコピ楽しそう。

メンバーは、
夏目 実雨(なつめ みう)@Miu_lilgrams
露星 彩月(つゆほし あつき)@Atsuki_lilgrams
胡桃 かるた(くるみ かるた)@Karuta_lilgrams
淡花 さゆ(あわはな さゆ)@Sayu_lilgrams
の4名。



3組目:あえるかな?(初見)

ちょこちょこタイテ表では目にしていたけれど、意外にも今日が初見だった。

現在グループのメンバーは
きら @aerkn_kira
めあ @aerkn_mea
りえる @aerkn_rieru
の3名のみで、来月7月28日で解散が決定しているとのこと。

しかし、この新宿planet planetの運営母体の系列に名を連ねているコンカフェで上記のメンバーが働いているみたいなので、そちらに行けば解散後もあえるのかな?しらんけど。
僕は正直コンカフェとかにあまり食指が伸びないので、興味のある諸氏は以下のリンクからお店に飛んでみるとよいと思う。

◆milkplanet http://milk-planet.com/
◆candyplanet  http://milk-planet.com/
◆suiteplanet  http://milk-planet.com/shop/suite/
◆milkplanet-akihabara- http://milk-planet.com/shop/akihabara/


4組目:チャーヂ(初見)


メンバーは減りこそしているものの、デビューしてから1年以上続いている。それだけで既にちゃんとしているという印象を受けるのは、少しばかり地下現場に染まり過ぎだろうか。

ただ、こうしてデビュー時の映像をあらためて見てみても、
ちゃんとアイドルしていて安心する。

現在の活動メンバーは以下の3名のようだ。
キサキサキナ 赤色 @charge24_sakina
ひめか 紫色 @charge24_himeka 
ことり 黄色 @charge24_cotori



5組目:傾奇隊

傾奇隊を観るのは今日で2回目か3回目。
こちらのグループはかなりの大所帯で、あの神激(神使轟く、激情の如く。)を有するKABUKIMONO'DOGs所属の研究生20名弱のメンバーが在籍しており、
それらのメンバーを、
天風-AMAKAZE- / 狐炎-キツネビ- / 雷電-ライデン- / 水月-SUIGETSU-
の各4つのユニットに割って、持ち時間のあいだに入れ代わりながら各ユニットがステージでパフォーマンスするというスタイルだ。

とはいえ研究生とは名ばかり、めちゃくちゃしっかりとしたパフォーマンスを見せてくれる。こうやって研究生としてでも場数を踏んで経験値を貯めていけるというのは、それなりの規模の事務所だからこそ為せる強みだと思う。

この傾奇隊のステージが始める直前ぐらいから、フロアも8割方埋まっていたし、フロアの中央ではバンバンMIXやコールが入っていた。

このぷらぷら無銭は結構自由に遊べる雰囲気があって、
フロア中央でMIXを打っているかと思えば後方でひたすら振りコピしている人、黙々とツーステを踏む人、ペンラを両手に持ってオタ芸に勤しむひとが混在している。
僕を含めおっきい現場だとなかなか勇気が出なくて打てない踊れないっていう人は、こういう場所で練習するといいんじゃないかなって思いました。


中物販

傾奇隊の興奮も一入、まだむんむんと熱気が漂うフロアに長テーブルが運び込まれて中物販の準備が着々と進んでいる。

すると、普段の現場では見慣れない機材が各運営ブースに運ばれている。
ちょうど下記リンクにあるような自撮りライトの大きいやつだ。

これ、あとで実際にLogiNeoNの特典会に参加したときにこのデカイ自撮りライトを使ってチェキを撮ってもらうのですが、まあ仕上がりが綺麗にいくのでびっくりした。
大して値段の張る機材でもないし、他の現場でも導入した方がいいよこれ。

僕は再入場でまたワンドリンク取られると思っていて、特典会に参加するわけでも無いのにフロアに残っていたのですが、どうやら再入場時にドリンク代を取られないみたいだ。

それならばと、入り口で再入場用のリストバンドを付けてもらい、人混みを避けるようにまだ日中の熱気がアスファルトに残る歌舞伎町の路地へ繰り出した。

街はようやく少し日が落ち始めて、だんだんと歌舞伎町の猥雑な本性が見え隠れし始めてきていた。
喉が渇いて、目に付いたコンビニ入ってチューハイを1缶だけ買って、店先でごくごくと一気に飲み干した。

