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最高!最強!夏限定!エールタイプの金麦で作る「ホワイトアイ」が美味すぎる!

僕は、家でビールなんて飲まない。なぜなら、それ以上に安くて美味いものを飲んでいるからだ。

ホワイトアイ
グレープフルーツジュース 100cc
第3のビール 350cc

僕の常飲酒である。一杯目は、間違いなくコレ。
第3のビールとは、ラベルに「(発砲性①)」と表記されているもの。基本的に、ビール類の中で最も安価なやつだ。ビールや発泡酒との一番の違いは、麦芽以外の穀物を発酵させていたり、他のスピリッツ(蒸留酒)が加えられている点。要は、麦芽税を抑えるため、麦芽以外でビールらしいものを作った奇妙な酒を指す。基本的に、日本独自の酒。
ちなみに、発泡酒とは麦芽使用量が50%以下のもので、こちらも、麦芽税対策で価格を抑えている。ビールとは当然、麦芽使用量50%以上のものを指す。
ここでは、巧妙な宣伝謳い文句が目立つ。サッポロの「麦とホップ」に記載されている、麦100%だ。麦芽100%ではない。当然麦芽税がかからないため、安く作ることができる。アサヒの「極上」にも同様の記載がある。
さらに目立つのが、「贅沢」「リッチ」などの言葉。安物飲料のイメージを、少しでも払拭する狙いだと思われるが、そもそも僕は、ビールと第3のビールは別物だと捉えている。同じ土俵で戦わせていること自体が滑稽だ。僕が広告担当であったら、いかに安いか、なぜ安いか、をもっと強調する。そして、実際に他より1円でも安いものを作る。味なんかどうでもいい。このジャンルに求めるのは、味ではない。ビールの味にうるさい人は、エビスやらプレモルやらを選択するだろうし、もっとビール通なら、間違いなくクラフトビールの門を叩くはずだ。

2023年10月の酒税法改正によって、ビールは安く、第3のビールは高くなった。現在の価格は以下の通り。

ビール 181円
発泡酒 136円
第3のビール 133円

上下の差がだいぶ縮まってきたが、それでも第3のビールが最も安価なことに変わりはない。各スーパーのプライベートブランド商品であれば、もっと安いものもあるはずだ。税込で120円しないと思う。ちなみに、2026年には、この酒税法がさらに改正されることになっている。結果として、発泡酒も第3のビールも、消滅することになると思われる。

正直、発泡酒も第3のビールも、そのまま飲むことはまずない。理由は、ご存知の通り不味いからだ。これは、もちろん僕の感想。美味いと思って飲んでいる人もいると思う。それに関して議論するつもりは全くない。好みの問題というより、僕の場合、酒に対する向き合い方の問題。そもそも、麦芽税がなければ発泡酒も第3のビールも、絶対に存在しなかった。少しでも安価なビールもどきを作ろうとした、ビール会社の苦肉の策で生まれた奇妙な飲み物だ。

そんなビールもどきが、化ける。最高の飲み物に、化ける。正直、夏場はビールよりも、こっちの方が美味い。高温多湿な日本の夏に、圧倒的な清涼感をもたらす。それが、前述のホワイトアイだ。
グレープフルーツの苦味と、ビール(もどき)の苦味が掛け合わさり、旨みに昇華する。さらに、この期間限定エールタイプ特有の爽やかな香りがプラスされる。ほぼ、無敵なカクテルになる。

もたろん、この夏ずっと飲み続けられる量を箱買いした。一度でいい、試してみてほしい。レシピの分量は、だいたいでいい。
あなたも、ホワイトアイの虜になるはずだ。これが飲めるのも、あと数年。

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