【ライブメモ】桃桃パラダイス『みゅうちゃ卒業公演』~桜姫、舞い散る~ @ AKIBA COLORS 2022年12月04日
先日おこなわれた、アイドルグループ 桃桃パラダイスのメンバー みゅうちゃさんの卒業ライブにお邪魔してきました。
この卒業公演の日程が発表されてから絶対に行こうと決めていて、当初12月4日の日中はUNDERBARのライブを新宿で観て、それから夕方にアキバに移動する予定でした。しかし、開催4日前の11月30日に急遽卒業公演にUNDERBARの追加出演が決まったので、12月4日は卒業公演のみに絞ることにしました。
UNDERBARの追加出演が決まってどうしてこんなにテンション上がったのかというと、すでにご存知の方も多いとおもいますが、卒業する桃パラのみゅうちゃんとUNDERBARのゆらちゃんは実の姉妹という間柄。
これまでお互いの生誕祭に出演したりとグループ同士の交流もあって、生誕祭では姉妹ユニットを組んでパフォーマンスを披露したりという素敵演出もありました。
ちょうど先日の11月23日にUNDERBAR ゆらちゃんの生誕祭が開催されたときも桃パラが出演してくれて更に姉妹ユニットの披露もありました。
僕も当日観に行っていたのですが、これでもう姉妹が揃う姿も見納めかな・・・と思っていました。
なので、今回卒業公演にUNDERBARの追加出演が決まってテンション爆上がりという訳なんですね。二人が並んだときのヴィジュアルがキキララみたいでいいっすよね。
公演概要
■日時 2022年12月04日日曜日
■会場 AKIBA COLORS
■時間 OPEN 18:00 / START 18:20
■料金 ・早割¥1,500・予約¥2,000 ・当日¥2,500 ※それぞれD代込み
■公演 みゅうちゃ卒業公演~桜姫、舞い散る~
■出演 桃桃パラダイス/必殺エモモモモ7/FlomageBullets/僕には通じない/#東京花魁物語/UNDERBAR/HUSH HUSH/ココロ⇄リアクト
ライブメモ
AKIBA COLORSの入り口に到着すると、すでに沢山のファンが開場を今か今かと待ちわびている様子でした。
フロアへ降りる階段の手前にフラワースタンドが立てられていて、
あ~ホントに今日で卒業なんだなという実感がむくむくと湧き上がってきました。
UNDERBAR
実は今日UNDERBARの衣装が初お披露目された日だったので、色々とインプレッションを書きたいところなのですが、それは後日に回しておくことにします。今日のUNDERBARのハイライトはなんといってもラス曲の『大好きがすぎる。』だったのではないでしょうか。
『大好きがすぎる。』の落ちサビ、普段なら 緑色担当の金無ひさかちゃんがソロパートを歌い上げるのですが、今日はひさかちゃんに代わり みゅうちゃんの実妹ゆらちゃんがソロパートを歌い上げました。
この時、みゅうちゃんがスルスルとフロアの最前まで出てきて、二人の視線が交わったのかどうかは定かじゃなかったですが、ソロパートを歌う妹をじっと見つめる姉の姿がとても印象的でした。
みゅうちゃんの卒業が決まった頃から姉妹のこれまでの関係性や歴史みたいなものが少しずつ紐解かれていって、そういった二人のバックボーンに触れられたからこそ、今日の光景はより感動しました。
ゆらちゃんはみゅうちゃんのことをいっつも”姉”って呼んでいて(まあ普通か・・・)、プライベートでも”姉”って呼んでんのかな?とかそいういうのを想像すると、なんか可愛いんすよね、妹だな~って思う瞬間。
まあとにかく、今日のUNDERBARステージはめちゃくちゃ素敵空間でした。
桃桃パラダイス
トリはもちろん桃桃パラダイスです。
上記のセトリや下掲のダイジェスト動画を観ていただければ、あらためて文字として残すこともないのかもしれません。
やっぱりあの日フロアに居合わせた人間にしか感じられないものがあったと思います。
あえて書くとしたら、卒業公演の良さってそのグループやそのアイドルの人気だったり、単独・対バン形式の優劣、会場の規模とかそういうのあんまり関係無くって、
卒業してゆくアイドルさんがこれまで信じて歩んできたものがどうだったのかとか、ファンとの関係性をどう構築してきたのかが如実に現れるような気がしました。