中物販をはさんだ後は、いよいよお目当てのLogiNeoNの出番。

6組目:LogiNeoN

中物販が終わり、フロアとステージが真っ新な状態に戻された。

いつものSEから始まる。もうこのSEもだいぶ聞き慣れてきた。
今日のセットリストは以下のとおり。

M0.SE
M1.閃光ランナー
M2.パラレリアル
MC
M3.はくちゅーむ(CY8ER)
M4.Psitive+Connect
ENDMC

LogiNeoN セットリスト

僕は今日のセトリに入っている曲は全部好きなんだけれど、
1ヵ月前ぐらいからカヴァー曲がセトリに組み込まれるようになった。

そのなかでも今日クレジットされている『はくちゅーむ』は、
ちゃんとMIXやコールが入る部分があるのでいつもよりも更に楽しかった。

その他、1曲目の閃光ランナー、2曲目のパラレリアル、ラス曲のPsitive+Connect、どれも良曲だし振りコピが楽しい。

あっという間の持ち時間20分でした。

さてそんなLogiNeoNさんは、昨年2021年8月27日に赤羽ReNYで華々しくデビューを飾ったグループ。
現在のメンバーは
【微炭酸ミルキーウェイ】水色担当 天海 ひさか@LogiNeoN_hsk
【革新ノスタルチック】赤色担当 紅葉るう@LogiNeoN_ruu
【破滅ミッドナイト】青色担当 海月 ゆら@LogiNeoN_Yura
の3人だ。

LogiNeoN

グループコンセプトは、『ロジカルテクノポップ系アイドル』。

そしてLogiNeoNさんの現在の持ち曲は全てSoundCloudの方で無料視聴が可能だ。是非一度聴いてみてはいかがでしょう。


7組目:いんせきゅあ(初見)

初見でしたが、オタクの熱量が凄すぎた。
後述する9組目のあまりりすさんと双璧を成すぐらいオタクの熱量が熱かったのがこちらのあまりりすさん。

一応公式のライブ映像があったので貼っておきます。

なんだろう、全体的にMIXやコールを入れやすい楽曲が揃っているからなのか、フロアのオタクがとても伸び伸びと思い思いのスタイルで楽しんでいるのがわかるかと思います。

いんせきゅあさんは
紫煙みく @yani_to_gomi
紅林ちさと @wanwanchisathio
結姫 ひなの @takusanneruhito
以上の3名で活動されています。

そして、来月の7月16日に周年ワンマンライブを控えています。


8組目:ヲドルマヨナカ

ヲドルマヨナカさんは今日で3回目ぐらいの観戦。前回観たのは先日Milkywayでおこなわれていた『B.U.D』というイベントで見て、特典会のときにフライヤーを貰って以来。

このヲドルマヨナカさんは、先程5組目に出てきた傾奇隊と同じ運営のグループになります。
神激(神使轟く、激情の如く。)さん以外にも、戦アニ(戦国アニマル極楽浄土)さんやバブガ(バブルバヒデガム!!)さんなどが所属しています。

ヲドルマヨナカさんはやく1か月後の7月20日に代官山SpaceODDでのワンマンを控えていて、ライブはもちろんのこと連日街頭でのビラ配りやチケットの手売りなど精力的におこなっていらっしゃいます。

今日で観るのが3回目ということもあって、憶えている曲もあって振りコピが楽しかった。
ぷらぷらぐらいのサイズのステージに10人がギシッと並んでいる画はなかなかの迫力があるし、いま他に10人グループなんて地下になかなかいないだろうから一度見たら印象に残ります。



9組目:あまりりす(初見)

