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Tinderの旅人、主にマッチングアプリ備忘録が中心となります。 末期のセックス、ギャ…

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Tinderの旅人、主にマッチングアプリ備忘録が中心となります。 末期のセックス、ギャンブル、アルコール依存性です。 生まれて初めての出会い系サイトは14の頃、マッチングしたお相手との写真交換は、お互い郵送でプリクラを交換する時代でした。

最近の記事

vol.11 理系の女④

僕が初めてクレジットカードを持ったのは、確か19歳か20歳ぐらいの頃。 錦糸町、吉祥寺、どちらかのマルイで作ったエポスカード。 (個人的に錦糸町と吉祥寺のマルイが似ていて、記憶もダブっている) 当時、Fラン大学を中退した僕は雀荘勤めのフリーターだった。 マルイで買い物をした際に店員さんにクレジットカード発行をオススメされ、なんとなく申し込んだのがエポスカードだった。 申込の際は適当な大学名を書き申し込み、普通に申請が通った。完全な若気の至り。 ちなみに現在は38歳、現在は

    • vol.10 理系の女③

      目まぐるしく進むキャッシュレス化。 やがて淘汰されるであろう現金派。 キャッシュレス化の波は居酒屋さんやラーメン屋さんにも押し寄せている。 それでもまだまだ「お会計は現金のみ」というお店も多い。 一方、僕は末期のギャンブル、アルコール、セックス依存性で、信用情報はブラックリスト入り。 そのためキャッシュレス化がなかなか進んでいない。 だがしかし、時と場合によってはPayPay決済に救われる局面もある。 僕が現時点で使えるのはPayPayとデビットカードのみ、ただし銀行

      • vol.9 理系の女②

        15時55分、桜木町駅西口付近。 Uさんとの待ち合わせ時間まであと5分。 お盆真っ只中だけあって、改札口前は人混みとなっている。 妻には仕事と嘘をついて、家を出てきている。 スーツ姿で自宅を出て、途中でTシャツとパンツに着替える。 脱ぎ捨てたもの、カバンも含めて全てコインロッカーへ投げ込む。決して後ろは振り返らない。 時計を見ると16時、待ち合わせ時間ちょうど。 あたりを見渡す。なんとなく自分の着ている服をメッセージしようと、マッチングアプリを開く、 もう一度、あたりを

        • vol.8 理系の女

          vol.7 ピンチヒッターの女さんのオシッコを浴びてからというもの、マッチングアプリの調子が本当に良くなかった。 スランプ、イップス、ロンリネス。完全にフォームを見失っていた。 打席に立つも空振りが続き、当たり前だが打席が増えるにつれて出費も増えるわけで。 軍資金がみるみるうちに溶けていく日々。 それでも自分のフォームを取り戻すべく、マッチングした女性と会いまくった。 お酒を飲むお金が無いので、自然とカフェが多くなった。 会社が終わり、とりあえず毎日のように日替わりで女性

        vol.11 理系の女④

          vol.7 ピンチヒッターの女③

          今日知り合った女性と酒を飲み、今日マッチングアプリで知り合ったばかりの女性とホテルに入る。 暴風雨の浅草、傘もささずに手を繋ぎながらラブホテルに入る2人。 正面突破、自動ドアが音を立ててオープン。薄暗い館内、目の前に怪しく光るパネル&フロント。 2人でこれからSEXする部屋を選ぶこの瞬間、時間が止まるような感覚。この一瞬こそが、いつまでも続けば良いのに。 タッチパネルで部屋を選択。フロントで事前に清算、休憩5500円。 Sさんはおもむろに財布を出し、ホテル代を払おうとす

