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【ライブレポ】Honey Devil 1stワンマンライブ 〜私たちHoneyDevilです!〜

Honey Devilのコンセプトがそのままステージに飛び出してきた様なライブ、まさに”私たちHoneyDevilです!”というライブタイトルをそのまま具現化したような1時間。期待以上のものを魅せてくれた堂々の1stワンマンだった。

いきなり初見でワンマンを見に行くのは少し勇気がいるのだけれど、今日は行って良かったなと率直にそう思えるライブでした。

そんなハニデビさん、以前からグループの評判を耳にしていたところ今回ありがたいことにワンマンライブにご招待いただけたので恵比寿CreAtoにライブを観に行ってきました。

今回そのワンマンライブの模様を忘備録的にレポートを書かせていただきます。と、レポートの前にまずはHoney Devilの紹介をしておきましょう。

Honey Devil

Honey Devilは昨年の2023年9月2日に 『第37回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER』 (@ SSA)にてデビュー。甘さとエッジを兼ね備えた「イタズラ女子」がコンセプトの5人グループ(日浦菜緒さん、亀尾 日菜子さん、井上唯さん、藤原遼さん、鈴木南帆さん)です。


個人的にとっても注目ポイントなのですが、グループプロデュースには元 愛乙女☆DOLL前田美咲さんが入っておられます(NiLUNLOCK 前田好美さんのお姉さんですね)。

メンバーのプロフィールは公式HPが見やすいです。

各メンバーのSNSに任せっきりだったり、やってない事務所や運営さんけっこう多いんですけど、こうやってメンバーのプロフィールを一覧にして載せてもらえると非常にありがたいですね。


さて、初見グループを見に行く時、事前に楽曲を予習しておくかどうかいつも迷うのですが、このワンマンライブに行くことが決まってから配信済みの楽曲6曲は全部予習しておきました。

理由は簡単でまだ6曲しかないのですぐに全曲予習できるからです!笑笑

結果的にそれは功を奏して、楽曲に対しての解像度があがりましたし、曲を知っていることで現場でしか分からない新たな発見もあったりして正解だったのかなと。

それではそろそろセットリストを見ながら順にライブを追っていきたいとおもいます。

M0 SE
M1 "はじまり"の歌
M2 ワガママテリアル
MC1
M3 君を好きになっちゃった ※新曲(初披露)
(企画コーナー)
M4 I Don't Care
M5 IDOLHOLIC
M6 PREDATOR
(ブリッジ)
M7 僕のレール
ENC
M8 君を好きになっちゃった
M9 IDOLHOLIC
END MC

Setlist

セットリスト全体をみて

その配信済み6曲全曲+新曲1つという構成。冒頭でも書いた通り、”私たちHoneyDevilです!”をそのままセットリストに叩きつけたような面構えだ。

そのなかでもやはり本編のラストに「僕のレール」といういわゆる王道ソングでアイドルという道を表現していてキレイな締め方だった。

それに対して、「IDOLHOLIC」という曲名からしてエッジの効いた楽曲をオーラスに据えたところに、アイドルという生き様のaddictな面だったりが「僕のレール」と対比して生々しく見え隠れしていてとても良い。

こういう考察ができたりするから事前に楽曲を予習しておくと楽しい。

続いて、1曲1曲気になったところを書いていきます。

M1 ”はじまり”の歌

1曲目は”はじまり”の歌からライブがスタートしました。

事前に音源を聴いていて、ライブの1曲目かラストはこの曲がくるだろうなと予想していました。

”はじまり”というタイトルのとおりそのまま1曲目にリストインするのはもちろん自然だし、曲の立ち上がりが静かで徐々に高まってくる感じはまさに1曲目にもってこい。

一方でセットリストの一番うしろに置いてこの先の未来を予感させる演出にもバッチリハマる楽曲。

初めて生で聴く(観る)ハニデビの『”はじまり”の歌』は、これからどんなライブを観せてくれるんだろうという期待感が楽曲の盛り上がりとともに高まるそんなステージでした。

ステージ背面スクリーンにはMVも同時に映し出されていました。スクリーン上に映っているメンバーの振りとステージ上で踊っているメンバーの振りがシンクロしていてそれが気持ちよかったです。

MV上で着ているチェック柄の衣装もとても可愛かったです。

M2 ワガママテリアル

「ワガママテリアル」はですね、以下のデビュー映像見ててイントロで全員がターンするんですけどこれライブで一緒にターンしたいなって思っちゃったんですよね。

見てもらったら分かると思うんですけど、ターンからの振付もめちゃくちゃ良くないですか?

