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【ライブレポ】アンスリューム第2章ep.Øファイナル無銭ツアー『ep.Ø完結公演』at Spotify O-WEST 2022.07.31

5月からスタートしたアンスリューム新体制もいよいよ8月から新たなステージへと進む。この3か月間新メンバー2人を迎えて走り続けてきたアンスの総決算ともいうべき今日のライブ、いったいどんなステージを見せてくれるのだろう。

ライブデータ

フライヤーが大阪と東京共通になっていますが、
今日のライブは下半分に記載されている東京公演になります。

■日時 2022年7月31日 日曜日
■会場 Spotify O-WEST
■時間 OPEN 13:30 / START 14:00
■料金 ・優先チケット ¥5,000 ・一般チケット ¥0
    ※それぞれ+1D

■公演 アンスリューム第2章 ep.Øファイナル無銭ツアー 『ep.Ø完結公演』
■出演 アンスリューム(月埜ヒスイ、ちぎら、もなかこゆ、日色ゆづ)

■その他 優先チケット:EP Øステッカー、囲みチェキ券付き

ライブレポ

前現場が微妙に押していたり、電車が遅延していたりとアクシデント続きでひさびさに焦ったけれど、開場して間もなくO-WEST前に着くことができた。整理番号が遅めだったのでまだ僕の番号は呼び出し前だった。助かった・・・。


このO-WESTは昨年度のメンバー生誕全てがここで開催されているので、その時の思い出がいやでも蘇ってくる。

今日は無銭入場有りということもあって、開演前からフロアは満員に近い大入りだった。それだけこの先の新たな新体制への期待感があるということの現れなのだろう。

SEが流れ始めた、いよいよ開演だ。

セットリスト

今日のセットリストは、『かがやけ!サンシャインマスカットカット』を除いて現体制でクレジットできる楽曲全てが盛り込まれた、まさに総決算といったセットリストだろう。

M0:SE
M1:すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん
M2:おどりゃんせ!
MC
M3:恋せよ!!ぱらぱら半チャーハン
M4:無敵LOVERS
M5:にゅーかおすっ!!!!
MC
M6:レイニーダーリン
M7:まだまえるっ!!!!
ENDMC

ENC
EN8:アンスデーム
EN9:口下手ナイトメール
EN10:だだだっ!!!!
ENDMC

アンスリューム セットリスト 2022.07.31

現体制になってから追加された新曲たちと旧体制から引き継いだ名曲たちがセトリのなかに綺麗に混ざり合っている。このセトリを眺めていると、新しいアンスをしっかりと作り上げてきているんだなと実感する。

新体制楽曲の2曲について

今日の会場の盛り上がり方を見ていても『すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん』や、『まだまえるっ!!!!』も着実にアンス楽曲の地位を確立してきているのかなという希望的観測を持った。旧楽曲たちと比べてこの2曲はやはり現体制の4人によくハマっている。4人それぞれの持ち味がよく出ている。

特に『すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん』はサビの振りが簡単なのもあって真似しやすいし、中盤のソーラン節パートも結構な人が”どっこいしょ!どっこいしょ!ソーラン!ソーラン!”の振りコピをしていて、現場レベルでちゃんとアンス楽曲として受け入れられ定着していることが窺える。

もうそこには僕の知っているアンスはいなくて、新しいアンスがみんなに受け入れられている。そう思いつつ遠目からステージとフロアを交互に眺めて嬉しい様な誇らしいようで寂しい様な、置いてきぼりにされたような複雑な気持ちになった。

随分前に月ちゃんがインタビューで【アンスリュームのこれからについて】

”いつか必ず(わたしも)辞める時がくるけれど、その時にグループ自体(アンスリューム)が売れていれば新しい子が入ってきても困らないじゃないですか、続けられるじゃないですか。それが出来たらいいな。”

月埜ヒスイ インタビュー動画より抜粋
https://youtu.be/Wt8BDLdpl2g

という内容のことを話していました。

今まさにそれが現在進行形で実現しているなっていうのを僕は改めて今日の光景を見て思い、凄いなって、つきちゃん凄いよ出来てるよって。

たぶんいまの僕にアンスの特典会に参加するだけの熱量が残っていたら、上述の事を直接つきちゃんに伝えていたとおもう。


そして、アンコール前のラストに『まだまえるっ!!!!』をクレジットしているところに、新体制でもやってやろう!という強い信念を感じる。

POPでキュートな曲調についつい目が行きがちだが、歌詞をみると現体制メンバーの鼓舞する気持ちや苦悩がストレートに描かれている。新体制の決意表明の様な楽曲。

「「かっとばせー!あんす!かっせー!かっせー!あんす!」」

この日のライブの後に公開されたばかりのMVには超新体制で加わる2人も追加されており、いよいよ6人体制かと期待が膨らむ。
これまで楽曲表記が『まだまえるっ!!!!』だったものが『まだまえるっ!!!!!!』と、エクスクラメーションが2つ増えているところがこれまた憎い演出だ。