いよいよ、このぷらぷら無銭も佳境に入ってきます。
こちらのあまりりすさんも僕は本日が初見。

ガッチガチのロリータベースの衣装に身を包んだ3人がこの新宿planet planetの禍々しさを打ち消すかのような純潔さをまとってステージに登場。

正直僕はこの辺りからフロアの熱狂の渦に完全に頭がやられていて、
あまり楽曲を覚えていないし、携帯にメモをとることすらすっかり忘れていました。なんなら、LogiNeoNが登場したあたりからもうさっぱりメモを取ってないんです笑

でも、めちゃくちゃ盛り上がった熱気の記憶だけはしっかり残っているので、楽しかったのは間違いない。

これではちょっと何も書けないなと思ったので、公式に上がっていたちょうど2週間前のぷらぷら無銭の映像を見て、楽曲や雰囲気を僕自身おさらいしました。貼っておきます。

このあまあまで可愛い衣装もさることながら、
ちょっとはぷらぷらの雰囲気が伝わるかな~と思います。
ぷらぷら、楽しそうでしょ?



10組目:.cube(ドットキューブ)

ドットキューブさんは、前回4月に秋葉原TwinBoxGarageで観て以来の2度目。

いつもはとってもサイバーチックなかっちょいい衣装なのですが、
今日は私服でのステージパフォーマンスでした。

今日はトリを務めた.cubeさん、曲も盛り上がれる曲ばかりで、
フロアもMIXとコールが止まないアツいステージでした。

今日の出演メンバー4人のうち3人が黒いゴスっぽい私服でコーディネートされてました。

普段の白色ベースのテカテカした衣装とは正反対のイメージで、なんだか得した気分でした。

終演後物販

いつも通りいそいそとLogiNeoNの物販ブースへと移動。

中物販のところでも少し触れましたが、

この自撮りライトのでっかいバージョンでチェキを撮ってもらいました。

しばらくお話ししていなかったので、今日は久しぶりに【微炭酸ミルキーウェイ】でおなじみ、水色担当 天海 ひさか@LogiNeoN_hskちゃんのソロチェキを撮ってもらったのですが、ま~綺麗に撮れました。
顔面レフ版と自称するぐらい飛びやすいらしいのですが、今回は本当にめちゃくちゃ綺麗に絶妙な肌の抜け具合にチェキが仕上がって大満足です。.

また言いますけど、この機材導入した方が絶対にいいと思いました。チェキスタッフの負担軽減にもなるし、アイドルさんも綺麗に写るしオタクも大満足だし、導入しない理由がないと思うんですよ。

だって、どこの箱も基本薄暗いじゃないですか。だからちょっとチェキスタの人が上手じゃ無かったりオタクが動いたりするとブレることって結構あるじゃないですか、ぶっちゃけ・・・。
結構上手い人だと片手にチェキ機もう片方の手で携帯の補助ライトで照らしながらとかやってくれるんですけどね。

たかが1枚のチェキされど1枚のチェキ。せっかくライブに行った記念に撮るわけですし、推しの綺麗なチェキが欲しいじゃないですか。
特典会列に並んでいる最中に結構な頻度でオタクの会話から漏れ聞こえてくるチェキスタッフの批評、、、みんなシビアに見てますよ。

ひさかちゃんのソロチェキをゲットしたあとは、
ご存知【革新ノスタルチック】赤色担当 紅葉るう@LogiNeoN_ruuちゃんと
2s写メを一緒に撮らせてもらいました。
今日は珍しくポニーテールにだったので、そのポニーテールを持って強調する感じのポーズをお願いしました。これも自撮りライト越しに撮ってもらったので、めちゃくちゃ良い仕上がりになってます。
それにしても、ポニーテールって、、、いいですよね。

さいごは、前日の現場で時間が無くて(僕の次現場の開場時間が迫っていて)出来なかった指名入場特典の私物サインを
【破滅ミッドナイト】こと、かっこいい⇒かわいい の振り幅お化け 青色担当 海月 ゆら@LogiNeoN_Yuraちゃんにお願いしました。


サインを書いてもらう私物は何にしようかずっと悩んでいたのですが、以前LogiNeoN公式Tシャツを購入したときに特典としてメンバー1人のサインを入れて貰えるという特典がありました。
そのときはるうちゃんにお願いして書いていてもらったので、
そうだせっかくだからこの公式Tシャツにメンバー3人全員のサインを入れてもらおうということに決め、今日はそのTシャツを持参してきました。

