自分を紐解いてみる(お笑い編4)
ここまで続くとは想定していなかったです笑
前回までと併せてどうぞ。
きつね日和の漫才を初めて見たのは生漫DAYの若手ネタコーナーで、そのときに面白かったから興味は持ったけど、知ってすぐに追いかけることを始めたわけではなく。
出演からしばらく経って三拍子のラジオ単独ライブ「聴く漫才」のためにRadiotalkのアプリをダウンロードしたあと、せっかくだからときつね日和のライブ配信も聴き始めた流れです。そのちょっと前に、Twitterで久保さんとおいなりさんのイラストをアップしたりもあったかな。
その頃は「聴く漫才」の宣伝がてら、三拍子の話がしたくて自分でもラジオ収録をあげ始めた時期でもありました。
もともと自分のことを他人に話すのが苦手どころかロクにやってこなかったけど、三拍子のおかげでメンタルがかなり前向きになっていたので、ちょっと新しいことをやってみよう!と謎のチャレンジ精神がふつふつとしていて。
でもそれと同時に「やっぱりやらなきゃよかった」という後悔もひどくて。喋りすぎたかも、おかしかったかもと穴があったら入りたい気持ち。完全に反動。
そんなとき、ラジオを聴いて松本さんがメッセージをくれました。こんな一般人のラジオにわざわざ時間を割いてもらえたんだと思ったら、もっとちゃんとやってみようかな、こんな自分にも新しいことができたんだから頑張ってみようかな、と励まされました。
松本さんは一度就職してから、芸人として生きる道を諦めきれずにお笑いに飛び込んだ人。まずその時点で相当の覚悟だよなぁと思って、この人の話をもっと聞いてみたいと思いました。
尊敬する囲碁将棋さんへの熱い気持ちとか、落ち込んでいればその気持ちとか焦りとか、その時の心境や考えていることをかなり率直にRadiotalkで話してます。反面、過去に働いていた経験からの自信や知識も見え隠れするので、この人はどこまでが戦略で、どこからが本音なんだろうとたまに思ったりもするけど笑
そういうところも含めて、この人かなり面白いな、応援してみたいなぁという気持ちになっています。
そしてもうひとつ、私にとって「初めて推しから認知されている」ことにこみあげる恐怖感とのせめぎあいの時期でもありました。笑
もちろん、「たちわき」は本名ではありません。
でもあれだけコミュニケーションが増えれば、もう立派に自分の人格のひとつとしてアカウントが成長するものなんですね。三拍子のお二人から何となく個として認知してもらえた喜びと、「違う、なんかこういうことじゃなかった、自分って何だ」とどうしようもなく逃げたくなる恐怖とでものすごく揺れてました。アカウントを削除して、名無しに戻ろうかもう悩む悩む。
ここでいったん、おいなり達也さんの話。
年齢で言えばまだ若い。ふと年齢を思い出してはびっくりする。よく「見た目がおじさん」って松本さんは言うけど、それよりもむしろ、中身が不思議なほど達観していると思う。この人は一体何を見てきたんだろうかと興味がわくんですよ。
松本さんが揺れていても、おいなりさんは基本的に動じない。もしくはちょっと揺れても切り替える。売りにしてる身体的な痛みに強いだけじゃなくて、メンタルも強い。そこがお二人の芸歴の差、みたいなものもあるんだろうか。
なんだろうな、私もこんな風になれたらなぁと思って。高倉さんを見ててもそうなんだけど、おいなりさんも同じで、やらないよりやる自分になりたいし、捨てるよりもどんどん積み重ねるほうがいいなぁと思えたんですよね。
きつね日和の配信やTwitterで、子狐(きつね日和ファンのこと)さんとのやりとりを見て、こういう応援のしかたがあるんだなと思ったことも新鮮で。枠の外に出てみることも大事だったというか。
ちょっとずつ、消すより積み重ねる方でいってみようと気持ちを修正できたんですね。
長くなったけど結局何を言いたかったかというと、きつね日和のお二人は、気付かないうちに、一人の人間に芸人として影響を与えてたということです。
だから、本当に、きつね日和が売れたらいいなぁと思ってます。
たぶん次で最後です!笑
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