MC

MC1の時にちぎちゃんが言っていたとおり、5月の新体制お披露目公演(代官山UNIT)のときのセットリストをそのまま今日持ってきているあたり、現メンバーみんなの想いの強さが出ている。

過去と同じセットリストを再演する場合、当時の思い出を重ねたいという気持ちと、あれからこんなに成長したんだよというのを見て欲しい、という2つの想いがあるように僕は感じた。

MC2ではこの4人体制が今日で完結するということについて、1人ずつ心境を述べる時間となった。

ゆづちゃん、こゆちゃん、ちぎちゃん、つきちゃんの順で切々と新体制デビューから今までの心境をとても赤裸々に語ってくれた。

この4人の想いを直接本人の口から聞けただけで今日この場に駆けつけることが出来て良かったなと本当に思う。

その中身を書くことははばかられるし、簡潔に書くことも出来ないんだけれど、僕は特に前体制の4人が大好きだった人間なので、聞いていてどこか申し訳ない気持ちと、なんだろう、、、体制が変わるってそう簡単じゃないんだなってつくづく思い知らされた。

黒木いろちゃんのオタクだった僕が外野から言うのも無責任なんだけれど、今日のメンバー4人の独白を聞いていて、この4人のファンの人たちはしっかり彼女たちを支えてあげて欲しいなと思いました。


アンスの生誕曲

アンスの生誕曲はお世辞じゃなく名曲揃いだ。
楽曲制作陣の豪華さもさることながら、各メンバーが書く詞のクォリティの高さは、なかなか他のグループには出せないレベルに到達している。

今日クレジットされている『おどりゃんせ!』と『無敵LOVERS』、『口下手ナイトメール』はどれも完成度が高い。

意外と知られていないかもしれなが、アンスリュームの歴代楽曲40余曲のうち半数以上の作詞をメンバーが手掛けている。
これは他のこの手のジャンルのグループと比較しても珍しい部類に入るのではないだろうか。

アンスの強み、それはメンバーの作詞技術の高さ、言い換えると自己プロデュース力の高さともいえるかもしれない。

ちぎらちゃん作詞だけで楽曲全体の3分の1を占めている特異性はあるものの、他メンバーも生誕曲に関しては毎年自らがプロデュースするというのが慣例となっている。

そうなってくると、新メンバーの2人の生誕曲はどうなんだろう?という疑問が頭を過ぎる。ゆづちゃんやこゆちゃんがどんな一面を見せてくれるのか今から楽しみだ。

生誕曲ではないけれど、同じく今日クレジットされていたつきちゃん作詞の『レイニーダーリン』もとんでもなく名曲だ。

こういった名曲を生誕でもなく周年でもなんでもない時期にさらっと出してくるポテンシャル、引き出しの多さはさすがとしか言えない。

今日もこの楽曲のイントロが流れた瞬間に、後方から「この曲好きなんだよね」という声が漏れ聞こえてきた。うん、わかるよ分かるよ!



アフタートーク

主現場とは言えなくなった今でも、やっぱりアンスのライブは素直に楽しいし、盛り上がるし、興奮と高揚を安定して提供してくれる場なのは揺るぎない。推しメンがいなくなった今、むしろ4人を満遍なく見ることができるので、更に視野が広がったともいえる。

アンス楽曲に対する解像度も、僕が今通っている他グループの楽曲に対するそれと比べても明らかに1つも2つも上のレベルで高い。

それだけ現場に足を運んでいたし、大げさじゃなく寝食を共にするレベルで聴き込んでいたし、大げさじゃなく今現在もアンスの楽曲を聴かない日は無い。

そりゃあちょっと疎遠になったからといって、ライブの楽しさがそのままいとも簡単に減衰することはなかったわけだ。

この記事を書いているいま、ちょうど超新体制で加入した2人の新メンバーが公開されている。
この2人を迎えた6人体制のアンスリューム、僕が現場で観るのはまだ少し先になりそうだけれど、相変わらずここの運営は攻めるな~という印象だ。それでこそアンスリュームともいえる。

相も変わらずアンスのことになると長々と書いてしまいますが、要約すると「「アンスに出会えてよかった!!」」これに尽きます。

なんだかんだこれからも折を見てアンスの現場には足を運ぶことになりそうです。

ではまた!

現体制、旧体制、新体制、超新体制、、、自分でテキスト書いていて表記のゆらぎが結構あって嫌になる!ではっ!!

万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。