素敵なメンバーと良いファンとピンクの光に囲まれた彼女はとても嬉しそうで、桃パラのみゅうちゃとしてのさいごの一枚まで綺麗にステージに散っていったなあとそう感じました。
僕は常々こうした折に言うのですが、アイドルは散り際の一瞬、その煌めきが一番美しい。
あらためまして、ご卒業おめでとうございます。
桃パラメンバーのツイート
ももんちさん
ちーたんさん
ひっちょんさん
アフタートーク
フロアは狭いし、リフトの途中で頭が天井に当たるぐらい低い、空調がぶっこわれてるのか知らないけど室温が30℃近くまで上がって酸欠気味になるし、ステージはアホみたいに狭い。特典会はいつもすし詰め状態だし、AKIBA COLORSは決して環境の良い箱とは言い難い。
けれども、ここじゃなきゃ出せないライブ感みたいなのが確実にあって、今日卒業公演をここにしたのは間違いじゃなかった。そう思わせてくれる公演でした。
◇
ここからは実感半分憶測半分で書きます。
みゅうちゃんは社会人を経てアイドルになった人というのもあり、考え方やものの見方が冷静?達観している印象があって、いま自分がどういう位置に立っているのか、これからどうすべきかというのを俯瞰して客観的に分析できる人なんじゃないかな~っていうのがあって、アイドル視点と同時に運営視点でも冷静にグループのことや自分自身の事を観察していたのかなとも思いました。
かといっていつも悲観的というわけでは決してなく、元々ドルオタだったこともあって、アイドルという生き方に情熱やプライドも高く持っていたと思うし、プロとしてファンに対する責任感や大切にする姿勢というのは人一倍強いんじゃないかとさえ思います。
ただなんとなく、
”アイドルになってキラキラして大きな舞台に立ってファンもわたしも幸せになりたい~”
という感じでは全く無く、こういう目標を達成する為には今クリアしなきゃならない課題がこれで、1ヶ月先はこれ、1年先までにはこれを達成する!みたいに、夢を現実のプランとして落とし込んでそれを1つ1つ積み上げていく力強さなんかも彼女には感じられました。
もっというと、この先自己プロデュースでも全然やっていけるんじゃないかとさえ思えるほどのポテンシャルを持ち合わせている気がしました。
◇
僕がみゅうちゃんを知ったきっかけは、現UNDERBAR(旧LogiNeoN)のゆらちゃんのお姉さんということをTwitterで知って、今年の夏に桃パラ現場に(LogiNeoNのTシャツを着たまま)ふら~っと足を運んだのが始まりでした。
この日会場は池袋 LIVE IN ROSAで、フロア上手側前方にある柱の横につっ立って桃パラの出番を待っていました。たしか1曲目が『いちごちゃん』だったのですが、前奏終わりの歌い出しがみゅうちゃんのソロパートで、センターからすーっと上手側に寄ってきてソロを歌う彼女は、僕が着ていたLogiNeoNのTシャツに刹那視線を落とした後、僕に目の覚める火の玉ストレートのようなレスを飛ばしてくれたのをよく覚えています。
その後は、月に1回行くか行かないか程度の短いお付き合いではあったのですが、桃パラのステージは踊れるし踏めるしコールもMIXも入るしで毎回楽しかった思い出しかないです。楽曲もアッパーな曲が多くて僕に合っていました。
みゅうちゃんはいつもそれこそ全力でステージからパフォーマンスを届けてくれて、上述したようなことも含めて生き方がカッコいいな~っていう目で観ていましたし、これは僕が少し感情移入しすぎかもしれませんが、ゆらちゃんを見つめる目がね、いつも包み込むような大らかで温かい目をしてるんですね。それがね、やっぱ現UNDERBAR(旧LogiNeoN)を応援している身からすると、とても嬉しかったです。
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秒速5センチメートルだったのかは定かではないけれど
この夜たしかに桜は舞い散った。
けれど、知ってますか?
ちょっと待っていれば桜はまた咲くんですよね。
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