          vol.7 ピンチヒッターの女③

          vol.6 ピンチヒッターの女②

          暴風が吹きあれる、下町浅草国際通り。 田原町駅3番出口。地上に出る階段付近で、 僕はSさんを待っていた。 東京メトロ銀座線の乗降客の波が来ては、過ぎ去る。その繰り返し。 手前味噌だが、僕は人を待つのが好きである。人の波が過ぎ去ってはまた来る。その繰り返し。 そして何より僕はSさんの顔を知らない。一方でSさんはタップルの中での僕の顔を知っている。 顔の知らない人を待つ、約束の時間まであと少し、ただひたすら前を向き、待ち続けるだけ。 かれこれ何十回目かの人の波、するとこちらへ

          vol.6 ピンチヒッターの女②

          vol.5 ピンチヒッターの女

          「リスケ」か「強行」か。 これは後出しになってしまうが、前回(vol.4 軟骨ピアスの女さん)とのアポ、リスケを選択したのには理由があった。冷静に長考を重ねた上での判断だった。 そもそも軟骨ピアスのYさんから「リスケ」の提案があった時点で、仮に強行して会ったとしても、彼女とセックスできる可能性は低いだろうと思った。 今日の暴風警報で、Yさんが及び腰になった。そもそも初対面の相手と会うことにすら乗り気じゃ無いのに、果たしてセックスしたいだろうか。 そもそも何処からが、セ

          vol.5 ピンチヒッターの女

          vol.4 軟骨ピアスの女

          妻には内緒だが、ティンダーの無料コンサルを受けたことがある。 コンサルというか相談会みたいな感じで、 Zoomで2時間、イケメン講師とティンダーに関する相談ができるという内容。 詳しい内容は差し控えるが(差し控えるほど濃い内容ではなかった)、最後は40万円の教材を売られそうになり、気づいたら強引に電子署名をさせられそうになっていた。 僕は根っから気が弱いので、断るのに1時間くらいかかったが、実に2時間の無料相談会のうち1時間は「ごめんなさい」とか「申し訳ありません」を駆

          vol.4 軟骨ピアスの女

          vol.3 ハーフ風の女

          僕は末期のセックス、ギャンブル、アルコール依存性だと思う。 そもそも「依存性」とは… ネットで検索すると無数に出てくる「依存性」の定義。 個人的には、セックス、ギャンブル、アルコールを ・やめたいけどやめられない ・やるために嘘をつく ・やってもやっても満たされることはない という感じで、マッチングアプリをやめたいけどやめられない。 そして浮気相手とセックスするために、これまで息を吐くように嘘をついてきた。 僕の尊敬するノーターさんは、こう言う。 「心の拠り所が無

          vol.3 ハーフ風の女

          vol.2 ショートボブの女②

          ふと目が覚めた。 ベッドの上だ、ここが自宅では無いことに気づくのには、だいぶ時間がかかった。 そうだ昨晩は、ティンダーで知り合ったAさんと部屋飲みしたんだった。 日比谷でドイツビール、泡盛を散々飲んで、さらにAさんの部屋でハイボールを飲んだ、その結果、昨晩の記憶が全く残っていなかった。 しばらく考え込んでると、今寝てるのがAさんの部屋、Aさんのベッドの上だと分かる。 ふと隣に目をやると裸体の女性が眠っている。当たり前だがAさんがすやすやと寝ている。 昨晩はセックスをしたの

          vol.2 ショートボブの女②

          vol.1 ショートボブの女

          ティンダーで初めて会ったAさん ティンダーを始めてみたのは、ちょうどコロナ初期あたりだったので4年前、 たまにマッチはするけど、その後はメッセージのキャッチボールが続かず放置、再開を繰り返しながら今に至る。 そんな時に始めて会うことができたのがAさん。 日比谷で飲みを打診してみるとすんなりOKしてくれた。 夕方18時過ぎ、ドイツ居酒屋で待ち合わせ。 Aさんは17時に仕事が終わり、一度帰宅しなきゃとのことだった。 店の前で待っていると、ショートボブのAさんらしき女性が現れ

          vol.1 ショートボブの女