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「鬼滅の刃」の「鬼」は「風の時代」への変化の象徴?!無限列車解説@タッキー先生

「鬼滅の刃」無限列車編
遂に見てきましたーーーー。

そこは五行の世界であふれていました。
Web上では様々な見解がありますが
ここは自由な発想で!(「風」の時代っぽいでしょ)

ここで陰陽五行論を簡単に説明!
まずは「陰陽論」と「五行論」に分かれるのですが
相対性の中で学ぶことを決めてきた私たちの世界は
すべて「陰陽」でできています。このどちらと判断すること自体が
人生での「喜怒哀楽」を決めていきます。
また、森羅万象を5つの世界に分け、その5つに臓器や感情、色など
多くの現象をリンクさせていくのが「五行」の世界。

「相性」と「相克」というアクセルブレーキでお互いを助けたり
制御したりしながら作り出す世界観を表しています。

今回の無限列車を五行図で表してみました。

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まず、この「鬼滅の刃」では標的が「」になっていますよね。
私たちは風水で悪いことが起こるとされる方角を鬼門といいます。
「鬼門」の方位は「東北」、
十二支では「丑寅」
ほら虎(寅)のパンツをはいて牛(丑)の角・・・
「鬼」の格好でしょ。
これ、五行では「木」の方角を表します。

「鬼門」には鬼が皆を食い散らすとか
昔中国の強敵国が北東にあったとか
所説あるようですが、
「鬼門」=「生門」=「起門」という説や
北東や南西の角は方位の陰陽がぶつかるところで不安定という説も。

物事を生じたり、
起こしたりしやすい門(不安定=変化)ということで
正にこの「鬼滅の刃」は
「風」の時代への変化の象徴と取れないでしょうか?

だからこそ、いつもと同じ毎日が好き(ホメオスターシス)という
習性をもつ私たちにとって、この時代の変化は「鬼」なのかもしれない。
けれどそこに炭治郎は常に最後には愛を示す。
禰豆子の中の鬼は、私たちの中にある変化を恐れる自分なのでは?
だからその鬼から禰豆子を救うことは、
私たちの恐れを取り除くこと。だからこそ、これだけ流行る。

そもそも登場人物を無限列車の中の無意識の「核」の中の風景で
わけると上の五行図の配置になるのですが
特に炭治郎と禰豆子は「木」。
家族が育まれていく夢。
「木」は目標をもって立ち向かうまっすぐなエネルギー。
この二人で「鬼滅」を目指すまっすぐな力強さを持っています。
その戦い方を学ぶ過程で、
木→火→土→金→土
「木」「火」で燃えて炭になり「土」に還り
その炭が「金」(肺=呼吸)という素晴らしいアイテムを携えて
「水」の呼吸が完成されるという五行の流れを踏襲していると感じます。

炭治郎の無意識の「核」を仕留めようとした人間は
「結核」を患っていましたよね。
「結核」は「肺」が溶けるイメージ。
「肺」は人とのバウンダリー(境界線)を創る場所だけれど、
結核の人はこの人との境界線がわからなくなる人が多い。
「水の呼吸」を習得した炭治郎の無意識領域
とても澄んだ「水」の世界に出会って完全に融合して溶けてしまった。
だから「核」を壊すことができなかった。

最後に煉獄が繰り返し話していた
人への愛、社会に対する貢献は
この時代の変化の中にあっても決してこの変化を鬼と
捉えるのではなく、人として老いる美しさの中で
その役割を見つけていくのだ
と強く私たちにメッセージを
送っていたのだと思う。

煉獄と死闘を繰り返した十二鬼月・上弦の参
煉獄と同じ「火」のエネルギー。
強いものには敬意を表し、最後まで煉獄を尊敬していた。
鬼になったときの子どものころの背景が
おそらく煉獄のように愛に包まれていなかったことで
「陰」のパワーが最大限に発揮されたのであって
「火」の「陰」が極まったのだと思う。

最後、彼を退けたのは「夜明けの太陽」であったが
「鬼」は「陰」が極まった状態であるからこそ、
陽の極みである太陽とは決して共存できないことを示している。

私たちがこれからの「風」の時代を生き抜くために必要なこと。
この「陰陽」のバランスを常に意識して
どちらに偏ることもなく
炭治郎のように
どちらが良いとか悪いとかをジャッジせず
ただ、その世界で健気にいきていく者を応援していく姿勢を
持ちなさいと教えてくれているのだと思う。


そしてこの映画がこれほど多くの人が愛するのは
実は日本人の誰もが
そう生きていこうと思っている証なのではないだろうか。

すべてはフラクタル。星々も映画の内容も
日常の何気ない出来事も
そこからの気づきで私たちはどんどん幸せな自分になれるのだと思う。

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