Facebook(FB)が2021年2Qの決算発表

Facebook (ティッカーシンボル:EB)が2021年2Qの決算発表。 

EPS予想3.04ドルに対して結果3.61ドル👍

売上高予想27.85Bドルに対して結果29.08ドル👍

EPS、売上高共にコンセンサス予想を上回った🆗

2Q決算ハイライト

Facebookは、第2四半期の決算発表において、収益および売上高に関するアナリストの予測を上回りました。
CEOのマーク・ザッカーバーグは、決算説明会の多くの時間を割いて、フェイスブックが数十億ドルを投じて構築するデジタルワールド「メタバース」のビジョンについて語りました。

StreetAccountによると、1日あたりのアクティブユーザー（DAU）は19.1億人であるのに対し、アナリストは19.1億人と予想しています。
StreetAccountによると、月間アクティブユーザー（MAU）：29.0億、アナリストが予想した29.1億。
StreetAccountによると、ユーザーあたりの平均収益（ARPU）：$ 10.12であるのに対し、アナリストは$ 9.66と予想しています。

Facebookは"規制やプラットフォームの変更、特に最近のiOSのアップデートによる2021年のアド・ターゲティングの逆風の増加 "を依然として予想していると述べています。スナップとツイッターは、自分を追跡しようとするアプリをよりコントロールできるようにするアップル社のiOS 14.5アップデートの課題を、それほど問題なく乗り切ってきました。両社ともに、iOS 14.5の長期的な影響はまだわからないと警告していますが、これまでのところ、初期の成果は期待できるものです。

Facebookの財務責任者であるデビッド・ウェナー氏は、第3四半期におけるiOS 14.5の影響は、第2四半期よりも大きいと予想していると述べています。オプトインの程度は、Facebookの予想通りであるとウェナー氏は述べています。

「Q3では、これらの変更が完全には展開されていませんが、多かれ少なかれ、意味のある展開の影響を受けるでしょう」と述べています。

Facebookは、当四半期中にワシントン州との対立もありました。連邦裁判所は、Federal Trade Commission（FTC）がFacebookに対して行った反トラスト法に関する訴状と、48の州の検事総長が行った別の訴状を却下しました。FTCは8月19日までに訴状を変更しなければなりませんが、州のグループは裁判所の決定を争うと述べました。

フェイスブックはバイデン政権の監視下に置かれました。ホワイトハウスは、フェイスブックのサービス上でコロナウイルスワクチンの接種を控えるような誤った情報が出回っていることに対し、十分な対策を講じていないとして、フェイスブックを叱責しました。ジョー・バイデン大統領は、フェイスブック上の誤報に関して、「彼らは人々を殺している」と発言する場面もありました。

これとは別に、フェイスブックの副社長であるロリ・ゴーラー氏は、米国内のオフィスに入る前に従業員にワクチン接種を義務付けると述べています。

CFO の今後の見通し(コメント)

2021年第2四半期の広告収入の伸びは、広告単価が前年同期比で47％増加したことと、広告配信数が6％増加したことによります。第2四半期と同様に、2021年の残りの期間においても、広告収入の成長は主に前年同期比での広告価格の上昇によってもたらされると予想しています。

2021年第3四半期および第4四半期は、力強い成長が続いていることから、前年同期比の総売上高成長率が大幅に減速するものと見込んでいます。COVID-19の回復の遅れによる影響を除いた2年ベースの成長率を見ると、2021年下半期の総売上高の成長率は、第2四半期の成長率に比べてわずかに減速すると予想しています。

2021年には、規制やプラットフォームの変更による広告ターゲティングの逆風が強まると引き続き予想しています。特に最近のiOSのアップデートは、第2四半期と比較して第3四半期に大きな影響を与えると考えています。これは当社の見通しに織り込み済みです。

最近の決算説明会でも述べましたが、大西洋をまたぐデータ転送の実行可能性と欧州での事業への潜在的な影響に関する動向を引き続き注視しています。

2021年の総経費は、前回の見通しと変わらず700億ドルから730億ドルの範囲になると予想しています。経費の前年比増加は、主に技術・製品関連の人材、インフラストラクチャー、コンスーマーハードウェア関連費用への投資によるものです。今回の費用見通しは、製品ポートフォリオに見られる魅力的な長期的成長機会に先んじて投資するという当社のコミットメントを反映したものです。

2021年の資本支出は、前回の予想と変わらず190億ドルから210億ドルの範囲になると見込んでいます。当社の資本支出は、主にデータセンター、サーバ、ネットワークインフラ、オフィス施設への投資によってもたらされます。

2021年通年の税率は10％台後半になると予想しています。