ばあちゃんと暮らす〜14日目〜

2月19日、水曜日。
今日は週に2日ある燃えるゴミの日だ。
燃えるゴミの日には、朝から決まってばあちゃんは言う。「なっちゃん今日はゴミ出しよろしくね。」

今日の天気は晴れ。雲はもくもくふわふわと浮き、春の日差しが心地よい。千早駅まで少し歩けば暑くなるくらい、太陽を感じた。だけど気温は12度らしい。日陰になると手が悴んでらしさを感じた。


ーーーーー朝ーーーーー

朝8時。いつものようにアラームで目が覚める。眠たい。眠たいけど眠らない、脳の奥に直接「寝るな」と呼びかける。今日は左手でフスマを開ける。リビングのカーテンの隙間から太陽の光が溢れる。シーツを握って体を起こす。リビングにいる叔母とばあちゃんに「おはよう」と挨拶をする。

今日はばあちゃんはソファーに座っていた。もうすでに朝ごはんを食べたみたい。昨夜の残りのチャーハンでおにぎりを作ってもらったそうだ。

私はと言うと、叔母が朝から海苔巻きを作ってくれてそれを4つほど頬張った。塩昆布と魚肉ソーセージのシンプルな海苔巻きだけど美味しいやつ。塩昆布の位置で味が少しだけ変わることを知った。ばあちゃんには海苔巻きの端っこを共有。おいしそうに頬張った。

お昼までは猫侍を見た。もうずっと猫侍。何回見ても可愛くて飽きない。オープニングの曲を歌えるくらいには繰り返し見た。叔母もばあちゃんも私も猫ちゃんにメロメロだ。


ーーーーー昼ーーーーー

叔母が湯を注いでくれ、一平ちゃんを食べる。
何日か前にばあちゃんがCMをみながら「一平ちゃんを食べたい」とつぶやいていたから2人で食べる日を楽しみにしていた。2人でいつものように長椅子に座り、美味しいを共有した。私はからしマヨネーズで少しむせた。

昼ごはんが終わると叔母がバナナケーキを焼いてくれた。最近ハマっているバナナジュースの、残りのバナナ。ばあちゃんは「バナナジュース飲むと便秘が解消されるから良い」と言った。でも夕方以降に飲むと夜お腹を下してしまうのでだめらしい。


ーーーーー夕方ーーーーー

図書館の帰り道に大福を買う。家についてばあちゃんに渡すとすぐさま頬張る。スイートポテト味の大福に「これ美味しいね」と釘付けになる。いろいろな味がありすぎて何を食べたいかで少し揉める。ふたりともチョコで落ち着いて、兄にあげる分からチョコを引く。不格好な造形でも引き算で幸福は生まれる。


ーーーーー夜ーーーーー

夜ご飯は、ブロッコリーの炒めものともやしのナムル、胸肉のソテーにカレーうどんだ。今日も決まって美味しい。最高に美味しい。ばあちゃんははや段階でお腹いっぱいになる。大福を食べたからだという。

ご飯を食べるとすぐにお風呂に入る。明日病院なのでお風呂に入る、そのペースである。シャンプー員として呼ばれなかったので次回のために指を鍛えておこうと思う。お風呂上がりは髪の毛を乾かす。自分で少し乾かしてきてみたいで変に方が付き、スーパーサイヤ人みたいになる。叔母が修正するも若者の私には何がいいのかわからない。それでも満足そうに嬉しそうにするからそれで良いのだと思う。

今日は1回もこけなかった。無事で何よりだ。
今日はもう眠たいので少し簡潔ではあったが日記を終わる。
明日もいい天気だと嬉しいな。

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