早く一緒にターンしたくてうずうずしてたのですが、今日CreAtoは今まで見たことないぐらい超満員で残念ながらターンをする隙間なんてありませんでした・・・。

今日は心のなかでターンするに留まったので次回はちゃんとスペースを確保して一緒にターンしたいなと心に強く刻みつけたのでした。


M3 君を好きになっちゃった ※新曲

まだ音源がリリースされていないので完全に今日聴いたままの正真正銘のファーストインプレッション。

曲も振付もキャッチーで、曲タイトルからも分かるように”可愛いさ”と”甘さ”が全面にプッシュされた楽曲。ただただノリの良いキャッチーな曲一辺倒ではなく、曲中にラップパートが差し込まれていてそれが良いアクセントにもなっている(ラップパートが長すぎないのも◎)。

振付でハニデビポーズをするパートがあって、メンバーとフロアが一体感を感じられる部分だし、初見でも簡単に真似できるので参加しやすい。

全体を通してハニデビのコンセプトでもある”甘さとエッジ”の甘さ側の楽しさがダイレクトに伝わりやすい曲だ。

ステージバックモニターの映像でもハートが次々と展開されていて曲のイメージとぴったりで可愛かったし、バレンタインの時期なんかにはぴったりだなとも。

たしかサブスク配信開始日が7月10日だったと思うので、あらためてじっくり音源を聴くのが楽しみ。

企画コーナー"ドキドキが止まらなくなったんだ"

いわゆる【箱の中身はなんだろなゲーム】をメンバー5人で順番にチャレンジ(1人が1品を当てる)して、当てられなかった or 当てるまでに一番時間がかかったメンバーが罰ゲームを行うというものでした。

タワシ、アフロ、スポンジ、スライム、カブトムシのおもちゃの5品が出題され、アフロを当てる番だった藤原遼さんが一番タイムが遅く罰ゲーム決定。

罰ゲームは告白のセリフを言うという内容だったのですが、他の4人が場を繋いでいるあいだステージ奥で真剣にセリフを考えていた藤原さん、ストレートでとても良いセリフだったとおもいます。見ているこちらにも恥ずかしさの波動がビシバシ伝わってきました……。

それと、この企画コーナーのみならずMC全般的に井上唯さんがとても上手に場を回されていて、こういう回しのテンポを作れる人がいると間延びせず飽きずにトークを楽しめるなと思いました。


後半ブロックスタート

企画コーナー明け、「3曲続けてやります」という曲振りどおり後半戦へ向けてオーディエンスの熱を更に上げていくセットリスト構成となった。

4曲目「 I Don't Care」から5曲目の「IDOLHOLIC」に繋いでいくとともに、徐々に”エッジ側”のハニデビが立ってくる。

特に「IDOLHOLIC」は詩から伝わってくるメッセージもド直球って感じで、おそらく演者側がそうなように見ているこちらも気持ちが乗りやすいナンバー。

特に今日見ていて気持ちがグッと入ったパートは、落ちサビパートの日浦菜緒さんが凄く良かったんですよね。見入っちゃうぐらい良かったです。

そこから鈴木南帆さんのパートに繋いで加速度を一気に上げてラスサビで気持ちを開放させていくあの感じ?凄く気持ちがよかったです。配信音源を聴いてるだけじゃ伝わらない生っぽいものを全身で浴びたなっ!ていう瞬間でした。