さっそくサインを書いてもらう為にゆらちゃんにTシャツをお渡ししたのですが、物販テーブルにサインを書くスペースが無かったので、
中腰にかがんだるうちゃんの背中にTシャツを広げる形でサインを書いてもらいました。
中腰姿勢で背中をゆらちゃんに預けてじっとしているるうちゃんと、急いで書こうとしているゆらちゃんの対比が面白くて、幸せな空間ってこういうところに存在するんだなと身に染みて実感しました。

これでるうちゃんとゆらちゃんのサインが僕の公式Tシャツに刻まれました。残すところひさかちゃんのサインを入れて完成です。また次回私物サインの入場特典がある日に現場に行ければいいな~と、虎視眈々とその日を狙っています。

雑感

最後までお読みいただきありがとうございました。
普段note記事にはしない界隈の無銭ライブの記録いかがだったでしょうか。

さいきん、こっち方面の現場に行く割合が多くなってきているので、
そろそろ初見のグループと2回目以降のグループをしっかり自分で記録しておかないと忘れてしまいそうだったので、携帯のメモを整理するついでに今回の記事をこさえてみました。

ざっと今日のラインナップを見渡してみると、
やはり大手に所属している傾奇隊さんとヲドルマヨナカさんは、もう1段階上のイベントや箱でもチラホラ名前を目にすることがあります。
なので、バーターでもコネでも偶然でもなんでもいいから露出を増やして名前を少しでも多くのオタクの記憶の片隅に残せるというのは戦略としては強いなあとあらためて思います(それが動員に直結するかどうかは別としても)。


LogiNeoNさんについては単独で記事をがっつり書きたいんですけど、
なかなかキリのよいタイミングがないんですよねえええ。

今月6月26日㈰に横浜の1000CLUBに立つので、これがタイミング的には1つの節目になるかもしれないし記事を書くには良いきっかけになるかもしれませんね。
メンバーもそれぞれ1000CLUBには思い入れがあるみたいなので尚更良い頃合いなのかもしれません。

あまり書きたい事を溜め込んでも、余計に記事を上げるハードルが高くなってしまうのでよくないなあとは自覚しつつも、LogiNeoNに対しては結構思い入れが強いので、片手間で適当な事を書きたくないな~なんていうのもあったりで・・・。
LogiNeoNというグループそのものが好きだし、メンバー3人とも好きだし。いやあ、まいっちゃいますね。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
この先は長々と思考を垂れ流しているだけの文章なので、よっぽどお暇でしたらどうぞ。


あとがき

中物販のときに中抜けして近所のコンビニの軒先で缶チューハイを一気飲みしたときにはまだ空が茜色から徐々に帳が落ちてゆく途中だったのが、
物販が終わって地階に出てみるともうそこには怪しくギラギラとした歌舞伎町のホテル街と、賑やかに明滅する新大久保の歓楽街が広がっていた。

ついさっきまでこの雑居ビルの地下の小さなフロアにぎっちぎちに詰め込まれた大人たちが、4時間ものあいだ地下アイドルと呼ばれるライブアイドルのステージに熱狂し、喉から血が出るんじゃないかって言うぐらい幾度となく大声を張り上げていたのだ。

地上の歓楽街を行き交う人たちはそんなことなんて露ほども知らないんだろうな。

汗ばんだTシャツと湿気をたっぷりと含んだ夜の空気がまとわりついて、どことなく居心地が悪い。沿道から見える居酒屋に駆け込んでキンキンに冷えたビールを喉仏に流し込みたい衝動に駆られる。

”いや、このままplanet planetの余韻を残したまま帰ろう。”

前にもどこかで書いたかもしれませんが、知り合いのオタクと同じ現場の日はライブの後に一緒に飲みに行ったりしてライブの感想や推しの惚気ばなしを延々としたりするのが楽しいです。
逆にひとりで現場に行った帰りは一人飲みをしに行くよりかは、
ライブの余韻を存分に残しておきたくて、電車に乗らないでそのまま小一時間歩いてみたりすることが時々あります。

