貴方の会社はどんな形でお金を稼ぐ会社ですか(5)

久しぶりの投稿になります。
毎日何かしらの投稿ができている人は尊敬しますね。

前回までにお客様が明確になり、提供する価値がわかり、チャネル、さらに関係性まで明確になりました。
次は収益の流れです。会社は、提供する価値とお金とが交換されることで、収益が発生します。

収益の流れ

お客様は、自分の会社が提供するどんな価値にお金を払おうとするのでしょうか。
商品代金として払うでしょうか。行った加工に対して払うのでしょうか。それともサービスに払うのか。使用料なのか購読料なのか、参加費なのか、色んなパターンがあるでしょう。
また一回きりなのか、継続的なのかという頻度、競争相手との相対的な価格差なんかもあるかもしれません。
お客様の層が広い会社の場合は、様々なパターンの収益の流れがあります。
お店のように一見さんが置いてある商品を購入して収益を得るのか、既存顧客に継続的に価値を提供し提案するのか、サポートで収益を得るのか、そこを分析しましょう。
システムソフトウエアのように、売り切りではなく商品販売で収益を得たのちに、メンテナンス(カスタマーサポート)費用という継続的な流れを生むモデルもあります。
また、それぞれの収益の流れが、全体の収益に対してどのくらい貢献しているのかという点も考えていく必要があります。
収益の流れと、その比率を分析することは非常に大切なことです。しっかりと分析していきましょう。
ここで、実際に皆さんの会社が提供している価値が収益に進化する際の、価格のメカニズム(価値の決定はどのように行われるのか)も理解しておくと、収益戦略を立案するときに役に立ちます。
(収益の流れとは直接関係ないようですが)
・固定価格なのか、変動価格なのか
・個別の価格なのか、取引全体で決まる価格なのか
・製品の量や質で決まる価格なのか、在庫状況や時期によって決まる価格なのか
・お客様によってそれぞれ決める価格なのか、市場が価格を決めるのか
・購入する量によって決まる価格なのか、入札などお客様の意思で決まる価格なのか

収益の流れのキーワードをいくつか列挙しますので、参考にしてください。

商品販売  技術の販売   加工料   使用料
購読料   会費   レンタル料   リース料
ライセンス料   広告料   定価販売   廉価販売
ロイヤリティ   定額料金   従量料金   1 回限り
複数年契約   消耗品費   メンテナンス費   ポイント購入
チケット購入

自分の会社がどのようにして収益を得ているのか。しっかりと自分の会社を分析しましょう。

主要な活動

ということで、現時点での皆さんの会社の、提供する価値が明確になり、提供する相手が明確になり、告知方法・提供方法が明確になり、さらにお金をいただく方法までが明確になりました。

次はその収益をしっかりと確保するためにどんな活動をしているのかということを明確にします。

主要な活動とは、会社が実際に行なっている、主要なビジネスの活動の分析となります。
価値を提案する、また価値を提供するための主要な活動は何でしょうか。
家を建てることでしょうか。物を作っていくことでしょうか。ソフトを開発することでしょうか。モノを仕入れて並べることでしょうか。お客様のところにある財産を管理することかもしれません
仕入先の開拓もあるかもしれませんし、研究開発が欠かせないかもしれません。
資材の調達こそが主要な活動かもしれません。
実際に価値を提案・提供するために行っている作業を考えてみてください。
いくつか例を挙げてみましょう。

低コスト仕入  一品物生産  多品種小ロット製造 カスタマイズ生産 
ドミナント出店  大量生産出店  大量生産  多頻度配送 個別宅配
対面販売  個別宅配  対面販売  自動販売機
先端技術開発  生産技術開発  ニーズの対応
人事労務  財務管理  調達 
潜在ニーズを見つける  丁寧なアフターサービス
経営管理システム 商品開発

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