ドキュメント・コミュニケーションの全体観 上巻 原則と手順 - 読書ログ

ライティングの勉強の一環として読んだ。

いけてないドキュメントは、作り手も読み手にとっても害であり会社の業績にも影響しうる重要なテーマという主張。この上巻では、ドキュメント・コミュニケーションの原則を理解した上で、どういう手順でドキュメントを作るかを書いている。下巻は、技法や試合運びが続く。

原則として、解・動・早、問題解決アプローチ、スタンドアローンを紹介。特に、

・解:ドキュメントの内容を解っていただくこと
・動:その内容に基づいて具体的なアクションに動いてもらうこと
・ 早:そのアクションをできるだけ早くとっていただくこと

は重要なポイントだった。

ストーリー(結論とそれに至った話の道筋、あるいは結論とその理由付け)を定め、ストーリーにそってドキュメントの全体を構成する。ストーリーは、三段論法で説明する空雨傘ストーリーと理由付けで説明するbecauseストーリーがあるが、空雨傘ストーリーが強く推奨されていた。このストーリーにそって、構成を検討し、図表ページを作り、全体を調整するという手順を紹介している。

手順の説明のところは、具体例がほしいなぁと思ったが、下巻に期待。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?