そして特に目的も無く街を歩きながらライブの記憶を1つ1つ確認し、
帰宅したらこんな記事の体裁にしようかなとか、あの瞬間感じた感覚をどうやって文字で表現しようかなとか。頭の中でごちゃごちゃやるのがとても楽しい時間だったりします。

そう、ライブってその時その瞬間だけのものじゃなくて、
そのあと数時間、はたまた数年続くものなのかもしれないですね。
そしてライブはインタラクティブなものでもあるので、
ライブの最中にステージ上のアイドルからもらった感動やなんかを
そのあとすぐに特典会でお返しするのではなくって、
あーでもないこーでもないとこねくり回して数日後にツイートしたり、
このnote記事のようにある程度まとまった体裁の文章という形でお返しするのも1つの形。
はたまた節目節目に手紙という形にまとめてお返しするのも1つの方法。
オフ会やイベントのときにじっくり想いを伝えるのも良い。

要は、オタクの数だけそこには千差万別のタイムラグがあっていいと思うんですよね。
フロアに一様に並べられているオタクだって、見た目は似ているけれどそのスタイルは様々。

いま地球から見えている夜空に瞬く星がどれも同じ大きさに見えていても1つ1つの距離が莫大に違っていて、その光が地球に届くスピードも千差万別。

タイムラグともう1つ距離というワードも出てきました。
そう、言うまでも無くこの距離感もめちゃくちゃ大切。
自分がどれぐらいの距離感でどれぐらいのタイムラグを持ってアイドルと接するかっていうのは、長くこのライフスタイルを続ける秘訣の1つなんじゃないかなって最近思う事があります。

この1年地下アイドルの現場に通い詰めていて急にふと現場から他界してしまうオタクを目にする度に、上述のようなことを対岸の火事のようにぼーっと考えたりもするのですが、
惑星と惑星の距離が近すぎるとそりゃあ衝突してどっちもケガをするだろうし、かといって離れすぎてもそれは推しているのか応援しているのかすら曖昧になってしまうような気もします。

このplanet planetのロゴはさすがにお互いが近づき過ぎなので、
ナイーヴな青いオタク惑星はバラバラに消滅してしまうだろうし、
ピンクのアイドル惑星も自らに流れ星を落として自傷してしまいそうな勢いです。

やはりどこまでいっても相手が存在するインタラクティブなものなので、
お互いが気持ちよく感情のやとりとりができる関係性を構築できた方がアイドルもオタクも幸せなんだと思う。

少しでもその現場やアイドル、運営に違和感を感じたら、
ケツの毛までむしられる前に潔く撤退するのも賢い選択なのかもしれない。

最近どうも現場が楽しくないし、推しと話していてもなんかうまくかみ合ってない気がする。
でも、気付くとチケット取って半ば義務の様に現場に通っている気もする。
なんとなく習慣的に現場に行っているけれど、傾向性に流されているだけなのでは?

そんなときは星の見えない渋谷や新宿、池袋から離れてみて
星の見える場所で気持ちを整理してみるのも良いかもしれない。



あの日僕は今確実に飲まれているなと心の中で気が付いていながらも、
よく分からないちっぽけな虚栄心に負けて低設定のニューパルサーの台から離れることができなかった。
一度立ち上がってホールから出て外の空気を吸って冷静になる事ができなかった。
結果財布の中は勿論のこと、休憩札を刺して家まで取りに行った追加資金も全て溶かすことになります。

「一度この台って決めたんだから絶対に出る!最後まで信じるんだ!」と、
「僕はこの子をこのグループを一生推すって決めたんだ!この子は絶対に大丈夫!」はどっちもキケンな思考だと思います。目測がバグり始める確定演出です。

意地を張る必要の無い場面、張り合う必要の無い場面で冷静になれてないのは本当に良くない傾向。
余計なプライドは捨てて一旦外の空気を吸うなり星を見て冷静になったほうがいいタイミングかもしれない。

そうしないとケツの毛までむしられてしまうかもしれない。




万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。