M6 PREDATOR

「IDOLHOLIC」のイメージって赤やオレンジなイメージを持っているんですけど(僕のなかで)、そこからガラッと雰囲気を落として「PREDATOR」の青イメージに転換したこのM5→M6の流れは綺麗でした。

イントロの振り付けのキレとカッコよさもさることながら、曲のイメージどおりの青い照明が上から下りてくるのがめちゃくちゃハマってかっこよかったです。演者、音響、照明これらすべてがしっかり噛み合って1つのステージを創り上げているんだなというのを実感しました。

M7 僕のレール

この「僕のレール」は音源を聴いていたなかでは一番好きな楽曲だったので間近でパフォーマンスと歌唱を観ることができて本当によかった。

静かな立ち上がりから徐々に楽曲の物語(ストーリー)にぐいぐい惹き込んでいく感じが好きだし、メンバー5人のハーモニーがとても心地よい楽曲。

と同時に、いまよりもっと表現力がブラッシュアップされていけばどんどんパフォーマンスがより良くなっていくだろうなと予感させてくれる楽曲でもある。

アンコール


アンコールではメンバーが公式Tシャツを衣装の上から着て登場しました。Tシャツにはそれぞれの担当カラーのリボンでオリジナルアレンジが施されていて可愛かったです。

アンコール楽曲は2曲、さきほど初披露されたばかりの「君を好きになっちゃった」と「IDOLHOLIC」でした。

メンバーはバッチバッチに気合入ってパフォーマンスしていたし、「君を好きになっちゃった」は2回目ということもあってフロアのノリもすごくよくて、素晴らしいアンコールでした。

END MC

メンバーが一人ずつ今日の感想を語ったあと、全員で集合写真をとりました。

やり切った爽快感と達成感に満ちた幸せいっぱいな笑顔ですね。


ライブ全体を通しての所感

グループコンセプトである甘さとエッジを兼ね備えた「イタズラ女子」をそのまま丸ごと、搾りたて果汁100%を「召し上がれ」と目の前に提供されているかのようなライブが見れました。

まず各曲間の振り幅のベクトルがコンセプトに沿っていてとてもわかり易いし、グループとして何を見せたいのか何をアピールしたいのかが明確で初見でも参加しやすくノリやすいライブでした。

楽曲のジャンルとしては王道寄りから少しクセのある曲、重めのロックまで広くカバーしている。個人的にはたとえどんなに良い曲だらけでもRock一辺倒だと疲れてしまうので、「僕のレール」、「ワガママテリアル」、「”はじまり”の歌」や今日初お披露目の「君を好きになっちゃった」の存在は大きい。

次に、楽曲全体をとおしてメンバー5人の歌声のハーモニーがとても耳心地が良かったという部分に注目したい。

まるでメンバー選抜の時点で調和の取れた歌声をかなり意識してセレクションしたんじゃないかっていうぐらい5人のハーモニーがしっかりしていました。

変にぶつかり合うこともなく消し合うこともなくストレスフルで、まるでのどごしの良い高級な5色の素麺を食べているようでした(良い例えが浮かばん!)。

それでいてソロパートだとちゃんと個性が立つんですよねー。

前述のセレクションの時点で意識して~の関連で更にいうと、メンバー全員の身長も意識して高さを合わせているような気がする。5人が立って並んだときに頭のてっぺんがでこぼこしないでほぼ一直線になるのは見栄えが綺麗。

トータルで70分少々だった今日のライブは本当にあっという間に駆け抜けていった感が強くて、言い換えればそれだけステージ上の演者に集中できていた証拠。

このさき対バンで被ったら間違いなく観るだろうし、デビューからまだ9ヶ月でこの完成度、、、今後の成長に俄然期待がもてる楽しみなグループだとおもいました。

まだ初めて観させてもらったグループなのでメンバー個々人の特性やバックボーンなどを把握していないのでザックリとでしたが、このあたりでレポートを締めさせていただきます。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

メンバーSNS投稿など

・日浦 菜緒さん

・亀尾 日菜子さん


・井上 唯さん

・藤原 遼さん

・鈴木 南帆さん


・前田美咲さん(Producer)


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